MEGABASS Engineering Team Blog Vol.2 (T-001)
2014NEW PRODUCTS
Code name: マグドラフト
早速ですが2014年の新製品の話。ここでは、開発秘話や製品のコダワリ、そんな手塩にかけた製品達がデリバリーに至るまで、を伝えていきればと思っています。
今回は、スイムベイトの話。ご存知の通り、シャッドテールワームにフックが装着されたルアーの事です。
「スイムベイトの最大のデメリットは何か。」
そのデメリットを消すことから開発がスタートしました。
スイムベイトでの一番のデメリットは、釣る前でも釣っている時でもなく、やはり、釣れた後にあると考えました。
スイムベイトは、ボディがワーム素材など柔らかい素材で出来ているため、フックがボディに絡みやすい。ゆえに、フックをボディに刺して使います。
そこで、魚を掛けた時に、ボディが壊れやすくなってしまいます。
せっかくお気に入りだった、スイムベイトが一匹釣るごとに無残な姿になっていくのは、嬉しくもあり悲しい気持ちになります。
それゆえに、魚をかけたと同時に、いかに潰れないようにスマートにランディングするか、など考えてしまいがちです。
そこで、メガバスが提案するのは、フックをボディに刺さずとも、固定する方法( MAGHOLD[PAT.P] )です。
もう、有る程度カタチが見えてきますね。
次に、求めたのが、リトリーブスピード。
数あるスイムベイトは、巻くスピードがほぼ決まっているかと思います。つまり、早く巻き過ぎたり、ゆっくり巻いたりだと、泳がなかったり、泳ぎが破綻したりします。
このスイムベイトは、このスピードで巻いて下さい、と言っているかのようにです。
しかし、状況によって、リトリーブスピードは様々で、更に、通したいレンジによってもリトリーブスピードが変化するのが魚釣り。
そこで、早くも遅くも巻け、しっかり泳ぐこと。もテーマとして掲げました。
そのためには、テール形状はもちろん、細部に至るボディの寸法からロールを抑えるヒレの有無など、幾つものサンプルを作成し、よつやく納得のいくカタチになってきました。
テスト中の釣り比べでも、明らかな反応の違い。
これは、自身を持って提供出来るところまで来たなという感じです。
あまり、詳しくはまだお伝え出来ないのが残念ですが、ご期待頂ければと思います。
つづく。