例年のこの時期にはない様な涼しさが続き早い段階で水温が既に25℃を切ってしまったり太陽が出れば28度まで上がったりと天候によっては夏パターンや秋パターンといった感じでどっちつかずな状態が続いていました。
それでも徐々に真夏からの高水温に比べれば適水温になり、夏に固まっているエリアから徐々に離れて散り始める。
この事から夏のうちはワンスポットから複数キャッチする事ができたり、数も30本近く釣れていた釣果が散り出して密度が薄くなったりする事等により釣れて来る数がガクッと下がり、釣れなくなったなぁ…。と感じる様になるかと思います。
今回のテーマとさせて頂いた巻物に特に反応が出始めるのもこの時期からです。
これに関しては適水温に近づくに連れて動き易くなるという事や高水温から解放され、水温にとらわれず、広範囲に移動する事が出来る様になるという事も巻物が効くと言われる要素の1つだとは思うのですが私はこの時期から水上のベイト、(昆虫系のベイト)が減少傾向にあり、それまでそういったベイトを捕食していた個体が徐々に減り、より魚系のベイトを中心に捕食対象が変わって来る個体が増えて来る事が巻物での横の動きに反応し易くなる大きな要因だと考えています。
さて、雨の多いここ最近は水温が低下し適水温に近づいて来ている現在は、少し前からですが、巻物が系が大活躍してくれています!
特にDEEP-X300やV9!
どちらも巻物系ですが私の2つの使い分けについて簡単に言うとDEEP-X300は夏の定番の縦ストラクチャーの立木についているバスが季節が進行する事により横の動きに反応し出してくるのでそういったバスを通す角度を変えてアプローチしていきます。
立木にクランクというと根掛りが心配でちょっと敬遠されてしまう事もあるかも知れませんが、薄く設計されているナローベンドリップとファットなボディが持つ高浮力で障害物にタッチしても巻くスピードを緩めたり止めたり、ロッドワークでかわす事が出来るので、間違えてフッキングしてしまわない限り根掛かりは驚くほどありません。
立木でのバイトの出方は様々ですが立木を外してからの巻き始めや立木群を抜けてからのバイトが多く感じます。
次にV9!
こちらはスナッグレス性が高く立木の中を引いて来るには最適なのですが私はどちらかというと地形に沿って引く事が多いです。
私の場合、スピナーベイトはベイトフィッシュの群れを意識していて使用していて、ベイトフィッシュの群れの回遊ルートは例外もありますがブレイク等の地形に沿っての移動が主になっているので実際にその時のベイトフィッシュのルートやレンジを合わせて引いて来るといった感じで使用しています。
ここで1つ難しい所は、スピナーベイトはクランクベイトと異なり、ウエイトや巻きスピードによって通すレンジを調整するという所です。
V9はレンジキープ力が高く、ベイトフィッシュの回遊ルートは勿論、ベイトフィッシュに着いているバスには非常に大切なレンジを合わせて引く事が容易に出来るスピナーベイトになっています。
また、早巻きでも傾かずしっかりと姿勢をキープする所やナローゲイプ、ロングシャンクでトレーラーフック要らずという、ルアー自体の完成されたバランスをトレーラーフック等を着ける事によって崩す事なくしっかりフッキングが決まるという点あります。
今年も始まった秋の巻物シーズン!
亀山ダムというとハイプレッシャーでライトリグ系がメインというイメージがありますが、今まさに絶好調なDEEP-X300とV9の巻物系の釣りで亀山ダムのグッドコンディションのバスを狙ってみて下さい!