今シーズンのお浚いと、イベント的に足を運ぶ釣行の旅をこちらにてお届けいたします。
*エリアでの釣行
開発段階ギアテストも兼ねて群馬県は赤久縄へ。
自然渓流と水質、魚のクォリティーが頗る高く楽しいフィールド、自分的には特に日々の源流釣行に慣れている為、エリアでの釣りもやはり美しい環境かどうか!?気になるところ・・こだわりとしてその部分はなかなか外せないですね。
エリアトラウトは養魚場にぎゅうぎゅう詰めで育つ内に尾っぽを互いに傷つけあい丸くなっていることが多い、と。
しかし群馬県は特許鱒「ハコスチ」も入っています、この業種に関してはこすれにくく飼育しやすい、とのことです。
自分的には、やはり可能な限りヒレピンに近い鱒を狙いたい。
同じエリアでも人によって攻め方が全く異なり、このミニマムな世界に種類と手法が入り組んでいる…面白い釣りですね。
それぞれのギア&スペックもギリギリで、繊細なファイトと繊細なやり取りでどう鱒に対して反応させられるか!?
日々、自分はスレてない魚を追い求めて源流域秘境へと足を運ぶ事をメイン活動としている為、真逆のテクニック。
基本的にスレている、バレている環境での駆け引き、たまらなくゲーム性も高く、オフシーズンのトレーニングとしても新たな扉を開く意味では、楽しくもあり勉強になるジャンルですね。
■使用ルアー
GREAT HUNTING 48 Dive(スローフローティング)、GREAT HUNTING GH-Vib38、TINY SIGLETT、GRIFFON Bait Finesse、スプーンなどが有効的でカラーは頻繁に多色交換。
細やかなレンジ調節、挑発のバリエーション、カラーチョイス、フローティングなども、Megabassルアーかなりのバイト実績がありました。
また、普段リリースがほぼなのですがこちらは養殖場も設備され、釣った魚は料理も行なって頂け鱒!渓流ゾーンには岩魚&山女魚も!
源流域はほぼ一人での釣りなのですが、シーズンOFFならではの仲間でのコミュニケーションも生まれることもエリアでは醍醐味ですね。
*十和田湖・ヒメマス
そして、次は十和田湖・ヒメマス!
この時期にペアリング、接岸などによる狙いを定めた釣行。
遠投でスレの少ないヒメを狙うのも1つ、足元で右往左往しているヒメも狙いの1つ。
まずはその魚体の美しさに感動。以前は北海道での屈斜路でも出会いましたが、秋田での今回の旅は初めて。
*ヒメマス(姫鱒、Oncorhynchus nerka)は、サケ目サケ科の淡水魚の一種で、湖沼残留型(陸封型)のものを指す(降海型はベニザケという)。1904年(明治42年)、北海道庁水産課職員により命名された。北海道ではアイヌ語で「薄い魚」を意味するカパチェプ(kapacep)のうちの魚を意味するチェプ(cep)が訛った「チップ」の名でも呼ばれている。
こちらも水質、環境が素晴らしく、正にアウトドアフィッシングにはもってこいの環境。
湖畔でのキャンプ&焚き火も組み合わせるフィッシングスタイル、より充実した旅になることは間違いない日本を代表するエリア1つ!素晴らしいの一言。
今年は通年に比べると接岸率が低く、厳しい釣りでしたが試行錯誤しなんとか、、、。
今回のメンバー皆に釣果あり!流石ですね。
ルアー、釣り方としては遠投でスレのないマスに対し、レンジコントロールで層を探りヒットさせる。自分は基本表層狙い。サスペンドミノー、フローティングミノー、5g前後のスプーン。
もう1つは、接岸しきっているヒメちゃんへの駆け引き。
蛍光色、ピンク、グリーンが効果的のようですね、いかに鼻っ面で威嚇できるか、口を使ってもらえるか!?エリアのようなやりとりがありましたが、これも釣法の1つ。
軽量(5g程度)のジグ、バイブレーション、スローシンキングミノーでの鼻っ面へとダイレクトに落とし込み・・・ちょんちょん提灯スタイルも!
