こんにちはフィールドスタッフの小林智徳です!
9月も中頃 禁漁が目の前まで迫る秋の香りが深まる中、とても素晴らしい出会いがありましたのでご報告致します。
釣行時の川の状況は秋雨前線の影響で連日の雨が続き長良川本流は増水し、引き水で少し落ち着いた状態…それでも平水時から40cm程水位が高く濁りも白濁した薄い濁り、状況としては悪くないが時期が時期…反応が無いのが当たり前の長良川本流。
9月17日早朝…半袖では寒いと感じる川側に立ちいつものようにロッドを振る、下流から上流へ少しずつ動きルアーローテをしながら丁寧に打つ、粘るが全く反応無し( T_T)
1段下のポイントも入念に撃つも反応無し( T_T)
また本命ポイントに戻りもう一度打つも反応無し( T_T)
ロッドを片手に川を見ながら…「ダメかぁ〜」と思った時…
ふと気になった場所が…。
普段なら気にも留めないポイントですが、増水のよる複雑な流れが発生し、ルアーがまともに泳がない。自分は今までやらなかった、避けていたシュチュエーションへ今回は投げて見た!
1、2、3投目。
「背後に何かいる!デカイ!そして赤い!しかも…食い気のある!いや、怒っている何かが!」
水深も浅いとこまで来て、これ以上巻くと見切られるところで、一か八かで止めてみた!
するとルアーの40cm後ろで静止!
「え!止まる?マジッ!?」
すかさずトゥイッチしたら…飛びかかって来た!
が…くわえるのが下手…(汗)
針先が少し触って流れの中に消えちゃいました…( T_T)
あんな魚影、今まで1度でも見た事がない…全身が震えました!
居る事が分かったので、完全にスイッチが入りました!
震える手を抑えながら…出た場所を徹底的に攻め、ルアーローテやアクション変化を織り交ぜていく。
魚影を見てからどのくらい投げただろう…
「出ろ!出ろ!出ない…」
フックにほんの僅かに触ったからか?
しばらく投げ続けた末、最初に反応したルアー、X-80Jr.BEAT SW・GGティーザー(終盤や濁りの時に絶大な釣果を出している)へ付け直し、さらに数十投目…そして遂に、
“ゴンッ!! ”
「来たぁ〜〜〜!」
ロッドがバットまで曲がる。ズッシリ重い、姿は見えないが首振りが重い!直ぐ相手が何なのか分かりました…想像を遥かに超える引きをイナシながら、
「これは…さっきのヤツなのか?」
「これは絶対バラシたくない」
掛かりが不安なので2度合わせするしか無い!もし掛かり所が悪ければこれでルアーが抜けるはず!思い切って強めに……。ヨシッ、完全にフッキングしてる!(^ ^)v(やって正解でした)
後は寄せるだけだけど…なかなか出て来ない(汗)
やっとの事で浮いて来たのを見て大きさにビックリ! やはりさっきのだ。間違いない。
ランディングは無理をせず、自分が川に入り…首振りをしながら流れてくるのを掬いました。
取り込んだ魚を見てテンションMAX!!
口は内側に曲がり、顔つきはアマゴだとは思えないほど厳つく、背中は突き出し、体高や厚みの重量感、赤く浮き出た婚姻色、これが会いたかったサツキマス!長さは49cm!!
あまりの大きさに目を疑いましたが…現実です!
これぞ、長良鱒。最高の出会い感激です。
たぶん…今後出会う事は難しいと思われた魚に会えた事で一生の最高の思い出を刻む事が出来て嬉しくてたまりません。
しかし…この49cmサツキマスを釣り上げたロッド・GH57-3LSはヤバイです。
釣りながらもロッドの曲がり具合は確認しましたが、しなやかに全体で曲がり、曲ってもパワーが落ちない!もちろん感度や操作性はバッチリ。曲げて取りたい自分の釣りに合ってるロッドです!「5フィートで49cm取ったの?」って言われますが…十分ロッドにパワーあるし、これが楽しいんです!
これでGH57-3LSは49cmのサツキマスなら釣り上げられることが実証されました( ◠‿◠ )v
グレートハンティング!!
■ 使用タックル
ロッド:GH57-3LS
リール:GAUS 20X
ライン:PE 0.6号
リーダー:フロロカーボン 1.7号
ルアー:X-80Jr.BEAT SW(GGティーザー)
自分のリーダーの選択についてですが、号数は上げる事はあっても下げる事はありません!
ラインブレイクだけは絶対に避けたいからです!
シーズン通してほぼフロロの1.7号を使用しています。
今回釣り上げられた要因は…平水時の川の状況を知っていた、2度合わせが決まった、この2点が重要だったのではなかったかと後から思いました。
禁漁間近ですラストスパート頑張りましょう!!
皆様に秋鱒の素晴らしい出会いがありますように…。
トラウトには夢がある!