徹夜のホタルイカ獲りで、ヘトヘトの体で目的の川に到着。
このままサクラマスへの期待で盛り上がったテンションだけで、疲労を無視するつもりだったのだが ・・・
朝イチ、狙いのポイントには既に先行者の姿があり ・・・
一気に心折れる ・・・ (笑)
というわけで一旦休憩し、陽のあがった昼より釣りを始める。
空は青く晴れ渡り、気温はグングンと上昇 ♪
雪をかかえた北アルプスの山々は美しく、
河原を吹き流してくる、やや強めの南風は心地よく、適に暑さを和らいでくれる。
身支度を済ませ、河原を歩く。
昨年の記憶を思いだしつつ、所々変化している風景に戸惑いつつ ・・・
前にするモスグリーンの流芯は、如何にも水底にサクラマスが潜んでいるような雰囲気を醸し出す。
「 ま ・・・ そんなに甘くはないよね ♪ 」 と自嘲しつつ ・・・
「 いや ・・・ でも奴ら、突然来るからな ! 」 と戒めつつ ・・・
適度にニュートラルな気持ちで、流れにミノーを打ち込みながら、釣り歩く。
目ぼしいポイントを前に、しばし立ち止まり、
「 どう射すか ? 」 と悩んだ挙句、いよいよ決めた立ち位置で、ふと足元を見れば ・・・
先人達の礎 ・・・ (笑)
「 やはり、このコースがいいよね ♪ 」 と共感し、自信を得たり ・・・
「 足跡、新鮮過ぎないか ? 」 と期待を薄めたり ・・・ (笑)
キャストしつつ、釣り歩き
いよいよ目の前にしたポイント !
そう忘れもしない、昨年のバラシポイント ・・・
当然己の中では、期待度No.1なポイントなのだが ・・・
タイミング悪く、ここにも対岸に先行者 ・・・
しばし先行者が釣り終わるのを待って、
引継ぎ、私もルアーを撃ちこみ、流れを探ってみたが ・・・
残念ながら、何の返答もなかった。
軽く溜息を吐きつつ、足元の水面を見つめれば 、
そこには、恐ろしく美しく澄んだ流れ ・・・
「 ホタルイカ掬い 」 の為、できるだけ安定した天候の日を選んだ釣行だったのだが、
サクラマスには、やはりマイナスだろうか ・・・
弱気が首をもたげる ・・・
しかしまあ、手強いのは百も承知 !
反応が無いのも、いつも通り ♪
これを味わいに来たようなもの ・・・ (苦笑)
そう ・・・ 交通事故でいい。
ヒントになるワンバイト !
アイデアに繋がるワンアタックを拾いにきた。
誰に教わるではない。
自分で探し、自分で試し、見つけたい ・・・
薄味じゃダメなんだ。
河原を歩き回り、手付かずの流れに、ひたすらキャストを続けるも ・・・
川は、ただただ沈黙し、何の反応も見せず。
砂紋の上に、私の期待が足跡として残るだけ ・・・
夕刻、深みのある広めのポイントにて腰を据え、
日暮れまで、ひたすら祈るようにキャストを続けたのだが、
雪代の冷たい流れは、ただただ冷酷に無反応なままなのでした ・・・ (涙)
明日も頑張る ! !
使用タックル
ロッド : トラウトロッド
リール : シマノ 4000
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号 + ナイロン 20lb
ルアー : VISION 95 ( AL KISYU-AYU ) ・ リップインベイト ( GG YAMAME ) 他