未来人が来て、「今月のロドリ20周年記念号は永久保存しておくように」と言うかも。お互い再会を約束。私にとっても近年稀に見る熱い時間だった。
一方ではシーズン佳境ということで、今江さんは再び彼の主戦場であるトーナメントの現場へと戻り、私はといえば、次期戦闘機の開発現場に戻って出図を睨みながら悪戦苦闘の日常に復帰。ロケ後に飛んだ新潟では、新型ソルトアイテムの検証中、多くの地元アングラーと業界関係者の知己も得られたことに感謝。シャドウもビッグタイトルを獲得し、黒田監修のNADAからは、新たなソルトベーシックとして事前から高い注目度を浴びていた「スパニエル」がついにデビュー、さっそく当地でも釣果実績が舞い込んでいた。スパニエルは誰もが手軽に、「よく飛ぶ」・「よく釣れる」を体感していただけるファーストチョイスミノーとして、普遍的な釣獲性能をお手頃価格でよく実現できたものだと感心。NADAスタッフ達も奮闘し、かなり気合を入れて取り組んでいたことを現場で見ていただけに、個人的にも応援。
なお、強風の逆風環境下でさらなる飛距離アップと泳ぎ出しのレスポンシビリティを要求するエキスパートには、LBO(リニアベアリングオシレーターPAT.)を搭載した「マリンギャング」が熱く支持されている。弾丸のごとき飛行性能と高い釣果を体感されたアングラー達から口コミで各地のローカルサーフへと次第に広がっており、こうして全国のサーフ巡りをしていると様々なアングラー達から声を掛けていただくので、今後とも各地フィールドを行脚しながら現場の声をフィードバックしていきたいと思っております。
なお、トラウトフィッシングが盛んな新潟・北陸エリアということもあり、梓川水系を擁する長野から新潟山間部にかけては、来期20年ぶりに復活する「GREATHUNTING」ブランドへの高い期待値もしかと受け止めることができた。GHブランドからいよいよデビューする新機軸トラウトロッドのデザインとニューコンセプトアクション(スプリングバックレスのTIPフレックスアクション)、GHルアー(ネオジム磁界によるマイクロ重点移動システム)のプロトも自身が理想とするレベルに近づいた。さらに来月は、関東ネイティブトラウトのマーケットリサーチのため山梨方面の渓流へ出撃予定。
一方では新潟への移動中、現地では法的整備もあろうが、多くのバスアングラー達から声を掛けていただき、エンスーの熱波を感じた。こうして日本海側でも日本のルアーフィッシングの「加速化する多様性」を実感した次第。東海環状線で帰路途中、立ち寄った中部エリアではELBOが炸裂。個人的にはShadrap以来のGOOD・Shadかも。今期グッドデザインアワードの有力候補であり今後の展開に大きな可能性を感じている。
ロドリ山本編集長から「鬼斬りガチロケ」の出演オファーがあり、6月中旬、ミッションを受けることに。いよいよ虫パターンの本格的シーズンイン!ということで、スペックアップされたウルトラ微波動クロールで泳ぐNEW「ビートルX」プロトも各地行脚で爆裂中。稀代のタイニーシグレは、テストの感想を言わせてもらうと、はっきりいって反則。だから私は鱒(ブラウン)狙いで使っている。喰わせがイージー過ぎて、バスには使いたくない。
加えてロケでは、アイティオーエンジニアリングで鋭意実験中の「RAB(ラダーバランサーシステム搭載第二弾)」新兵器、I-LOUD(アイ・ラウド)も実戦導入予定!わくわく探検隊復活か?