もうシャローには、シーバスの心休まる場など無い ! ! ~ KAGELOU 100F ~ | Megabass-メガバス

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もうシャローには、シーバスの心休まる場など無い ! ! ~ KAGELOU 100F ~

近づく夜明け ・・・
先刻まで生命感のなかったシャロー域
穏やかで、のっぺりとした灰色の水面が、
ところどころで揺れ始める。

ここぞとばかりにタイミングを見計らい、
ルアーケースより取り出したるは ・・・

KAGELOU 100F ! !

手持ちの カゲロウ100F は、チャートとイワシ
本日の水色はやや濁り ・・・
視認性とアピールの強いチャートでいくか ?
霞む濁りの中を、逃げ惑うイナッ子の如く、
ギラギラ光るイワシも、またリアルな気が ・・・

どちらも 「 面白そう ♪ 」 という
贅沢な悩みを決着し、今回はドチャートを先発 ♪
沖の静かな流れに投げ込み、
ゆっくりとリトリーブを始める。

まずは様子見に、
場荒れを避けつつの水面引き ・・・
ダーターカップが水面を削り、
発生する怪しい引き波が魚を誘う ♪

キャスト位置を点々と変えつつ、
流れを輪切りにし、 カゲロウ を見せていくと ・・・

ボフッ ! !

前触れ無く、突然の破裂音 ! ?

「 お ! ? 」 と反射的にリーリングを止め、
アタリを聞けば ・・・
一瞬間を置いた後、
アステリオン に伝わる生命感 ♪

即座に巻き合わせると同時に、
ゆったりとスイープ・フッキングを見舞えば・・・
確かなフックアップ感を感じると共に、
暗がりの水面が割れ、
元気にシーバスがエラ洗う ♪

50cmほどのフッコ君 ♪

スローな流れに、スローリトリーブの結果、
魚の食いもスローになったらしく ・・・
ヒヤヒヤのテールフック一発掛かり。 (汗)

柔軟にやりとりしてくれる アステリオン に感謝 ♪

いよいよ東の空が燃え始める。

川面に射し込む陽の光は、
シャロー域に潜むベイト達を、
否応なく追い立て ・・・
濁った水面に、慌てて沖へと走るベイトの動きが
線を描いて、見てとれる。

沖の流芯に、 カゲロウ 100F を投じ、先刻と同様
水面引きにて数投探るも、無反応 ・・・

流れに揉まれ、ルアーの存在感が薄まった ?

今一度、流れに KAGELOU 100F を投じ、
今度はトゥイッチし、強制的にアピール !
流れの中、水面直下でバタバタとつんのめる
カゲロウ の黄色を目で追っていると ・・・

ゴボォ ! !

流れの中、ルアーの後方で水飛沫が上がり、
飛び出したシーバスと共に、
KAGELOU が消える ! ?

一瞬弾かれたかとも思ったが、
即座に ASTELION は躍動し始め、
伝わる生命感を確認しながら、
じっくりとロッドを絞るように
フッキングを見舞えば ・・・

怒った魚は、一気に流れに乗って下りだし、
けたたましくドラグが鳴り響く ♪

エラ洗いはせず、やたらと元気に走りまくる魚
サイズのわりに、なかなか寄ってこない感じを
訝しがっていると ・・・

濁りの中、走る魚の外側に、
見え隠れするチャート色 ・・・ (苦笑)

怪しげなフッキング位置を考慮して、
一層優しく、丁寧に ASTELION でいなし ・・・
無事ランディング ♪

70cmの綺麗なスズキさん ♪

固い部分ではあったが、
エラ蓋外、皮一枚にテールフック一発掛かり ・・・
危なかった ・・・ (笑)

またも アステリオン の柔軟な対応に感激 ♪
超スムーズに働いたリールドラグにも感謝 ♪

やりとりで、少々場を荒らし過ぎたか ・・・
魚からの反応が鈍くなる。

本格的に上り始めた朝日 ・・・
サンサンと降り注ぐ太陽光は、
ベイトもスズキも仲良く、
一段下へ追いやったらしく ・・・ 反応がない。

先刻のように揉まれる流れの中で、
ルアーを暴れさせて誘うのは、
アピール的にはグッドでも、
フッキング的にはマチマチな事があるので、
今度は、魚のタナを追いつつ、
シャローランナーらしく、
カゲロウ に少しレンジを入れてみる。

対岸際の緩流帯に KAGELOU 100F を投じ、
リーリングで即座に深度を与え、流芯に送り込む。
あとは流れの厚みを感じつつ ・・・
KAGELOU の挙動を感じつつ ・・・
スローリトリーブすること数投目 ! ?

クロスに投じ、流れを追いかけていた カゲロウ !
レンジを入れつつ ・・・
流芯へ向かってリーリングしていた時 ・・・

ガツン ! !

