秋のこの時期は急に釣果が落ちてしまい、実は1年で最も絞り辛く難しい季節かもしれません。
バスは高水温から解放されて快適に「動ける」状態。
この動けるというのは夏に比べると様々なエリアやレンジにもいるという事。そして、それらの良い条件の各所に居ながらも動き易い環境の為に、途端に消えてしまったり急にバイトが出たりといった現象が多く発生する事。
これが絞り込み辛くなってしまう要因の1つです。
その日その日で、より良いスポットを探す事、粘るべき場所、見切るべき場所等々、日替わりというより時間替わりといった感じで他のシーズン以上に状況に対応する事が求められる季節です。
そんな季節の亀山ダムを今回は先日リリースされた I×I SHAD TYPE-R で釣っていきましたのでご紹介を。
I×I SHADのスペックは57mm 1/4oz。
LBO IIが搭載されていているので飛距離はノーストレス。57mmのボディサイズながらベイトフィネスタックルで充分過ぎる程のディスタンスを稼ぐ事が出来ます。
動き出しの速さもLBO IIのお陰で着水点から瞬時に水を噛んでアクションを開始してくれます。これはリザーバーの小場所を打っていく際にはとても大切です。
バスの反応する範囲が極端に狭い場所では着水点からすぐにアクションを開始しなげればどんなに良いスポットにキャストが決まったとしても全く反応が得られなくなってしまう為です。
その点においてもLBO IIの動き出しの速さはバイトチャンスを確実に増やしてくれるシステムとなっています。
アクションはスクリューロールアクションというピッチの早いアクションで、私的には一定のスピードでのストレートリトリーブをメインとして使用しています。
ロッドは EVOLUZION F2.1/2-66ti。
キャスト時にはしっかりとルアーのウエイトを感じられる為に、ストラクチャーに対して多少難しいポジションからでもオーバーハングやストラクチャー周り、岩盤の小さな張り出し等々の小場所でもきっちりとキャストを決めてバイトチャンスを増やす事ができるロッドになっていてI×I SHADには素晴らしくマッチするロッドです!
そしてI×I SHADの早い展開でその日のベイトが溜まっている所や水の良いスポットなどを見つける事ができたならば喰わせの能力に長けたTOURNAMENT CRAWLERやPATALIROの出番です!
ストラクチャー周りであれば TOURNAMENT CRAWLER のダウンショット、フラットであれば PATALIRO のキャロでどちらも基本はボトムやストラクチャーに着けてのスローなアプローチになります。
秋はその時々で良いエリアやアクションが変わってきますのでこれといったアクションにこだわらず様々なアクションを意識してワンキャスト毎に変えていくというのも正解への近道になります。
今回は I×I SHAD TYPE-R で探していき、TOURNAMENT CRAWLER とPATALIROで絞り出すといった釣り方でビックフィッシュこそ出なかったものの現在の厳しい現状でコンスタントにキャッチをする事が出来ました。