夜明け1時間前の午前3時
無風の富士川河口
頬を伝う汗 …
携帯の気温計は28度 …
熱過ぎる …
深夜の浜を右往左往し、既に2時間
アタリは無い …
濁りの入っている河口周りを MARINEGANG 140 の遠投性をフル活用し、広く・手早くチェックし、
流れの変化を感じた箇所ではじっくりとスローに巻いて丹念にアピール
黙々とキャスト & リトリーブを繰り返したが、反応は無い …
いよいよ、ここから朝マズメにかけてが期待の時間なはずだが、
ここからの気温上昇を考えると日の出が恐ろしい …
何とか早めの魚とのコンタクトが欲しくて、すがってみたのは サイキック !
既に表層から中層は散々ミノーを投げ倒し、ボトムには メタルエッジ をお見舞い ( そして戦死 … )
していたので、最後の頼りは PSYCHIC の派手なダートアクションしかなかったのだった。
流れの変化を感じた期待のポイントに立ち、サイキック を遠投 !
ボトムをとった後、速やかにしゃくり、ダートアクションを開始!
水中での左右へのダートをイメージし、リズミカルに4回ほどしゃくりをくれては、
わずかなポーズを入れて食わせの間を与え、またしゃくりアピールを連射の繰り返し。
日が出た後の、シイラや青物との対戦も一応考慮して準備してきたタックルは、シャドウ・パンゲア SP-100 M !
竿先まで張りのあるシャフトは、確実にリフトパワーを伝達し、しっかりと PSYCHIC をダートさせる !
… が、同時にその反力も正確に手元に伝わり、グリップする手には、それなりの反動を感じる。
個人的に腱鞘炎持ちの私には MLクラスのパワーのほうが、竿先に追従性があって、しゃくりの衝撃をいい感じに吸収してくれるので、手首に優しく、扱い易いか …
確認してみれば、サイキック はウェイトが22g。
これが仮に 1oz ( 27g )クラスの設定だったら、手首への負担が大きくても、飛距離やアクション時のパワー伝達
等から Mクラスのロッドパワー が確実に必要だと思われるが、
22gであればキャスト時、MLクラスのおいしいパワーゾーンをきっちり使えるし、
また上記の通り一段ソフトなティップが緩衝材となって、アクションを損なわずに、
使用の抵抗感を抑える事もできる。
「 食わせの肝であるド派手ダートの運動性と、サーフでの使用で重要な遠投性、
それらを両立した上で許容できる操作性( 使用抵抗 )を吟味すると、
このウェイト設定になったんじゃないかな ? 」 などと勝手な思いをめぐらせながら、
ルアー着水点を、細かく変えつつ、刻んでいた数投目 !
一瞬のポーズ後のしゃくり初めに …
ゴス ! !
リフト中の 衝 撃 !
そのままフッキング動作へと流れ、「 ゴンゴン ! 」 と暴れる魚の生命感が手元に伝わる ♪
心の中では日の出後、お日様パワーで、サイキック のダートにフラッシング効果が追加されてからが
勝負かと思っていたのですが … (笑)
いやいや魅惑のダートだけでも十分な戦闘力だったようです ♪
何とか日の出前にコチの釣果がでて、ひと安心。
いよいよ辺りは薄明るくなり、
ジワジワと確実な気温の上昇を感じる朝のサーフ …
釣果のでた釣人は俄然やる気となり …
次のターゲットを求めて、灼熱のサーフに消えて行くのでした … (笑)
では、また ♪
* 炎天下での釣行時は、熱中症・脱水症状に注意し、こまめな水分補給を取りましょう !
今回の使用タックル
ロッド : Shadow Pangea SP-100 M
リール : シマノ 4000
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号
ルアー : PSYCHIC ( GG AKAKIN )