前回のランカーサイズを釣った後も、そのまま釣りは続く。
ロッドテストのこともあるし、川の状況は悪くないしで、当然の流れとも言える。
釣り場に立ったのが夕方4時頃、夕マズメに前回の魚を仕留め、既に6時間経過したが、
それっきりアタリは無い … ( 笑 )
まあその間、ひったすらキャストしたおかげで、テストは順調。
ロッドの パワー ・ 感度 ・ キャスト性能 ・ キャストフィール ・ 操作性等、主だった項目を十分に試すことができ、
ランカーとのやりとりができたのも幸運だった。
このままテストロッドを振り続けてもよいのだが、基本、心配性な私は、
これまでのロッドとの差が気になってしょうがない。
どれだけ進化したのか、 「 きっちり 」 感じたい。
これまで使っている シャドウシXXリーズの使い心地は、当然分かっているのだが、どうにも直近で比較しないと心配でしょうがない …
まあ以前にも、告白したが、そのくらい自分の事を信頼していない … ( 苦笑 )
結果、ロッドパワーもレングスも今回のテストロッドとは異なるが、それでも現状 シャドウXXシリーズの
最大パワークラスである Mクラスのロッド ( SXX-96M ) を持ち込み、
後半は、こちらのロッドを振って、改めてその印象を確かめていた。
そんな折、潮は上げになり数時間、川の流れはいい感じに緩み、良い雰囲気。
気になった川のヨレに近づき、 X-140SW を投げた一投目だった。
フル遠投 ! スムーズにラインがガイドを抜けていく。
川の流芯向こうへ着水後、 X-140SW に一気に深度を与え、あとはゆっくりとリトリーブ !
SXX-96M のシャフトが X-140SW の位置とロールアクションをきっちりと手元に伝え、
また GAUS 30X のリールハンドル越しに、流れの強弱が正確に伝えられる。
上げ潮で緩んだ流芯ど真ん中あたり …
「 コン … ココン ? 」 と小さなアタリ ! !
即座にロッドを煽り、フッキング ! !
一瞬の間を持って割れる水面 !
直後、今度は流れを遡り、 ガウス 30X のドラグを鳴らしつつ、私から離れていく !
「 でかいのか ? 」
夕刻の魚ほどの重量感は無いのだが、パワフルにラインを出し、
その引きに SXX-96M がスムースにベンドし、追従する。
やりとりすること数分。
疲れのみえた魚を、 SXX-96M のロッドパワーで一気に寄せ、流れから引き離し、
河原の水際へ座礁させ、無事捕獲。
先刻のランカーとは、長さも、重さも足りませんが、80cmのグッドサイズのスズキ !
10時間ぶりの釣果 ( 笑 )
改めて X-140SW の餌っぷりと、 シャドウXXシリーズ のたくましさを感じた一尾となりました。
この後、朝マズメを何事も無く過ごし、午前8時ストップフィッシング。
計16時間の釣り。釣果2匹という結果となった次第 …。
全然釣れてないと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ええ … 私の予定でも、もっと釣れるはずでした …
我ながら16時間で2匹って … お恥ずかしい … ( 笑 )
まあ、しかし私は、普段こんな感じで 「 釣り 」 しており、
釣り人としては、どうかと思っておりますが … ( 笑 )、
タックル開発としては、いいんじゃないかなと考えております。
今、メガバスは強力にソルトに力を入れ、開発を行っております。
( 無論、フレッシュウォーターの手を抜いているわけでは無いですが … 笑 )
私のような海の無い県に住む人間まで駆り出してソルトの開発にあたるのですから、
そりゃもう本気です ! ( 笑 )
十二分な飛距離、魚を誘う魅力的なアクション、
釣り人の要望に応える多彩なカラーバリエーションのルアー達、
そして圧倒的に軽量・強靭かつハイトルクで高感度なロッド群。
可能な限り良い製品が生まれますよう、私も微力ながら睡眠時間と体力を削ってテストを行って
おりますので、アングラーの皆様は是非お楽しみに !
今回の使用タックル
ロッド : SXX-96M
リール : GAUS 30X
ライン : Dragon CALL 8braid PE 1.2号
ルアー : X-140 SW ( HT ENSYU – KIBINAGO )