僕は可能な限り1回に対して長いファイトを楽しみたく、スレの少ないヒメを仲間のアテンドの元、ひたすら探し遠投でヒットさせる事に集中、、、今回の旅:1本の貴重な釣果。
なかなか厳しかったですが、ホッと一息。これで安心して帰れると・・心の中で。w
■使用ルアー
GREAT HUNTING 55 Heavy Duty(フローティング、シンキング)、 GREAT HUNTING 48 Dive(スローフローティング)、スプーン(5g前後)が有効的。
それにしても鱒は楽しい。美しい。心地よい。自然との調和。心身の回復。人間は動物です。
素晴らしい「シーズンOFF!」です。
*写真は今回最初にお誘いを頂いた_TICTアングラーtommyさん。
https://www.instagram.com/tommy.atsushi
おまけ:「アングラーであり続ける事」
*日々の連続釣行、疲労回復と生活スタイル*
私の住む環境は群馬県・利根川水系の源、藤原地区に位置します。限界集落であり冬季には3m以上の積雪がある日本TOPクラスの豪雪地帯。主に源流域が目の前のフィールドです。
水量が非常に多く、日本三大激流、三大岩場、三大急登とも言われるExtremeな環境です。
メインシーズンになると月の25日は渓に立つのですが、ご存知の通り歩行距離&山岳域での体調管理と危険回避は絶対条件です。
基本ソロで行いますので、事故などを起こしてしまうと、電波がなく、人も勿論出会うことの可能性が低いため、とても危険。生活スタイル、睡眠、体調管理、全てを整えながら日々生活してます。
目的地、自身の位置、GPS機能は勿論必要でFieldAccessと言うアプリケーションを常に使用しています。テン泊になるとスマホ充電も考えるべきです。基本圏外ですので、スイッチはOFF、必要な時のみにON。また防水ケースは必須。水没などでの故障はありえないです。
*朝は最低でも毎日4時に起きます。2〜3時の時もありますが状況によりけり。
*夜は9時には寝ます。
*睡眠時間を最優先させる為、基本お風呂には入りません。(頭が痒くなり限界を迎えると勿論入ります)
*食事は1日2回。
*続ける事により体重は減りますが、筋肉はエネルギーを消費しますので、結果マラソン選手のような体型になりスタミナ、持久力、そして一番大事な集中力が研ぎ澄まれる身体になります。
*本業のデザイン業もありますので、お昼には上がりますが状況が良ければそのまま続けることもあります。また、その逆もあります。
*仕事の都合で、メインポイントまで竿を出さず最速で駆け上がり、ピンポイントでの魚止滝壺を狙い、引っこ抜き、ダッシュで帰ることも多々あります。(パックロッドが特に必要な理由はここです)
*竿を振りながら日々、デザインとアイデアを考えています。釣りながら脳がぐるぐるしていますが、決して集中していないわけではありません。
*スノーボード選手時代にも、大会の大きなジャンプ台の前でも同じ状況でしたので慣れています、過去一度も大きな怪我はありません、これが私のスタイルでありモチベーションでありバランスであります。
*とにかく、渓に誰よりも多く立ち身体で覚えさせていく手法です。
*結果、日々渓に立つには生活バランスを常に意識することが必要です。スランプに陥ることがあれば、それは技術的な部分には然程なく生活にあると私は判断しています。
*連続山岳釣行、疲労回復には特別な歩き方をしています。土踏まずマッサージ歩行です。
土踏まずマッサージ歩行:銭湯などに行くとよくおいてある、あれです。基本沢通しで帰る場合は石の最頭部分を足の底面、土踏まずで必ず踏み込みながら、歩幅、岩の感覚を感じ、岩のぐらつきも計算しながらテンポよく歩きます。
ポンポンとカモシカのように、岩頭を渡り歩くので慣れとバランスが必要ですが、歩いているうちにどんどん土踏まずのツボを刺激し、明日の釣行時には驚くほど疲労が回復しています。
しかもかなり早く、下山できることもメリット。デメリットはバランス感覚がない方にはオススメ出来ません、踏み外すと足首の捻挫、骨折に繋がります。ここでも大事なのが先ほどの集中力です。きっちりと帰る為の体力も計算の上で行う行為です。極めると日々の連続長距離釣行が可能になります。
沢靴は必ずフェルト素材を好んでいます。ぬめりや岩の滑りに対応することを最優先しています。登山道、巻道、藪漕ぎでは不利ですが石の最頭部分を最も私は重要に考えています。沢靴は色々試しましたがアッパー部分は水はけがよく、硬いサポート力が好評、登山ブランド・キャラバン別注依頼「mazume フェルトスパイクシューズ」が私のヘビーローテーションアイテムです。4足目です。
最も難しい課題「仕事と釣行日数のバランス」は後日、Vol2で語ろうかなぁと思います。
まだまだ、語ることはありますが今回はこの辺にしておきます。
月末から北海道釣行があります。
また次回のUPにご期待くださいませ!
利根水系みなかみの福山より。