晩秋のサーフ。
いよいよ夜明けの浜は寒さ厳しく、手がかじかむ …。
寒さに急かされつつ、すばやく身支度を済ませ、お気に入りのポジションに釣り座を取る。
東の空が薄っすらと白み始め、富士山がその輪郭をはっきりと晒し始める。
鳥達は海に向かって飛び立ち始め、それに呼応して、まだ暗い海面がもじり始め、ベイトがざわつき始める …
生命が一斉に動き始める。
水没したサンドバーを正面に据えたポジション。
目の前は水深1mもないシャローが広がり。
ちょっぴり沖で波立つあたりが狙いのブレイク。
このシャローからこぼれ落ちるベイトを狙ってフィッシュイーターが潜むはず !
穏やかな凪の海。ロール系のアクションよりは少し目立とうと カッター128 をチョイスしてキャストする。
しばし東の空から早く太陽の端が覗くのと、私の CUTTER 128 に魚がバイトするのを、
半々くらいで期待しつつキャストする。
そんな中、打ち寄せる波音の間に不自然な音が混ざる。
「 パン ! ! 」
乾いた音…聞き覚えのある破裂音 …
薄明るくなり始めた波間に、その音の跡を探すが見つからない …。
しばし手を休め、辺りを俯瞰していると、
「 バン ! ! 」
私の横3mほどの位置の波間で飛沫と強烈な破裂音 ! !
どうやらフィッシュイーター達は高活性らしく、シャローフラットの上にまで登ってきて捕食している様子。
私はロングキャストを止め、ちょい投げで水面下10cmくらいのレンジイメージで
カッター128 をノタノタと泳がせると …
『 ゴン ♪ 』
心地よい感触 !
波打ち際から4m程の位置。
バタバタと暴れる魚を、問答無用で即時ランディング。( 笑 )
超高活性なヒラメでした。
その後、隣で釣りをしていた友人には、同様に足元でシーバス。
また、サーフの離れた位置でもイナダやヒラメが釣れた模様。
晩秋の浜には、さまざまなフィッシュイーターが大集合 !
そして、いよいよ太陽が姿を現し、日の光が海面に届き始めると、
残り少ない時合いに急かされたように、中型のヒラメが水面を割ってベイトを捕食。
それならばと、愛用の XLUSH(F) をベイトボールに追従させて泳がせると、
期待通りに水面割れるもミスバイト …( 笑 )
いつの間にやら寒さ吹き飛ぶ、お祭り騒ぎの熱い浜となっていたのでした ! ( 笑 )
いよいよ寒さ厳しくなり始め、シーバスシーズンも終盤に入ろうかと思います。
主戦場も、徐々に河川内から水温の高い河口やサーフに移行していくでしょう。
一方ヒラメはこれからが旬 ! 年末に向かって、ぐんぐんサイズも味も上がっていきます。
皆様も是非、寒さに負けず、ちょっぴり早起きして、朝焼けの美しいサーフにて、
魚と熱い朝の一戦を楽しんでみては如何でしょうか ?
尚、釣行の際には、私、今期お世話になりっぱなしの カッター128 をおススメ !
狩野川での実釣動画にて、対シーバス相手の戦闘力が十二分なのはもちろんですが、
そのボリュームのあるシルエットと、ノタノタとしたアクションは、ヒラメをも魅了します !
HALIBUT90 、 メタルエッジ といったヒラメ狙いの定番とともに、 CUTTER128 もお忘れなく !
今回の使用タックル
ロッド : テストロッド
リール : シマノ 4000番
ライン : DRAGON CALL 8braid PE 1.2号
ルアー : CUTTER 128 ( GLX MG RAINBOW )