快晴の朝マズメ。
朝焼けは、至極美しかったのだが …
天気予報にはなかったウネリと、西風が釣りを悩ます。
浮かせたラインは、風に流され、引っ張られ …
寝かせたラインは、手前シャローで立ち上がる波に揉まれ、暴れる …
釣りづらい …
以前だったらシンキング系のルアーを持ち出し、遠投。
手前の波を飛び越え、ルアーを沖へ送り込み、風を利用して狙いのポイント上を通す …
といった手段を用いていたのだが、これは結構な勘が伴う作業であり、
まして風の強さによっては、ルアーが浮き、ノー感じな状況になりがち …
時合が短く、魚からのアタリも少ない、この釣り。
できればルアー挙動を通して、海の状況、流れの様子を把握したいところ …
そんな場面で重宝するのがフローティングミノー !
巻くと浮く、引っ張られると浮いてしまうシンキング系ルアーとは違い、
巻いて潜るという性格が、荒れた状況の中でも、
ルアー位置、挙動、流れといった情報を分かりやすく釣り人に伝えてくれるのだが …
「 飛距離 … シンキングに比べて、どうしても飛距離が … 」
これまでは、こんな感覚でした。
ただ、どうだろう?
昨今のド遠投がきくシンキング系のヒラメ用ミノーにも、負けず劣らずの飛距離を叩きだす
フローティングミノーがあったら …
磁界の制御から解かれた瞬間、
恐ろしいほど滑らかに、驚くほど速やかに移動するベアリング内臓のバランサーウェイト !
バックスイングから、キャストに移った瞬間、後方から聞こえてくる
『 コキン ! ! 』
という 強烈なLBO ( Linear Bearing Oscillator ) システムの動作音 ♪
ルアー形状とあいまって、ブレなく、失速することなく、突き抜けるようにぶっ飛ぶ快感 ♪
日の出前の真っ暗な海。
沖合いの波間まで届けた マリンギャング !
軽く深度を取り、水噛みさせ、風と波に遊ばれるラインに対し、
リトリーブすることによって、しっかりとテンションをかけ、ルアー挙動を安定化 !
リールハンドルに伝わる明確な抵抗感に、イメージを膨らませつつ、マリンギャング をうろつかせたところ …
『 ゴン ! ! 』
「 圧巻の飛距離にしてフローティング 」 という構成によって、
風や波といった障害を 「 巻き 」 で潰していける !
そんな豪快で悪~いギャングが最近サーフを徘徊しだしたみたいです …
ソルトルアーマンの皆さん ! ご注意下さい ! ( 笑 )
今回の使用タックル
ロッド : Shadow Pangea SP-100 M
リール : GAUS 30X
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号
ルアー : MARINE GANG ( SHELL SKIN LEMON )