連夜の釣行は体に堪える …
釣果がついてくるうちは良いが、魚に会えず、アタリさえも無い夜を過ごすと、なんとか体力を支えていた
精神が折れ、さんざん溜め込んでおいた疲労と一気に向き合わなければならなくなる …
なんとか一匹 …
なんとかワンバイト …
魚とのコンタクトがあれば、ギリギリ精神を繋ぎ止めておけるから …
この夜 …
ここ数日間、河川内に侵入していたスズキ達が、いよいよ川を抜けた様で、
友人と二人、既に5時間、一切アタリはない …
手を変え、品を変え、ポイントを変え、しばし休ませたポイントに再び入りなおし、タイミングを変え …
と試行錯誤するも、魚からの反応は一切無い状態 …
いかんともし難い状況に、思わず夜空を見上げるも、雲に覆われ、お星様も見えない状態で、癒されもせず、
無論何のヒントも浮かばない … ( 笑 )
諦めがちに、朝マズメのパワーに期待をかけるかと、心折れそうになるも …
何とかマズメは保険にとって置きたくて、期待できる一手を探る。
そして辿りついたのは、「 バイブレーション の リフト & フォール 」
ここまでの間に、基本 「 ナチュラルな食わせ 」 をいろいろと試し、無論その間に
「 リフト & フォール 」も織り交ぜており、目新しくはなかったのだが …
どうにも、こうにも、この無反応な状況では、リアクションで強引に反応させることに期待するしか
ないんじゃないかと思え 、 やけくそ気味に、朝まで カットバイブ を 「 持ち上げては、落としてやる ~ ! 」 と
決意し、実績ポイントの流れを片っ端から爆撃してやろうと、いざ最初のポイントに立っての一投目 …
流芯向こうに着水させた CUT VIB を一旦ボトムまで落とし込み、
パンゲア が伝えるボトムコンタクトの感触を瞬時に切って、大きくリフトし、
今度は流芯の流れを感じながら、丁寧にテンションフォールさせ、
再び感じたボトムコンタクトに、反射的にリフトした瞬間 …
『 ドス ! ! 』
根掛かりとは異なる、心地よく浮遊する重量感 !
続けて始まる 『 ガクン ! ガクン ! 』 と暴力的な引き !
M ( ミディアム ) の パンゲア が堂々と弧を描き、激しく絞られる !
ロッドから伝わる5時間待ちわびた感触に、先刻までの 「 疲れ 」 と 「 あきらめ 」 が蒸発していく …
貴重な一撃 …
大切な一発 …
この一匹で、なんとか心がつながる …
そして一転、パワー漲る状態で迎えた、期待の朝マズメ !
疲れは吹っ飛び、目の前の風景も、何故か明るく、活気に満ちたように見えたはずなのだが …
残念ながらのノーバイト … ( 笑 )
いや ~ 危なかったぁ ~
カットバイブ 様様です !
「 持ち上げといて、落とす ! 」 なんて、あまり良い趣味とは言えませんが …
しかし、まあ … やめられませんな ~ ( 笑 )
【 注意 】
10月となりシーバスシーズン真っ只中ではありますが、
富士川は、「 静岡県内水面漁業調整規則 」により10月11日から11月15日までの期間、
東海道本線鉄橋から河口までの区間において水産動物の採捕が禁止されており、
残念ながらシーバス釣りも禁止となりますので、アングラーの皆様、ご注意下さい。
【 CUT VIB 実釣動画 】
今回の使用タックル
ロッド : Shadow Pangea SP-100 M
リール : GAUS 30X
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号
ルアー : CUT VIB( GG CHART BACK KONOSHIRO )