東の空が白みだす。
期待に応えるがごとく、下げ潮の効いた流れにベイトが集まり、怪しく蠢く。
できればボイルしてくれると分かりやすくていいのだが ・・・
残念ながら表面上分かりやすいイベントは起きない ・・・
秋が深まった時期なら、違和感なく120サイズのスタンダードなミノーを投げるし、
いやむしろ疑問も持たずにビッグサイズのトップを放り込むのだが、まだまだ状況が違う ・・・ (苦笑)
昨今の状況から見るに、時合は短かく、連発の期待度は低い ・・・
そう魚側も結構ナーバスになっている ・・・
魚に警戒心を起こさせない ・・・
場の雰囲気を壊さない、また場に違和感を残さない ・・・
その上で尚、魚に 「 あれ食えんじゃね ? 」 と衝動を生じさせる絶妙な存在 ・・・
そう対バス用のスイッシャーベイト ・・・
ジャークベイトの名作 X-80 の開発過程の中から派生して、
別途トップウォータープラグとして生まれてきたこのルアー
( * 詳細はメガバスHPにて ⇒ コチラ )
ただ巻きにてノタリノタリと大きくボディをロールし、水面を攪拌しながら泳ぎ、
早巻きに移行すれば、計算されたリップ形状と搭載された不等長のペラの作用で、
水面直下を疾走、時折軽快なスイッシュ音とともに不規則に水面を割るという
感動するほどリアルなボイルアクションを再現する。
バスにしろ、シーバスにしろベイトがフィッシュイーターに追われている場面で見る動きは
ターゲットとされた1匹あるいは数匹の小魚が、猛スピードで不規則に水面を跳ねながら逃走するそれ ・・・
ず~と水面に半分顔出したまま一定速でノイズを発しながら逃走する
ベイトフィッシュは、まず見ることはできない。(笑)
ならば
「 その不自然とされるスイッシャーや、バズベイトのただ巻きでは魚は釣れないとでも言うのか ? 」
と問われれば、
無論そんなことはなく、むしろ全然釣れる ! (笑)
・・・が、その使用の場面において 「 釣れる 」 ・ 「 釣れない 」 とは別個に
「 違和感 」 ・ 「 場を荒している感 」 は誰しも感じているはず。
そしてとりわけナーバスな状況 ・ナーバスな魚と対峙する場面では、
否が応でも気になるのです ・・・
しかし、そんな心配に対し、この プロップダーター80 のサイズ感やアクション及びサウンドは、
至極自然で、釣り人側の印象として 「 場になじんだ感 」 さえ感じられるほど絶妙なのです。
そして、この日も ・・・
貴重な時合のタイミング
キャスト位置を変えつつ、トレースラインを微妙に変えつつ、
丁寧なリトリーブで PROP DARTER 80 を操作 !
キャスト着水後、やや早巻きでフィッシュイーターに追われる小魚の不規則なパニックアクションを
派手すぎず・地味すぎずの違和感のないレベルで表現し、
どこぞに潜んだシーバスをイメージしてアピール !
その後、徐々にスローリトリーブに移行し、
今度は水面を攪拌しながら、無警戒で食べやすそうなベイトに変化 ! (笑)
すると ・・・
ぼぉふ ! !
突如、静寂を破る破裂音 ♪
直後、ガウス のドラグをけたたましく鳴らしながら、沖へと逃走していく魚 ♪
伝わる魚の抵抗感とプロップダーター の期待通りの働きに、ニヤリと感動 ♪
発売開始から16年が経過している プロップダーター80 ・・・
もともとバス仕様ということもあって、
現在の最新のソルトアイテム達には飛距離で遅れをとってしまっているのは認めざるをえない ・・・
しかしながら、その徹底して追求された高い 「 リアリティー 」 のコンセプトは、何ら輝きを失っておらず、
むしろ独特な存在感は唯一無二 !
是非、対シーバス用としても、お試し下さい !
かなりやれる子です !
またオリジナルの X-80 から始まり、ジュニア ~ マグナム までの豊富なサイズ展開
さらにウェイト調整によってレンジの隙間を埋める豊富なバリエーション展開のハチマルシリーズ に
先日新たに加わった X-80 SW Shallow
プロスタッフの遠藤氏が ハチマルシャロー にて、早速シビアなポイントを攻略し、爆釣したもよう !
( 詳細は遠藤氏ブログにて ⇒ コチラ )
是非、新発売の X-80 SW シャロー こちらもお試し下さい !
今回の使用タックル
ロッド : パンゲア SP-100 ML
リール : GAUS 30X
ライン : DragonCALL 8braid PE 1号
ルアー : PROP DARTER 80 ( M ワカサギ )