強烈なアタリ ! ?

反射的に体が動き ・・・

フッキング ! !

10フィートMLの アステリオン が弧を描き !
と同時に、シーバスが水中から飛び出し、
流れに逆らいド派手なエラ荒い !

ズドドドーン ! !

ゴツゴツとした、やけにパワフルな首フリに、
驚きつつ、慌ててロッドを両手で保持すると ・・・

水中へ戻った魚は、一瞬で反転、
続いて即座にダッシュして ・・・
今度は流れに乗りつつ、長~いエラ荒い !

ズドドドドドーン ! !

見え隠れするサイズは、たいした事ないのに
一発一発のダッシュの瞬発力が、妙に強烈で
ひとつひとつの抵抗が暴力的 ・・・

その後もエラ荒いを混え、
右へ左へとしばらく激しく暴れるも、
フッキング状態は、かなり良いらしく、
全然バレそうな感触はなく ・・・ (笑)

ひとしきり魚が疲れるまで、
アステリオン を自由に曲げさせ、
無事ランディングしてみれば ・・・

暴れん坊の正体は ・・・

ヒラスズキ (60cm弱) !

頭から KAGELOU 100F を飲み込み ・・・
「 コリャ暴れても、ハズれんわ 」 状態 ♪ (笑)

高水温にやられ、流れに誘われたのか ?
はたまた、ベイトに誘われたのか ?
河川内にちゃっかり、入り込んで来たもよう ♪

突然のヒラの登場に、驚きましたが ・・・
さすがは普段、波に揉まれるサラシの魚 ! !
サイズに見合わぬ、パワフルなファイト ・・・
楽しませていただきました ♪

今回大活躍してくれた KAGELOU 100F !
今月新発売にて、既に手に取り、
釣果を得た方も、いらっしゃるでしょう !

湘南・相模川をベースに、
精力的に全国各地にも遠征し、
その先々で、驚異の安打率でモンスターサイズの
シーバスを仕留めている久保田剛之氏 ! !

氏の監修の下、昨年発売され、
全国各地で火を噴いた KAGELOU 124F !

その兄弟機ともいえる、ダウンサイズバージョン ♪

KAGELOU 100F !

その実釣性能は、湘南は元より、
遠征先の 秋田県 雄物川・福井県 九頭竜川 等、
実釣動画でのランカー捕獲の活躍っぷりからも
容易に分かる、折紙つき !

その詳細と使い方、また KAGELOU 124F との
使い分けについては、
監修された久保田氏ご本人が、ブログにて
詳しく説明下さっているので、
是非そちらを一読いただきたい !

⇒ KAGELOU 100F 詳細

⇒ KAGELOU100Fと124Fの使い分け、より釣る為のコツ

おこがましくも、私個人的な印象を
述べさせていただければ ・・・

久保田氏の説明通り、まず非常に飛びがイイ ♪

最新鋭の重心移動 (LBOⅡ)が入ってるんだから
そりゃそうだろと思われるかもしれないが ・・・

ボール形状の重心移動と異なり、
正確無比に作動する LBOⅡ と、
ダーターというリップレスの突起の無い形状に、
スリム化による空力の良さも相まって、
飛距離だけでなく、その飛びの質 !
「 飛びの安定感 」 が素晴らしい ♪

結果、単純なサーフ等での遠投だけでなく、
河川内、中・短距離でのタイトアプローチの際の
キャストコントロールも非常にやりやすい ♪

またレンジ・アクションについて、
カゲロウ 124F に比べて、ちょっぴり深く潜り、
低速時のウォブンロールを、やや強めに設定
とのことだが ・・・

潜行レンジの浅いシャローランナー特有の、
水圧の無さによる巻心地感の薄さこそ、
時に 「 何やってるのか分からない ・・・ 」 と、
評されるリップレス系シャローランナーの
扱いづらさの原因だと個人的に思っており ・・・

ちょっぴり深く潜ることにより、
わずかでも増した水圧感と、
低速で、やや動きがちとされるアクション
が伝える位置情報は、
ルアー操作をイメージしやすく作用してくれており、
初心者や、苦手意識のあるアングラーの方にも、
KAGELOU 100 F は、使いやすいと思います !

後発ではありますが、 手始めに カゲロウ 100F
その使用感と釣り方を学んでおいて ・・・
訪れる秋のハイシーズン ♪
ベイトもサイズアップする絶好の時期に、
ボリュームのある KAGELOU 124F にて
モンスターハントという展開も
良いのではないでしょうか ?

是非、お試し下さい !

今回の使用タックル

ロッド : アステリオン AST-101ML+
リール : シマノ 3000
ライン : DRAGONCALL 8braid PE 1号
ルアー : KAGELOU 100F ( DO CHART )