ホタルイカ掬い 第2ラウンドとなる、2日目の夜。
昨晩のポイントは、昨日の成果から、更なる人出が予想された為、
2日目は、少し場所を移動し、人ごみを避けた浜に期待を込めてみた !
・・・ が、夜が更けるにつれ、次々と駐車場は埋まり始め ・・・
それとともに加速度的に増えていく人影 ・・・
ネット情報は凄まじく、溢れる期待が、結局この場所も埋め尽くした ・・・ (笑)
サクラマスに無視され続けた昼間の穏やかで、暖かな陽気は、
ホタルイカの出現を連想させるに十分なもので、
昨晩以上の 「 沸き 」 が起こるのではないかという期待が、ありありと浜に漂よっていて ・・・
ある人は、浜に座り込み、じっと暗い海を見つめ ・・・
また、ある人は、待ちきれず、早くも海に浸かり、浜を彷徨い始める ・・・ (笑)
ホタルイカ襲来のタイミングには、まだ時間があるとみた私は、
せっかくなので、しばしポイントを離れ、他の場所の様子を見に行くことに ♪
少し離れた、なじみの漁港に行ってみたところ ・・・
車の置き場もないほどの激混み ・・・ (汗)
「 こちらは、もう沸いているのか ? 」 と色めきたち、
急いで様子を見に行きましたところ ・・・
賑やかな堤防 ・・・
眩しく海面を照らし ・・・
長尺のタモを構え、準備万端な様子 ・・・
でありましたが ・・・
悲しく水中ライトが光るのみで、ホタルイカの姿は見当たりません ・・・
この後、数箇所ポイントを見て回りましたが、
何処も、期待に胸膨らました人間が大挙して浜に襲来しているだけで、
肝心のホタルイカは襲来していませんでした ・・・ (笑)
ますます夜も更け、いよいよ期待の時間 ♪
狙いのポイントに戻った私も、いよいよ身支度を済ませておくかと準備にとりかかったところ ・・・
「 ポツ ・・・ ポツ ・・・ 」 と車のフロントガラスを叩く音 ・・・
間も無く、その音が 「 ビタ ! ビタビタ ! 」 と攻撃力を増し ・・・
突如、雷雨となりました ・・・
浜から、逃げ惑うように車に戻ってくる人々 ・・・
慌てふためき、ビショ濡れになりつつ車内に避難し、
しばし雨が上がるのを待ちつつも、やがて一台、また一台と今夜を見切り、浜を去っていきます。
私も雨が小降りになるのを、ひた待ちますが、
この間も刻一刻と時は経ち、どんどんと夜明けの時刻が近づいてきてしまいます。
「 マズイ ・・・ このままでは仮にホタルイカ沸いても、獲る時間が短すぎる ・・・ 」
仕方なく私は、小雨舞う中、ウェーダーにレインジャケットのフル装備で夜明け前の海へ ・・・
人気の少なくなった海岸線、波打ち際をホタルイカ求めてひたすら彷徨います。
無反応だった昼間の川面に、ひけをとらないジンクリアな浜 ・・・
雨天は、海面を叩く雨粒の波紋によって、ホタルイカの発見が困難になってしまうと聞いていたが ・・・
なんら問題ないレベルの可視性 ・・・
「 今度はジンクリアな水に感謝だな ♪ 」 と昼間のお返しとばかりに呟いてみましたが、
この後、ライト片手に富山の浜辺を朝まで歩きまわったところ ・・・
1匹のみ ・・・ (苦)
意固地になり、3時間歩き回った結果 ・・・
ヘロヘロに弱り、波打ち際に漂っていた、この1匹のみ ・・・
どうしちゃったんだょ ?
富山湾 ・・・
ポツポツとレインジャケットを叩く雨音を、恨めしく聞きながら、
雨雲に覆われつつも、夜明けで白みだした海に向かって、悲しく呟いたのでした ・・・ (涙)