MEGABASS Engineering Team Blog Vol.79 | Megabass-メガバス

MEGABASS Engineering Team Blog Vol.79

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今回のエンジニアブログでは、ソルトルアー開発チームが秘密裏に進めてきた、ニューコンセプト・オフショアジグがついに解禁です。

 

その名も「巻きジグ DROP」。

近海ジギングでご好評を頂いている「巻きジグ VOLT」に続く、巻きジグシリーズの第2弾です。

 

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偏平でコンパクトなボディに、最大の特徴であるウィローリーフブレードがボディから突き出たワイヤーを介して付属、ブレード直上にアシストフックがセッティングされます。

スロー系でも、ロング系でもない、そしてVOLTのような漁具系でもない、全く新しいカタチのオフショアジグ。

以下に、その狙いと性能を解説していきましょう。

 

 

DROPの最大の特徴であるブレード。

回転による光と波動がもたらすブレードの効果は絶大で、従来から様々なジャンルのルアーに取り入れられてきました。

しかし、オフショアのジギングシーンに関しては、このブレードを装着したジグがほとんど存在しません。

その主な要因は次の3点と思われます。

①ブレードの回転に釣られてボディ本体が回転してしまう。

②ブレード性能とフッキング性能が両立しにくい。

③巻き抵抗や流されにくさ、トラブルレスといった性能確保が難しい。

 

ロング系やスロー系といった従来ジグをブレードチューンすることは非常に簡単で、ジグのリアアイにスイベルとブレードをつければすぐ出来ます。

チューニングや創意工夫が好きな方なら試されたことがあるかもしれませんが、実際にこれをやってみると、まず①の壁に当たります。

キャスティングで使うような重力方向へ腹下にバランス取りしてあるルアーでは問題ないのですが、バーチカルジギングではブレードの回転慣性がそのまま本体に伝わって、通常のジグ形状ではボディ自体がかなりの勢いで回転してしまうのです。

 

これを承知で使ったとしても、次に②の壁です。

やはり集魚力のあるブレードチューンにより、ブレードへのアタックが増えるのですが、効率的にフッキングするようにブレード周りにフックセッティングすることが難しく、無理にフックを近づければブレードが回らず、かといってフックをブレードから離してフロントアイ等にセッティングするとフッキングが悪いというジレンマに陥ります。

 

①や②の壁を我慢して使ったとしても、ボディ回転による巻き抵抗の増加や糸ヨレ、フックやラインへのブレード絡みといった③のようなトラブルも増え、結局ブレードが無いほうが釣れるよね、というのが今までのオフショアジギングシーンでのブレードの扱いであったかと思います。

 

しかし、これらの壁をクリアすれば、全く新しいジギングの世界が開けるはず。

開発チームでは、ジグにブレードを用いるための、専用のボディ、セッティング方式を突き詰めていきました。

 

 

まずはブレードを付けても回転しないボディ。

テストの結果、最も回転しにくい幅広で偏平なボディ形状を突き詰め、合わせて潮にも流されにくいコンパクトな形状に落とし込みました。

専用設計ボディによる従来ジグとの差は一目瞭然です。

 

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次に、ブレードやフックといったパーツのセッティング方式。

水流抵抗の発生するボディからワイヤーで少し離した位置にブレードを接続することにより、ブレードの回転性能を高めると共に、そのクリアランスを利用してブレードの直上にフックポイントが位置するよう、フックアイ及びアシストフックをセッティング。

これにより、ブレード性能とフッキング性能を両立し、ブレードへのバイトを確実にフッキングさせることを可能にしました。

 

ブレードの接続方法は、スイベルとクレビスの2つでテストを進めましたが、回転性能と巻き心地の軽さ・フォールスピードの速さよりスイベルタイプを採用。

スプリットリングで接続しているため、ブレードは自由に交換可能です。

 

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実際の使用方法としては、巻きジグシリーズに共通の、落とした後「巻くだけ」。

難しいロッドアクションは不要で、対象魚に合わせてリトリーブスピードを変えるだけで様々な魚がキャッチできます。

ドテラ流しの状況でも、リトリーブスピードとフォールの調整で長時間のヒットレンジでのアピールが可能です。

 

青物狙いの場合はミディアム~ファーストリトリーブ。

ジグを回収するくらいの速さも効果的で、実釣のジグ回収中に何度も青物をキャッチしています。回収中のヒット率の高さも特筆すべき点かも知れません。

 

根魚狙いの場合はスローリトリーブ。

スロージギングのように、ボトム付近(ボトムから5~10m程度)を巻いては落とすの繰り返しで、効率的にキャッチできます。

 

また、大きなジグには反応しづらい魚種もブレードには反応しやすく、思いがけないような釣果も得られます。

特に小型のベイトフィッシュが捕食されている場合、効果を最大限に発揮します。

 

ニューコンセプト・ジグ「巻きジグ DROP」は150gと180gの2タイプで5月末に発売の予定です。

皆様、楽しみに!!

 

MAKI JIG DROP  Products Page

http://www.megabass.co.jp/site/products/makijig-drop/

 

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※写真はプロトです。