ゴールデンウィーク最終日の5月6日
この日、急激な変化が起こる!
ひとつの変化は水位!
前日まで1.9m付近をキープし続けていた水位 ( 神通大橋 ) が、ぐんぐんと下降。
昼の段階で1.8m、夕刻には1.7mと一気に下がったのだった。
私は朝の5時より釣り場に立ち、竿を振り続けるも、ノーバイト …
しかし確実に減水を感じてはいた。
フラフラと下流のポイントを2時間程チェックし、その後、早朝のポイントより上流側の立ち位置を
確認しに行くと、更に上流側にいた地元アングラーの方が忙しくキャストを繰り返している。
何やら不穏な空気が流れており、
何かが起こった感が満載な雰囲気が漂っていた … (笑)
すかさず私も流れに向かってキャストをし始め、ひたすら投げ続けるも無反応 …
一区切りついたところで、上流の地元アングラーさんに近づくと、そこには …
銀色の魚体が …
パンパンに張った砲弾型の体型 !
化粧を施したするどい眼差し !
銀色にギラギラと輝く体 !
そう、ふたつめの変化は、突然のサクラマスとの対面だった !
聞くと午前8時半頃釣れたとのこと …
私が釣り座を離れてから1時間程の出来事という事だった …
「 立ち位置が異なるとはいえ、私は釣り座を離れるべきではなかったのだろうか … ? 」
「 いや、タイミング的には、私がキャストしている前を通過していった可能性だって … 」
さまざま想像が拡がるが、全ては、ほの暗い水の中 …
ヒットからファイトシーンの現場を見れなかったのは残念だが、少なくとも自分の目の前の流れの中に
確実に魚がいて、時にきっちりルアーを食ってくるという実感が持てたことが非常にありがたかった。
あまりの反応の無さに、折れかけていた心が一気に持ち直したのだった。
その後、地元アングラーさんから、釣り場についていろいろとお話を伺い、お礼を言って別れた後、
私は勢い、ひたすら流れにルアーを投げ込み続けるも … 無反応 …
そんなに甘くはないのだった … (笑)
そしてこの間にも、刻々と水位は下がり、午後の段階で1.8m( 神通大橋 )
いよいよギリギリ 「 前列 」 と呼ばれる浅瀬へ立ち込む事が可能となったのだった。
… と言っても初参戦な私は、どこから浅瀬へアプローチできるのか、およそのルートさえ分からない状態 …
濁った水は、足元を隠し、一歩一歩確認しながら浅瀬への 「 渡り 」 をチャレンジする形となった。
先行者でもいて、アプローチが確認できれば一番ありがたいのだが、そんな場面を待つことも出来ないので、
一人摺り足で水底を開拓しながら、何とかルートを見つけ、神通大橋橋桁に渡る事に成功 !
恐らく増水しっぱなしだった今シーズンの初登頂! 記念になった ! (笑)
前日までの岸からの釣りと異なり、流れに近づいた風景は、ぐっと釣れそうな感覚が高まる。
そして時刻は午後4時半
地元や遠征組の釣り人達が、いよいよウェーディングができると、続々と川原に集まり、
川の様子を伺っている。
私は一人、アプローチ開拓のご褒美よろしく、先頭で素敵な沖のヨレにミノーを泳がせている。
そして数十投目 …
手付かずの流れを広く探ろうとクロスにフルキャストしたミノーに大きくU字を描かせ、
いよいよターンが終わろうかという時 !!
「 ゴン !? 」
「 ジィーーーーー !!! 」
「 … スン !? 」
突然の出来事はフッキングする間も無く、終わったのだった …
正体は不明 …
魚なのは間違いないが、本命がじゃれついたのか … はたまた外道の横っ腹にでも触れたのか …
これまた真相は、ほの暗い水の中 …
ただこの日、大きな変化が起こった事は確実に体で感じられた。
「 熱い一日 」 だった …
尚、この 「 熱さ 」 は夕刻、今朝ほど釣果を見せていただいた方がウェーディングしていたので、
あらためてお礼を言おうと不用意に近づいていったら、見事手前に隠れた深みが一本あり、
私、いきなりウェーダー浸水 …
「 熱かった一日 」 ごと、神通川の冷たい水で一瞬で冷やされたのだった … (涙)
この時点での神通川感想は …
「 未だ分からない事だらけだし、全然理由はないのだが、もしやイケルかも知れない! 」 に変化 ! (笑)
魚が見られたのは大きい!
単純なもんです! (笑)
人様の釣果でも、元気が出ます!
精神の支えになる!
これでまたしばらく、無反応な川面にルアー投げ続けられます! (笑)
* 神通川、何故か、やたらとタケノコ流れてくる …(笑)
今回の使用タックル
ロッド : SHADOW-XX 2015 SXX-87ML
リール : シマノ 4000
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号 + フロロ 22lb
ルアー : いろいろ