MEGABASS Engineering Team Blog (TA-007)
※BOTTOM SLASHを使った開発員の釣行記紹介です。
BOTTOM SLASHの詳しいエンジニアブログはこちら。
2月某日、土曜の晩、自分はネットで翌日の波予報とにらめっこしていました。
明日も波2mか・・・。
年末以降、ホームの遠州灘サーフではからっ風が吹き付け、ヒラメゲームには厳しい波の高い状況が続いていました。
特に週末の度に荒れていて、同僚にもボヤキを入れていたそんな折。
久し振りに駿河湾方面のサーフに行ってみようと思い立ちました。
御前崎より東側の駿河湾内サーフは、遠州灘とは海岸線の向きが違うため、遠州灘が波高くてダメな時でも駿河湾ならイケることがままあります。
明日は・・・駿河湾ならイケるパターンの奴や!
翌日日曜の夜明け前、沖からヒラメが寄りやすいであろう、急深サーフに狙いをつけて浜イン。
波は・・・見て下さい、この静けさ。
作戦勝ちですよ。
ここは50m沖で水深が10m程ある深いサーフなので、深いボトムまできっちり探れるルアーが有利。
とくれば、こいつの出番でしょう。
昨年発売したBOTTOM SLASH。
個人的には、昨年の自分の開発担当の中でMVPを上げてもよいと思っている優れたルアーです。
これに、SPINDLE WORM 5inchを組み合わせるのが自分のフェイバリット。
開始して4~5投目だったでしょうか。
沖寄りの深場で明確なバイト!
・・・っと乗らず。
・・・っともう一度バイト!
きっちり追い食いしてくれました。
サイズは43cm。
ヒット時刻は6時20分頃。
幸先良いスタートです。
しばらく同じポイントで投げるもバイトはなくなりました。
キープした魚に気づいて話しかけてきた方と交代するようにポイント移動。
この日は結構人が入っていたので、空いているところをランガンしていきます。
それなりに歩き回ったもののバイトが得られず、最初のヒットポイント付近に戻ってみると、先程ポイント交代した方の隣に1人分の空きスペースが。
前を見ると鳥が数羽、潜って魚を取っている模様。
もうだいぶ投げられた後だろうけど、鳥もいることだし、また狙ってみますか・・・。
入り直して2~3投目、丁寧にボトムをとりつつ、半分くらいリーリングしてブレイクに差し掛かるところで、一際大きなバイト!
首振りはしない、こいつもヒラメだ!
久し振りにドラグが出るナイスファイト。
波打ち際で尻尾をはたいて抵抗します。バレるなよ・・・。
寄せ波で無事ランディング、明らかに60超えてます。
メジャーで測ると・・・65cm!
値千金の大きな寒ビラメ。
なかなか釣れないけど、やっぱりこの時期はサイズが良い♪
隣の方に手持ち写真も撮って頂きました。
2匹目のヒット時刻は8時頃。
朝だけで2匹はこの時期としては上出来過ぎです。
この日は1日フリーだったので、車に戻ってひと眠りした後、ドライブがてら近辺のサーフの地形確認などして手持ちポイントを拡大。
夕マズメ前、何故か朝のポイント付近が気になったので、サーフ中程にある流入河川を挟んだ反対側に入ってみることに。
日中でもそれなりに人が多い人気ポイントですが、合間、合間、とランガンしていきます。
時刻は4時頃、テトラに囲まれた人一人分のスペースのポイントが空いていたので、吸い寄せられるように入った、その1投目。
いつものようにBOTTOM SLASHを着底させ、巻き始めた直後・・・。
「ガガン!!」
とんでもない衝撃が伝わってきました。
そして唸るドラグ。
えっ?何?もしかしてヒラメなの?
だとしたらとんでもないサイズだよ、これ。
午前中に釣った65cmとは比べ物になりません。
ブワブワとボトムに向かって泳ぐので、貼り付かれたら終わりだと思い、とにかく上に上にとプレッシャーを掛けていきます。
フルキャスト地点でのヒットだったので巻量も長かったですが、2分程してようやく波打ち際まで上がってきました。
見えた魚は・・・やはりヒラメ!
間違いなく座布団クラスです。
寄せ波でズリあげようにも、なかなか上がらない・・・。
テトラの上から、ファイトの一部始終を見ていた方が、ボガを口に入れてくれました。
うおお!
これはヤバいぞ。
メジャーを当てると、80cmを超えてる・・・!
今日は一体なんて日だ!?
口閉じでは83cm、口開きで85cmというスーパー座布団。
大勢のギャラリーが集まる中、これでもかというくらい写真を撮って頂きまして、また、BOTTOM SLASHの売り込みをさせて頂きました。
苦労して世に送り出したルアーで、少ないチャンスをものにできた、感無量の一匹でした。
この日は結局、3匹ものヒラメ、しかも60cmオーバーを2匹キャッチするというラッキーデー。
多くのアングラーの方や散歩している方と話をしましたが、この日同ポイントで他にヒラメを釣った人はいなかったようです。
単純に運が良かったということもありますが、ここまでの釣果をもたらしてくれたのはBOTTOM SLASHの能力によるところが大きいでしょう。
特に、話を聞くと後の2匹は先行者がある程度ルアーを通した後で釣った魚でした。
これが、自分の信頼しているBOTTOM SLASHなのです。
BOTTOM SLASH(ボトムスラッシュ) Products Page
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