幻(イトウ)を獲る【続編】 | Megabass-メガバス

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幻(イトウ)を獲る【続編】

皆さん、こんにちは。

MegabassGreathuntingフィールドスタッフの永嶋です。

 

前回ブログ、幻の魚「イトウ」狙いの釣行についての続編となります。

 

重度のバラシ病に掛かり、タックルを見直した結果。

翌日の朝マズメは、まだ薄暗いうちからバイトが連発!

フッキングも決まるし、バレない。

昨日の自分が嘘のようです。笑

 

朝マズメはX-80SWCUTVIB等、様々なルアーで釣果を上げました。

 

 

 

完全に日が昇り、魚の反応が無くなってきた頃。

ポイントを移動し、X-140を追い風に乗せて遠投する事、3投目。

少し早めにタダ巻きをしていると・・・突如「ドン!!!」という衝撃が!

タックルが持っていかれそうになる位の激しいバイトでした。

さらに首振りの大きさから、モンスターサイズだと確信!

かなり遠くで掛けたので、追い合わせをしてファイト開始!

ドラグが止まらないし、尾鰭がラインに干渉するような感触もロッドに伝わってきて、
ヒヤヒヤしながらの戦いとなりました。

10分程のやり取りでようやく岸際まで寄せましたが、ここからが一番大変なところです。

イトウのランディングは波が無くても大変なのですが、この日は波が高すぎ・・・。

何度も引き波に持っていかれながらも、なんとか波に乗せてランディング!!!

 

 

昨年に引き続き、メーターオーバーをキャッチする事が出来ました。

 

その後も移動を繰り返しながら手を変え品を変え、さらに複数本のイトウをキャッチする事に成功!

 

今回釣れたパターンの中でも特に興味深かったのが、I×I SHADX-140が明確にハマるタイミングがあった事。

そのタイミングは上手く説明が出来ないのですが、潮位や水の色、天候や明暗等の様々な要素が重なって訪れている事は確かで、その時にマッチするルアーを投げられるかが釣果を左右するキーポイントになる気がしました。

それぞれ全く性能が異なるルアーですので使用するタイミングこそ違いますが、どちらも反応が良い時間帯があったのは紛れもない事実です。

 

 

よりベイトに近づけるか、動きやカラーで魅せるか。

日時やコンディションによっても変化するので、昨日当たったルアーが今日は全くダメという事もあります。

ベイトを意識したナチュラルカラーが良い時もあれば、ピンク系の派手なカラーの方が良い時もあるので、一概に「これが良い!」とは言い切れない部分もありますが、シビアな時間帯ほどベイトを選んで捕食している魚ですので、あまり一辺倒にならずに色々試してみると良いと思います。

 

そんな感じでパターンを探しながらの釣行でしたが、好釣果に恵まれたので最終日は早めに帰路につきました。

 

最後に。いちいち言いたくはない事ではありますが・・・。

最近釣り場で目立つのが、マナーの悪さというか無知。

釣れたら当然嬉しいし、デカいし、幻だし、写真に収めたい気持ちはわかります。

陸上げ時間を必要最小限にするのは、数をこなさないと慣れてこない部分でもありますので、最初は出来る範囲で魚を水に浸けてあげる等、少しの意識をしていくだけでも良いのかなと思います。

何より自分の不注意で魚を殺してしまった場合、せっかく釣れたのに後味の悪い感じになってしまいます。出来れば楽しませてくれた魚が元気に帰っていく姿を見たいですよね。

イトウはキャッチ&リリースの釣りですから、ちゃんとしたリリースが出来て初めて完結だと思います。

 

これまで、保全団体や地元の方々、そしてイトウに魅せられた釣り人達のマナーや活動によってこの環境が保たれてきている事を忘れずにいたいですね。

 

今後、本当の「幻」にならないように。