MEGABASS Engineering Team Blog Vol.103 | Megabass-メガバス

MEGABASS Engineering Team Blog Vol.103

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プロトの段階ではSWスイムベイトと呼ばれていたルアーの正式名称が決まり、今秋遂にリリースされます。

名前は「MAGBEAT(マグビート)」です。

 

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「ソルトウォーターでスイムベイト!?」

と思われるアングラーの方も多いかもしれません。

ブラックバスでは一般的なスイムベイトですが、ソルトウォーターでは全くと言っていいほどラインナップがありません。

その大きな理由の1つは、スイムベイトはリトリーブスピードの幅が狭いという短所がありました。

ソルトウォーターでは、フレッシュウォーターに比べファーストリトリーブを使うシチュエーションが非常に多くなります。

スイムベイトはルアーの構造上、ゆっくりと巻いて大きく水を動かす使い方には適していますが、早く巻いて水を細かくて早く動かしたい場合はどうしてもハードルアーに分があります。

しかし、スイムベイトは完全サイレントやソフトボディ特有のソフトアクションなど、スイムベイトでなければ不可能な特徴も併せ持っています。これは当然、ソルトウォーターでも有効で、特にプレッシャーがかかっているフィールドや、ディでの低活性な魚に対して効果的なのは多くのアングラーがイメージすることができます。

 

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そこでメガバスはソルトウォーターでも使用可能なスイムベイトの開発に昨年から挑戦。

フィッシングショーで少しだけ形状や、スイミングアクションを公開しましたが、最終サンプルは更に高速域での安定性が高まっています。

 

サイズは10cm、ウェイトは17g。

 

シルエットがスリムなため、X-80SWなどとのローテーションとしてテスト段階では好釣果を上げてきました。

ここまでに解説したアクション性の高さはもちろんですが、障害物周りを攻めることの多いボートシーバスでもミスキャストによるリップやボディの破損がないことも非常にありがたい点です。

またミノープラグのように横方向のリトリーブはもちろん、水深があるエリアでのリフト&フォールやボトムバンピングなどもこなせるため、様々なターゲットに対して使えるのも大きなメリットになりました。

使い方を選ばない、マグビート。

現在、量産に向け最終調整中です。

 

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MAGBEAT(マグビート)  Products Page

http://www.megabass.co.jp/site/products/magbeat