秋深まる北の渓 | Megabass-メガバス

FRESH VOICE

秋深まる北の渓

初めまして。Megabass Great Hunting Pro staff 永嶋 佑基と申します。

宜しくお願い致します。

 

〜プロフィール〜

北海道在住、30代前半、北の大地の鱒追人です。

Megabassにサポートして頂いて2〜3シーズン目となります。道央圏をメインフィールドとしており、季節や狙うターゲットによっては道内各地に足を延ばして釣りを楽しんでいます。釣り以外には、スノーボードのライダーとして活動、サーフィンやゴルフなど四季を通して北の大地で趣味を満喫しているアウトドア派なサラリーマンです。

Megabass製品の使用感などはもちろん、北海道の自然や綺麗な魚達を発信していきたいと思います。宜しくお願い致します!

 

 


 

 

秋の北海道は、最低気温10℃を下回る日も少なくないが、最高気温は20℃前後となる。

この日は、秋晴れで昼から通いなれた渓へ向かった。

木々は色づき、空気が澄んだ秋の渓に立つのは最高に気持ちが良い。

のんびりとリーダーを結び、ルアーをチョイスする。

春から秋にかけては、まずSIGLETTを流してみる。

水面に反応がなければ、水面下の釣りへシフトしていくスタイルだ。

しばらくSIGLETTのみで進んでみたが水面への反応は無いまま、大場所に辿り着いた。

如何にもモンスタークラスの鱒が潜んでいそうだが、未だ反応が得られずにいる苦手なポイントだ。

少し強めの風が吹き始め、色とりどりの落ち葉が川へと吸い込まれる。

観賞には最適だが釣りをするとなると厄介なものだ。

底が見えない程深く、岩に当たった押しの強い水流は複雑に変化し色々な形で渦を巻く。

今回は、その複雑な流れに落ち葉もプラスされ水中は混沌としていた。

届いたばかりのプロトルアーを結び、色々試みるも複雑な流れと落ち葉に邪魔され、狙ったレンジまでルアーを送り込むことが出来ない。

色々な立ち位置を試していると、一瞬だけ水中に入っていく流れが見えた気がしてすかさずルアーを送り込む。

先程までより少し深いレンジまで送り込めたようだ。

落ち葉の中でも目立つようルアーを躍らせ、低~中層をじっくり流していく。

半分位巻き取った頃、ラインスラッグを取るハンドルが強制ストップ、根掛かりか?と思わせるような重みがのった。

合わせた次の瞬間、根魚のように底へ向かって猛ダッシュ

ラインがジリジリと出され岩に干渉している感触が伝わってくる。

足場が悪くあまり移動出来ない場所であったが何とか魚を浮かせた。

安心したのも束の間、今度は下流へ向かって猛ダッシュ。

50m程下流でやっとキャッチ出来た魚は最高なコンディションのレインボーだった。

 

 

 

この1匹で満足し、秋の渓を後にした。

 

難攻不落のポイントから魚を引き出したこのルアー。

今後大いに活躍してくれることだろう。

 

 

永嶋 佑基

 

■ タックルデータ

ROD:GH77-2MLS

REEL:3000HG

LURE:GH PROTO LURE