来たれ、牙族。歯の鋭い魚に特化したチューンアップモデル「MAKIPPA SAWARA TUNE」とは | Megabass-メガバス

来たれ、牙族。歯の鋭い魚に特化したチューンアップモデル「MAKIPPA SAWARA TUNE」とは

 

近年、ソルトウォーターフィッシングとして、人気ターゲットの1つになりつつある、「鰆(サワラ)」ゲーム。歯がとても鋭利で知られるサワラに特化したチューンアップモデル「MAKIPPA SAWARA TUNE」が4月末頃デビューする。

そこで、オフショアのスペシャリストであり、今回のマキッパ・サワラチューンの開発にも携わった、プロスタッフ・中川氏に各所のこだわりを語ってもらった。

 

 

■ 高速巻き対応。コロラドブレードセッティング

 

中川:数あるブレ―ドジグの中でもマキッパは早巻きでもアクションが破綻しません。この直進軌道のアクションとブレードのフラッシング効果はサワラに圧倒的に有効なことから、各パーツを専用チューンナップし発売に至りました。ブレードはウイロータイプからマキッパのサイズに適した#1.5のコロラドタイプに変更することで、よりシルエットを小さく見せることができ、シラス系の小型のベイトを捕食している時などにバイトチャンスを増やすことができます。
また、水流抵抗を小さくすることでサワラに有効な高速巻きに対応し、深場への落とし込みも非常にスピーディーとなりました。

 

 

■ サワラの猛攻に対応、オリジナル太軸シングルフック

 

中川:サワラチューンを作るにあたって最もこだわったのが高剛性・オリジナル太軸のシングルフックです。線径φ1.3mm(平打1.2mm-1.4mm)とすることでパワーファイトが可能となり、遊漁船などでも同船の方に気をつかわずに強引にゴリ巻きができます。
トリプルフックではなくシングルフックにしたのは、このフック強度を出すためと、魚が掛かってしまえば後者の方がバレにくいというメリットによるものです。

 

 

■ 必要に応じてフックポジション変更。おまかせアイ搭載

 

中川:サワラは基本的に噛みつき系のバイトなので、サワラ狙いのみの場合はおまかせアイへのシングルフック装着をオススメします。
ブリやハマチなどの吸い込み系の魚には、標準のフロントアイアシストのボジションが良いので、状況に応じて使い分けることができるのも、マキッパの完成度の高さと言えるでしょう。

 

■ 全カラー、紫外線で発光するケイムラフィニッシュ

 

中川:テストをしていく中で、朝夕マズメの時合いでケイムラカラーの効果を感じる場面が何度となくあり、今回全カラーに採用しました。これにより、既存のマキッパのカラーとシーンに応じて使い分けることで釣果UPにも繋がります。

 

■ オススメタックルセッティングとサワラの狙い方(船の場合)

ロッド:6.5ft前後・30~80gのジグに対応可能なライトアクションロッド
リール:3000番~4000番のエクストラハイギア・スピニングリール
ライン:PE1.2~1.5号+リーダーフロロ30lb.前後

 

中川俊介

 

中川:私自身、マキッパでのサワラゲームはボートから足元に落とすジギングスタイルで狙います。そのためロッドは短く、多少アンダーキャストできるようなライトアクションロッドを使用します。(現在メガバスでテスト中)基本的に巻きのみで誘う釣りなのでリールは高速巻きができるエクストラハイギアのスピニングリールを使用します。
ラインはリーダーを太くすることで、PEラインは1.2~1.5号と細くともサワラクラスは十分獲れます。
釣り方は水深10m~40mぐらいのところでベイトの群れが映るようなポイントにマキッパをフリーでボトムまで落として、着底同時に早巻きで巻き上げ誘うシンプルな釣りです。
高速リトリーブをしてきてもボディが回転しないため、糸ヨレなどもなく快適に釣りができるのは、マキッパだからこそなせる業と言えます。

マキッパは魚種を問わないため、今回のサワラはもちろんのこと、同じく牙族であるタチウオ、その他にも青物、タイ、シーバス、根魚、フラットフィッシュ、カツオ、キハダマグロなど、ご自身でその日その場の状況や魚種に応じたセッティングすることで、ますます楽しめる幅が広がることでしょう。

 

 

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