台風の大雨から数日を経た富士川。
増水と濁りの中、ようやく河川内で釣りが出来る状態になった。
狙いはもちろん、モンスターサイズ ! !
期待を込め、日暮れ前、黄金色に染まる川面に立つ。
開発中のテストロッドを持ち込んだこともあって、気合が入る 。
川はいまだ増水中。
白濁りの流れが、とうとうと流れている。
狙いのポイントは河川の合流部。
川はどちらの流れも程よく、その合流は見た目にもいい感じにヨレている。
流れに揉まれたベイトフィッシュが、流れの緩んだ水没した岬の上に寄り添い、
時折その岬上からこぼれ落ちるのを、水底から虎視眈々と狙うモンスターを私は想像している。
スタートは XLUSH(F) ! !
増水後の川は、地形変化し、何処に根がかるような木やブッシュが水没してるか分からない。
おいしい状況なだけに場荒れは避けたく、危険性の少ないトップウォーターから入る。
河川合流部の淀みに、エクスラッシュ(F) を撃っていく。
遠目の流れにルアーをキャストし、ベイトフィッシュが淀みに逃げ込むイメージで XLUSH (F) を淀みの中へ
流し込み、しばしアピール…。続いて手前の流れにベイトが嫌々こぼれるがごとく、
ドッグウォークでアピールしつつ エクスラッシュ(F) を流す …。
期待と緊張が入り混じる「ドキドキ」の時間。
しばしキャスト位置とルアートレースコースを変える … も不発。 反応はない。
少しばかり拍子抜けし、一息つく。
トップウォーターを諦め、いよいよ水中の世界へ。
XLUSH(F) から Cutter128 へとルアーチェンジ !
先日の狩野川での動画撮影でも活躍してくれた カッター128 ! 期待度は高まる。
合流部の淀みに Cutter128 をキャストし、僅かにレンジをいれてスローリトリーブ …。
何処に何が水没しているか分からないので、しばしゆっくりと、おっかなびっくりに探る。
トレースコースを変えつつ、しばらく同様に探るも反応は無い…。
いよいよタナを下げる。
勇気を持って、未知の世界へ ! (笑)
再び カッター128 を合流部の淀みへ着水させ、今度は岬のブレイクを想像し、
イメージしたブレイクを舐めるようにCutter128 を急速潜航。
レンジを入れたところで、スローリトリーブを開始した直後だった …。
『 ガコ ! ? 』
リールハンドル強制ストップ ! ! !
反射的にフッキングをかまし、テストのガチンコロッドが空を斬る !
対モンスター用のパワーロッがお辞儀して、止まる ! ?
一瞬送れて真っ黒い背中が沖の水面を 「 ヌタリ 」 と割る ! ?
ドラグはかなり締め気味だが … 「 ジリ … ジリジリ … 」 と少しづつ出される。
重量感が … 半端ではない …
恐らくでかいため、エラ洗い等の反撃はできない様子。
ただ締めこんだドラグをゆっくり 「 ジリ … ジリ … 」 と出していく。
幸いなことに今日は対モンスター用の極太ロッド !
製品ラインナップに入れるかどうかも未定のオーバースペック仕様 !
相手に臆せずじっくりと腰を構え、フックの伸びにだけ気を使いつつ、
じわりじわりと終始ロッドパワーでプレッシャーをかけ続ける !!
そんなやり取りを数分。
重々しい抵抗を全て受けきった上で、何の危なげも無く、余裕のトルクで水際へ魚をランディング !
ブリブリのランカー捕獲 ! !
残念ながらモンスターとはいきませんでしたが、秋のシーバスハイシーズン幕開けを宣言する
メタボリックな魚でした ! !(笑)
川の状況、時合いのタイミング、また幸い対モンスター用のテストロッドでの釣行と、
幸運なタイミングでの釣果となりましたが、こと今シーズンの Cutter128 の釣果には驚かさせるばかり !
個人的には、シャローミノーとしては、僅かだがちょっぴり深いレンジ設定が功を奏している
感覚を持っているのですが…、是非、全国のアングラーの皆様にお使いいただいて、
その釣能力を試していただきたく思います。
昼間はまだまだ夏の陽気ですが、朝夕はすっかり冷え込み、いよいよ秋めいてきております。
是非、この良き季節に、お近くの釣り場に立って シーバスフィッシングを楽しんでみて下さい !
また、そのお供には是非 カッター128 を ! ! 激おススメです ! ! !
*尚、富士川は、「 静岡県内水面漁業調整規則 」により10月11日から11月15日までの期間、
東海道本線鉄橋から河口までの区間において水産動物の採捕が禁止されております。
残念ながらシーバス釣りも禁止ですので、ご注意下さい。
使用タックル
ロッド : テストロッド
リール : シマノ 4000番
ライン : Dragon CALL 8braid PE 1.2号
ルアー : Cutter128( GG RAINBOW PB )