MEGABASS Engineering Team Blog (TA-009)
2015NEW PRODUCTS
Code name: SPIN-X(スピンX)
全国的に雨の日が続いていますが、気温はすっかり夏ですね。
梅雨明け宣言が出ればいよいよ夏本番!といったこの時期、ソルトルアーシーンもますます賑やかになってきます。
これから特に熱くなるのが、青物やサバ、ソウダガツオといった回遊魚達。
普段は沖を回遊しているこれらの魚も、岸から狙える距離まで寄ってきて、ショアジギングの格好のターゲットになりますね。
毎年楽しみにしているファンの方も多いのではないでしょうか。
ただ、この釣りで厄介なのはターゲットがシラスなどのマイクロベイトを偏食している時。
目の前で盛んにボイルしているにもかかわらず、ジグなりミノーなりを通しても反応せず、悔しい思いをしたことがあるアングラーも多いかと思います。
そんなマイクロベイトパターンで活躍するのが、今回ご紹介する「SPIN-X」です。
このルアーは単体で使用するのではなく、メタルジグのリアアイ、もしくはリアフックにリーダーを介して接続し、トレーラーベイトとして用います。
最大のアドバンテージはボディのサイズですね。
一般的なサイズのメタルジグに反応しないターゲットでも、40mm程度のSPIN-Xには思わず口を使ってしまいます。
また、ソリッド成型のプラスチックボディにより、シラス等の透明感のある魚体が再現され、メタル素材ではできない乱反射と高速明滅アクションを生み出します。
尚、製品にはスナップ、リーダー、スイベルからなるリーダーセットと、リーダーストッカーも含まれていますので、タックルケースに一式を忍ばせておけば、欲しい時に瞬時にセッティング可能です。
使い方としては、水面にナブラが沸いているような状況では、着水後すぐに表層をただ巻きで引けばOKです。
捕食が散見されたり、鳥の動き等から判断して少し下のレンジで回遊・捕食しているようでしたら、魚がいると思われるレンジまで沈めてのリトリーブも試して下さい。
基本的にしゃくり等のロッドアクションは不要です。
こちらの解説動画も是非ご参照下さい。
このSPIN-X、開発の発端は「弓角」と呼ばれる漁具、和製擬餌の存在でした。
特にサーフでショアジギングされる方であればご存知の方も多いと思います。
主にジェット天秤やバニー、マウスといった錘の後ろに繋げて投げるこの仕掛けは、ルアーアングラーとしては悔しいけど良く釣れるんですよね。
特に、シラス付きナブラ、もといマイクロベイトパターンでは本当に強い・・・。
元々はその名の通り、牛や鹿の角を使って作られていた漁具なのですが。
昔の人は良く考えてます。
ただ、弓角はフック一体型なのでフック交換ができなかったり、ラインホールに合わない太糸・細糸が使えなかったりと使いづらい点もあります。
これを現代ルアーフィッシングにアレンジして、より使い勝手を高めようというものがSPIN-Xのコンセプトでした。
弓角仕掛けとは異なり、錘には従来のメタルジグを使用して、トレーラーベイトという位置づけで組み込むことによって、状況に応じてメタルジグ単体で使ったり、SPIN-Xを接続して反応を伺ったりと、現場で瞬時に切り替えが可能なスタイルにしました。
ナブラはなんといってもスピード勝負なので、この即時性は大きなアドバンテージですね。
天候や時間帯、魚種によって明確なヒットカラーもある釣りですが、カラーチェンジもスプリットリングの付け替えでできるので簡単です。
また、小型の魚ほどフッキングが難しくなりますが、乗り難い場合はフックをトリプルフックに交換するのも有効ですよ。
こういった細かい対応性能は、ルアーであるSPIN-Xならではですね。
少し裏話的なところも明かしましたが、とにかく釣れますSPIN-X。
釣りに行ったらお土産を持って帰りたい、キャッチ&イート派のアングラーには特におススメですよ!
SPIN-X(スピンX) Products Page
http://www.megabass.co.jp/site/products/spin-x/