石田です!
まだ公開はできませんが、今回は皆さんのタックルボックスに1つは入っているであろうジャンルのルアー。
開発中の小型バイブレーションを少しだけ紹介させて頂きます!
まず初めに、良いバイブレーションの特徴とはなにか?
アイにラインを結んでもらった状態で、垂らした時にヘッド側とテール側が水平につり合う事です。
何故つり合う事が良いかと言うと、重心のバランスが取れていると飛行姿勢が安定する=飛距離が出る→毎キャストが安定するという事になります。
フルキャストした時に、ルアーが回転して飛行姿勢が安定しない事って経験ありませんか?
それは同時に、飛距離を落としてしまっています。
どのジャンルのルアーにとっても大事な事で、陸っぱりメインの僕からすると絶対的に重要な要素の「飛距離」が確保されます。
ただ単に、ウエイトを積んでいる訳ではない小型のバイブレーションで飛距離が出る事はメリットばかりしかありません。
今回もこだわっている所は多く、あえて立ち泳ぎ気味のスイミング姿勢にする事でトラブルレスなバイブレーションを作っております。
完全立ち泳ぎのプロトから水平姿勢のプロトも作成して頂いたのですが、片寄ったコンセプトだとメリットよりもデメリットの方が目立ちました。
特に水平姿勢は2つフックが常に真下にある状態なので、ストラクチャー回避性能に劣り、ウィードエリアにおけるバイブレーション本来の手返しの良さが発揮されませんでした。
これらは、アイの位置と角度の微調整を積み重ねた多くのプロトで、開発員の方に改善して頂きました。
皆さんのバイブレーションを使うシーズンはいつでしょうか?
もちろん春夏秋冬、問わず使えるルアーなので年中使われる方もいると思うのですが、多くの方は秋から春と低水温気に使用されるのではないでしょうか?
このバイブレーションは特に低水温気に使える(釣れる)アクションになっています。
何故、低水温期に強いと言えるか。
これから進んで行く厳寒期の12月〜2月、水温が低ければ低いほど魚の泳ぐスピードも遅くなり、手返しの良いシャッドのタイトピッチアクションやネチネチと誘える鉄板系のリフト&フォールによるワイドウォブリングが定番だと思います。
注目して頂きたいのはシャッド並のハイピッチアクション且つ、メタルバイブ級のワイドアクションを兼ね備えました。
簡単に説明すると
ハイピッチ=逃げるベイトフィッシュ
ワイドアクション=足の遅いベイトフィッシュ
ハイピッチワイドアクション=逃げきれない食べ易いベイトフィッシュ
すなわち開発中のバイブレーションは低水温期であまり動きたくないバスが、逃げるベイトフィッシュをなるべく体力使わせないでバイトさせる事になります。
という事で今回はここまで。
開発中の小型バイブレーションは巻くだけがコンセプトではありません!
が、こだわりは伝わったかな?と思います!
早く皆さんにお見せしたい気持ちは山々なのですが、もっと練りに練った完璧なバイブレーションをお届けしますので、お待ち下さい‼