台風一過後、グングンと上昇する気温と、うだるような蒸し暑さの日々 ・・・
久々に滔々とした流れを見せているであろう河口のシーバスも気になったが、
茶色の濁流と化していた富士川を見て、あきらめ ・・・
濁りの薄まったであろう渓を探し、山へと車を走らせる。
山を眺めつつ沢を探し、見当をつけて分け入り、
崖下から聞えてくる川の音を聞きつつ、動物除けの防護扉なんかを開閉しながら、
轍に誘われるようにグングンと山を昇れば ・・・
見事、見知らぬ渓に命中 ! (笑)
どんな展開になるのか ?
期待に胸膨らませつつ、そそくさとウェーダーを履き込む ♪
身支度を済ませ、川面に下りる。
本日の相棒は F1-61XS !
流れの速い増水傾向の渓を叩くことになるだろうと予想していたので、
ハイテンションで、アクションレスポンスの良い、F1 を久々に登板 ♪
いざ川を目にした印象は ・・・
薄っすらとササ濁った川色
アップのミノーイングには、少し速い流速、ちょっぴり増水中という感じ
想定通りの、お誂え向きの状況 ・・・
外気の蒸し暑さに対し、
ウェーダーブーツ越しに、キンキンに冷えた流れを感じる ♪
渓へ分け入る ♪
頭の上まで木々に覆われ、適度に木洩れ日が川面に射しこんでいる。
滔々と流れる冷たい水は、空気を冷やし、
その冷えた空気が、川の流れと共に上流から注がれてくる。
気持ちイイ ・・・ ♪ (笑)
川の渓相もまた良く ♪
川幅も適度、点々とタイミングよく現われる 「 良さげな淵 」 の間隔も絶妙 ♪ (笑)
いよいよ実釣開始 ♪
アップで落ち込み脇に撃ちこむ GREAT HUNTING 45 FLAT SIDE !
トゥイッチを連射し、流れとともにキラメキながら流下させれば、
即座に背後を猛烈なスピードでチェイスする灰色の影 ! !
早速のバイト ! を期待するも ・・・
流下スピードが速すぎてUターン ・・・ (苦笑)
ならばと、淵を静かに回りこみ
今度は、上流側から、そっとダウンで グレハン をアプローチ ♪
激しい流れの中で、暴れつつも グレハン をステイさせてみれば ・・・
ドス ! っと バイト ♪ (笑)
背がかりにて、20cm弱のイワナ君捕獲 ♪ (笑)
この反応の良さ ・・・ 活性超高し !
この時点で予感はしてはいたのだが ・・・
ここから 怒涛のイワナラッシュが始まり、淵・開きの流れ、問わず魚がチェイス !
渇水からの雨後らしく、飢えたイワナ達はことごとく流れに出てきており、
落ち込み直下に潜み、流下してくるエサを捕食しているらしく、
撃ちこむ GH45 に対し、突如泡の中からすっ飛んでアタックしてくる ♪
いかにもな良さげな開き ♪
しかし、中~下の流れには魚おらず ・・・ ことごとく上流の落ち込みの泡の中 ♪
泡の直下にイワナが潜み、上を向いて待っている ♪
白泡の中へ グレートハンティング 45 フラットサイド を撃ち込み、
一瞬の間をおいて、即座に 2トゥイッチ ♪
この時点で 「 ドス ! 」 とフッキングが決まり重みが加算されるか、
もしくは泡下から抜け出た GH45 を目視し、次の誘いの2トゥイッチで、
突如泡の中から灰色の影が猛スピードで グレハン に覆いかぶさるという展開 ♪
魚のサイズは、どれも決まって 22 ~ 24 cm くらい
極端に小さなサイズも、大きなサイズも見られない。
まあ釣って楽しめるサイズであり、食すなら一番美味しいサイズだと思われる。
・・・ も、釣り人は、当然大型を期待し、益々期待に胸膨らませ、山の奥へ奥へと歩を進め ・・・
現われた小型の堰堤 ♪
もう釣れる気しかしない ・・・ (笑)
何とか大きい魚が見てみたいのだが ・・・
果たして ?
GREAT HUNTING 45 FLAT SIDE を泡に撃ち込み、深さ分 ちょっぴり深度をとり、
繰り出したトゥイッチに即座に反応したのは ・・・
残念ながら ・・・
お決まりのサイズ ・・・ (笑)
なんとも 「 幸せな残念 」 を噛み締めつつ、
優しくリリースし、大きく育つことを期待 ♪
その後も、歩を進め、竿を振れば ・・・
踊る GH 45 に誘われるように、左右にステップを踏みつつ走り回る 岩魚の姿を堪能 ♪
いよいよ行き着いた、ドン詰まりの堰堤では、怒涛の連発劇にも遭遇 ・・・
飢えたイワナ達が、堰堤の滝壺直下に集り、取り囲むようにエサを待ち構える光景 ・・・
獰猛にして ・・・ 圧巻 ・・・
そこに グレハン 45 を投げ込み、 フラッシングさせた時の 狂ったさま ・・・
沸いたように水面がよじれた のには、流石に驚いた ・・・
タイミングが良かったとは思うが ・・・
こんな場所が、まだあることに、ただただ感動した。
この日、メインで使用したのは GREAT HUNTING 45 FLAT SIDE の金黒 !
要所要所で、 50サイズの グレハン も使ったのだが、ボディにボリュームがでる分、
増水した流れの影響を受け易く、小型の 45 のほうが扱い易かった。
もっとも、板鉛貼付のヘビーウェイトチューンの 45 なので、
小型にして沈みが速い仕様だったのが、この日の状況に絶妙だったもよう ♪
カラーについては、ゴールド ・ シルバー系 ・ チャート ・ マットタイガー等試したが、
基本フラッシングへの反応が良く、
ササ濁りの影響か、もしくは川面に射しこむ光量の影響か、圧倒的にゴールドへの反応が良かった。
とても良い一日だった。
こんな川を、もっともっと見つけたい。
今回の使用タックル
ロッド : F1 -61 XS ( フェイズ1 )
リール : シマノ 2000
ルアー : GREAT HUNTING 45 Flat Side (FS) ( M 金黒 )
ライン : PE 0.8号 + フロロ 4lb