釣行2日目、夕刻。
日中のバラシに蝕まれ、ヘトヘトだったが、今一度、明朝のマズメに賭けてみようと気合を入れ直す !
・・・ も、相手はサクラマスなだけに、全くもって不安で ・・・
何事も起こらず 「 成果なし 」 な展開が容易に予想できたので、家族への土産がてら
このまま夜中のホタルイカ捕りに、バテバテの体に鞭を入れて、くりだす。(笑)
過去のメガバスのブログでも紹介した事があるが、
富山湾周辺は、毎年2月下旬 ~ 5月のゴールデンウィークあたりまで、
「 ホタルイカの身投げ 」 と呼ばれる現象が起こる。
簡単にいえば、産卵行動を終えたホタルイカが、死を迎え海岸に打ち上げられる現象なのだが、
網さえあれば漁港やサーフ等で手軽に掬え、また当然、食して美味なので、
「 掬って楽し ! 食して、美味し ! 」 の良いこと尽くめのイベントなのだ。
まあ一番の問題は、何時・何処にホタルイカが現れるか不明という点で、
いろいろと過去の統計から 「 確率の高い日 」 も予想できるらしいが、
基本的に自然現象で不規則なものなので、興味のある人は運試しがてら見に出かけるのがよろしいかと思う。
ちなみに運良く、 「 爆沸き 」 と呼ばれるホタルイカの大量接岸の状態に遭遇できれば、
海はホタルイカの大群で真っ赤に染まり、掬い放題 ♪
また波打ち際に打ち上げられたホタルイカの青色の発光が帯となった、とても幻想的な風景を見ることもできる。
私も数年前に一度、運良く 「 爆沸き 」 に遭遇したが、
それはそれは圧巻な光景で、自然の偉大さを感じざるを得ない体験ができました。
( 2時間ほどで40Lクーラーが満タンになってしまい、山梨にトンボ帰りした嬉しい思い出 ・・・ 笑 )
ちなみに、その時の様子は、こんな感じ ♪
海はホタルイカだらけ ♪
捕り放題 ♪
捕りきれないホタルイカが、大量に浜に打ち上げられるほど ♪
毎度、こんな思い出に後押しされて、はるばる夜中の富山の浜に繰り出して来ておりますが、
まあ、そんなオイシイ場面には、なかなか遭遇できず ・・・
無論今回も、海岸をあちらこちらと右往左往しましたが、「 爆沸き 」 には遭遇できず、
ちらほらと浜に現れるホタルイカを拾うように、集めました。
まあ、ポツポツ現れるホタルイカを、探し集めるのも、「 宝探し感 」 があって楽しいものです ♪
捕まえると、触手にある発光体を青色LEDっぽく光らせ、水は吐きつつ、「 キュ~、キュ~ 」 鳴きます ♪
手で持つと、軽く甘噛みしてきたりもします ♪ ( 尚、痛くはありません。 )
ええ ・・・ とてもカワイイです ♪ (笑)
・・・ と、結局、この日は夜明けまで、ひたすらホタルイカをとり続け、
少ないながら、なんとか家族へのお土産を確保し、ひと安心 ♪
いよいよ東の空が明るくなり始め、立山連峰が、その雄大なシルエットを晒しはじめる中、
徹夜作業で疲労困憊ではありますが、妙に心地よい緊張感と期待感に包まれつつ、
最後の戦いに向かったのでした。