河原を歩く
先日の釣果を与えてくれた、降雨による増水のドーピングパワーはすっかり消え、
田畑への取水によって、減水を通り越して、渇水状態な地元の河川 ・・・
山梨県内においては、間違いなく 「 本流 」 にあたる位置なのだが、
全国の水量豊富な大河川と比べると、よく見積もってもギリ 「 中流 」 規模な普段の水量 ・・・
そこへ渇水とくれば、それはもう残念な流れとなり ・・・
日本三大急流の面影はない ・・・
より細く、より一層浅くなってしまった流れ ・・・
今にも枯れそう ・・・
ちなみに画像真ん中の石に棒が引っかかっている位置
最初の 「 戻りアマゴ 」 に出会った 「 ヨレ 」 を作り出していたポイント ・・・
見る影もない ・・・
2本目の釣果がでた場所
水深あったはずの合流部
すっかり浅く、勢いを失った流れ ・・・
期待薄ではあるが、それでも僅かに周囲より掘れた流芯と、流れのヨレに
GH50 を泳がせるも、何の反応もない ・・・
急激な水量・水位の低下 ・・・
連日の夏日に、水温も上昇傾向だろう ・・・
少しでも水量の多い場所 ・・・
少しでも水深のある場所 ・・・
少しでも水温が低い場所 ・・・
緩むことない流れを期待できる場所 ・・・
魚が居心地の良さそうな場所を想像しつつ、探しつつ、河原を歩く
とある場所
川の開きの部位
対岸際に細く流芯が流れ、若干周囲より掘れている。
そこへ脇から気持ち程度の小さな流れが合流しており、美味しそうなヨレを作っていた。
本来の流芯の流れと、それによる僅かでも周囲より掘れた水深
プラスして、流れ込みによって追加される水量増と、それによる水温低下・水ヨレ・地形変化等 ・・・
渇水状況にして、「 ここぞ ! 」 と思えるポイント ♪
期待値が高すぎて、身構えてアプローチ ・・・ (笑)
状況的に 「 居れば、一撃で喰うだろう 」 と、
丁寧に カムループス・スティンガー ( GH67-3LS ) をフォアで振りぬき、遠目からアプローチ
流れ込み直下の、対岸際に静かに着水する GREAT HUNTING 50 FLATSIDE !
即座に1トゥイッチ入れ、フラッシングでアピールしつつ、一気に潜らせる !
僅かに間を置き、バイトを期待しつつ、流れに馴染ませながら、
再びトゥイッチを繰り出し、 GH50 を躍らせ、魚を誘う !
も無反応 ・・・
期待の流芯の流れを抜け、何事も無く浅場を戻ってくる GH50 ・・・
期待ハズレに首をかしげながらも、信じがたく ・・・
グレハン50 をピックアップ後、今一度、同じ位置に即座に再キャスト !
極上のポイントには、即座に再キャストすべし !
やる気満々の魚が、異常に興奮した状態でダイナミックにミノーにアタックするも、
トゥイッチにより踊るミノーの動きと相まって、不運にも空振りしての 「 無反応 」 は、
ジンクリアな渓流ミノーイングでは、多々目にするから ・・・
魚が、流れに戻り、興奮状態から冷静さを取り戻す前に !
いまだルアーを探してキョロキョロしている状況を期待して、再キャスト !
先刻と同様、対岸際に着水する GH50 !
既に近くに魚がうろついてる状況を想像し、
柔らかいトゥイッチを連射して、細かく GH50 を光らせ、躍らせる !
・・・ と ! ?
『 ドス ! ! 』
重々しいアタック !
一気に カムループス が曲がり、魚は反転 !
流芯を下りだした途端、勢いよく泣き出す ドラグ ♪
しばし魚が流れを下り、落ち着いたところで、
カムループス・スティンガー をゆっくり曲げ、じんわり加重し、流芯から引っ張り出す♪
スティンガーティップが、柔軟にテンションを維持するため
違和感与えず、大人しく寄ってくる魚 ♪
時折イヤイヤと頭を振るが、これまた優しくいなされ、あまり嫌でもない体に仕上げられてしまう ! (笑)
結果、魚が気づいた時には、浅瀬にそっとランディング完了 ♪
もうお馴染みの ・・・
野生化した虹鱒 ! (44cm)
今のところ、同じ個体を再捕してないので、結構な数、生息しているのだろうか ?
それにしても毎回、どの個体も、健康的に太っていて、食料事情はいい感じ ♪
鮎、食べてんのかな ?
愛用の ワカサギカラーの GREAT HUNTING 50 FLATSIDE !
ナチュラルにして、強烈なフラッシングを期待して使っておりますが ・・・ 絶好調 ! !
流れの中をヒラを打ちながら泳ぐ様は、
時折発生する絶妙なフラッシングの強弱と相まって、艶かしく超リアル ! !
連日の使用と、大型トラウトに噛まれまくって、さすがにキズだらけですが ・・・ (笑)
丁寧かつ美しくも、頑丈強固な メガバス の塗装施工には感心 !
好感持てますな ♪
かくして、残念ながら狙いの 「 戻りアマゴ 」 ではありませんでしたが、
やはり魚は、状況に応じて ・・・
「 居るべき場所に居る ! 」 と思え ・・・
渇水のような極端な状況になれば、より顕著な行動をとらざるを得ないのでしょう。
まあ魚全体に対して言える事で、
個別に 「 戻りアマゴ 」 の行動に関して、
どうなのかと考えると ・・・
はたしてどうなのか ? (笑)
引き続き調査したいと思います !
今回の使用タックル
ロッド : GH67-3LS カムループス・スティンガー 673
リール : シマノ 2000
ルアー : GREAT HUNTING 50 Flat Side (FS) ( TAKUMI WAKASAGI )
ライン : PE 0.8号 + フロロ 5lb