※前回のエンジニアリングブログvol58をまだご覧でない方は、そちらを先にご覧ください。
http://www.megabass.co.jp/site/engineer/megabass-engineering-team-blog-vol-58/
皆さま、お待ちかね(笑)4連結ジョイントプラグの二回目のエンジニアズブログです!
前回、『4連結ジョイントプラグ≠うなぎ』ということは説明させていただきましたが、今回はどのような試行錯誤とテストを経て最終形状に行き着いたのか?というところをご説明させて頂きます。
まずは連結数と、アクションに最も影響するヘッド形状(一番頭の構造)から開発はスタートしました。
前回、説明した通り『ウネウネ動く』と一言に言っても色々な『ウネウネ感』があります。
ウォブリングが強く動くのか?ロール気味に動くのか?そして、動けば動くほど良いのか?
なんせ前例のないタイプのルアーのため、試作が出来上がるたびにアクションチェックだけでなく、全てを一つ一つ魚に聞いていく作業が必要でした。
最初はリップ有モデルが安定してスイミングし易い点と、何よりも良く動く点(人間が見ても艶めかしい)から、方向性としては何らかの形でリップを付けることになるだろうと考えていたのですが・・・
リップ有モデルを作っては試すほど、どんどん『クランクベイトやジャークベイトで釣れる魚では?』と思うようになりました。
アクションが大きく一見すると良く泳いでいるように見えますが、喰わせるのに魚と一定距離が必要で、リアクションするようなバイトが多かったため、より開発チームも違和感持つように・・・
前回のエンジニアズブログで書いた通り、イメージとしてはストレートワームを後方かチェイスして違和感なくついばむ感じ。激しくバイトするのではなく、また遠距離、近距離関係なく喰わせることができるイメージです。
それにはリップによる強すぎるアクションは不必要であり、ヘッドで水を受けて『漂う』イメージのほうが近いのではないか?とうことで2014年の夏以降は、リップ無モデルを試すことが多くなってきました。
まだまだ解説し足りませんが、残りは次回&Fショーにおあずけということで(笑)
近々、このエンジニアズブログでご説明している試行錯誤を、動画でお見せできると思いますのでそちらもお楽しみに!