日に日に寒さ増す日々の中、
私の、師走の深夜釣行は止まらない ! (笑)
いまだ魚っ気のある河川内が楽しいのだ ♪
思えば、ここ数年ホームとしている富士川は台風等による大水が無く、
河川内は堆積土砂ですっかり浅くなり、フラットな川に ・・・・
また、年間通しての水量も少なく、
波によって河口沖に形成される巨大なサンドバーで河口は閉じ気味 ・・・
河川内への魚の出入りが妨げられる形状が続いていた。
それが今年の10月末、2週続けて日本列島を襲った台風の降雨によって、すっかり様変わりし ・・・
結果、現在の開いた河口の流れは、この晩秋、様々なフィッシュイーターを河川内に誘っている。
そしてこの日も、気になるポイントにルアーを射したくて、私は一人、河原を深夜徘徊 ・・・
狙いのポイントは河川の合流部 !
本筋に横から差し込む流れのぶつかり
干潮に向かい流れが絞りに絞れ、強烈な勢いでぶつかり合うその先、掘れた水底が怪しいのだ ・・・
手始めはセオリー通りに上から ・・・
シャローランナーの KAGELOU 124 を先発し、ポイントに流し込み様子を伺うも ・・・ 無反応。
続いて、レンジを落とし MARINE GANG 120 を潜らせつつ、流し込み ・・・ 無反応。
「 うーん ・・・ 」 と唸りつつ、X-80 MAGNUM を渋々登板 !
沈下させつつ、ボトムをとる勢いで、これでもかと流し込むも ・・・ 無反応。
さて次は ・・・
ルアーサイズを落として、 X-80 SW でいくか、それとも、ちと趣向を変えて CUT VIBE HW を流し込むか ・・・
ルアーケースを物色しつつ、悩みつつ 、ふと目に入ったのが ・・・
この秋発売された最新鋭機が、キラキラ光って猛アピールしていた ♪
ポイントまでは、ちと飛距離が必要 !
そう ・・・ 流れの中、軽めのシンキングルアーを狙いの水底に流し込むには、
ある程度の助走が必要 ・・・
であれば、川に立ち込んで、距離を詰めるという単純な方法があるが ・・・
できるだけ水には立ち込みたくない !
そう ・・・ できるだけ魚にプレッシャーを掛けたくないのだ ! (`・ω・´) キリッ
いやゴメン ・・・ 嘘ついた ・・・
実は、もう川の水が冷た過ぎて ・・・ ナイロンウェーダーじゃ、浸かりたくないんだ ! (笑)
そこで ・・・
小型にして、ブッ飛ぶ X-80 SW LBO !
ぴったりハマる存在だった ・・・
ハチマルSW LBO をラインに結び、いざポイントに対峙 !
狙いは、流れが合流し、一段太くなる筋。
ASTELION 86 ML を振り抜き、アップクロスで X-80 SW LBO を射出 !
「 スコン ! 」 と ベアリング内臓ウェイトの移動感触だけを手元に残して、矢の様に飛んでいく ハチマル !
着水後は、素早く糸フケをとってテンションを保ち、
流れにまかせ沈下させ、スローリトリーブで ハチマル をナチュラルに流し込む ・・・ と !
カッ ! !
明らかなバイト感触 ・・・ も、ショートバイト過ぎて身動きできず ・・・ (苦笑)
( 魚 ・・・ だよな ・・・ ♪ )
緊張の2投目。同じラインでアプローチ。
ちょっぴりリトリーブを早め、気持ち先刻より浮かし気味に流し込む ・・・ と !
コン ! !
即座にフッキングを見舞うも、 「 ヒュン ♪」 と アステリオン が空を斬っただけで加重は生じず ・・・
「 ほぉ~ 」 と息を吐きつつ、ハチマル を回収し、続けざまの3投目。
三度同じラインに X-80 SW LBO を送り込み、
「 今度こそ飲み込め ! 」 とばかりに、ノーリトリーブでひたすら流し込む ・・・・・・ と !
ゴンゴンゴン ! !
連打するバイト感触 ! ! !
素早くラインテンションを張って、ここぞとばかりに思い切りフッキングを叩き込めば ・・・
暴れだす生命感 ! !
しばし流れを下りつつ、水底で暴れ、時折鋭いツッコミをみせながら抵抗 !
だがエラ荒い等、水面方向へは向かはない ・・・
「 結構いいサイズなのかな ? 」 と期待は膨らむも、なんだか重量感はない ・・・
いよいよ疲れの見えてきた魚に対し、
アステリオン の曲がるに任せ、グイグイとプレッシャーをかけ、問答無用で水際に誘導 ・・・
ライトの灯りに照らされし正体は ・・・
極悪顔の黒鯛さん ・・・
なんだか恍惚の表情 ・・・
ハチマル LBO を、ようやく捕らえて、ご満悦なのか ? (笑)
サイズは50cm !
ムッチリと肥え、肉厚 !
こいつの固っい口での噛みつきバイトが、ショートバイト連打の理由か ・・・
正体が分かれば、なるほど納得 !
師走のド干潮、河川の流れが滔々と洗う、冷たい水底に潜んでいたのは、超コワモテの黒鯛 ・・・
前回の ヒラメ ・ 青物 に続いて、今度は黒鯛の釣果 ・・・
多様な魚種が集まるのは ・・・ そこに魅力的なベイトがいるに、ほかならないわけだが ・・・
果たして青物の襲っていた小型のサッパの存在だけで、ここまでの集魚力があるのだろうか ?
少々信じがたいが ・・・
それとも、まだ確認できていない別のベイトが、実は群れているのか ・・・ ?
まあ、それも釣り続けていれば、自ずと見えてくる ・・・
何にせよ ・・・ この師走は、まだまだ楽しめそうだ ♪
今回の使用タックル
ロッド : ASTELION AST-86 ML ( ⇒ アステリオン特設ページ )
リール : GAUS 30X
ライン : DragonCALL 8braid PE 1.2号
ルアー : X-80 SW LBO ( ⇒ X-80 SW ファミリー特設ベージ )
小物 : MEGABASS MOBILE POUCH