流れが魚を誘うのか ?
それとも ・・・
地形変化が魚を誘うのか ?
それはモチロン ・・・
両方でしょ ♪ (笑)
5月6日 ゴールデンウィーク最終日
この日も深夜より竿を振り続けている。
友人から聞いた話では ・・・
前日、5日の朝マズメは、周囲含め
釣果は一切無かったらしく ・・・
連休中、休むこと無く富士川詣でを敢行した
友人に 「 俺、明日はもう行かない ♪ 」 などと
声高らかに宣言されてしまうと ・・・
なんとも気持ちが萎える ・・・ (苦笑)
既に他の友人らとは
釣り場にて待ち合わせしていたのだが ・・・
敗戦色濃厚な釣り場状況を知ってしまうと ・・・
「 どうしよう ・・・ ウッカリ寝過ごしちゃおうか ? 」
などと黒い思惑が頭に浮かぶ ・・・ も ! ?
そこは町内一のモラリストを自負する私 ! (笑)
友人らと共に、負け戦を精一杯戦おうと、
一路深夜の富士川サーフへとやってきました ♪
さてさて深夜0時、友人らと合流し、釣り開始。
とりあえず、しばし河口の様子を伺ってみるが、
シーバスの気配は無く ・・・ 実際反応も無い ・・・
さすれば ・・・
ゴールデンウィーク中、好調だったヒラメは、
釣れた位置が微妙にズレたりしていたようだが、
どれも河口からは離れた場所での
釣果だったことから ・・・
私は早々に河口を諦め、
朝マズメのヒラメを狙ってみようと、
夜明けまでの、たっぷり4時間を
サーフのポイント調査に費やすことに決定 !
深夜の浜辺をカニ歩きしながら
カットバイブHW を沖へと投じ、
細かく 「 水深 」 や 「 底質 」 を確認しつつ、
「 流れ 」 を探してみた !
ひたすら沖へ CUTVIB HW を投じ、
ロッド が伝えるボトム感触を、
グリップしている右手で神経質に聞き込み、
リールハンドルが伝えるリトリーブ抵抗を、
ハンドルを廻す左手で必死に精査する。
今日は、たっぷり時間がある ♪
歩いては投げ、歩いては投げ ・・・
繰り返しリトリーブを味わいつつ、
ひたすら 「 気になる違和感 」 を探す。
そしてサーフを CUTVIB HW にて
絨毯爆撃し始め、1時間程経過した午前2時頃、
暗闇の海へ遠投し続けていた カットバイブ HW 。
着底からの巻始め直後に ・・・
ゴン ! !
突如、心地よい衝撃が走り ♪
反射的に繰り出したフッキングに ・・・
生命感が宿る ♪
正体は ・・・
小型のコショウダイ ♪
闇雲な カットバイブ HW の絨毯爆撃による
完全なる交通事故でございますが ・・・
何にせよ、魚の反応が得られるのは
嬉しいものでございまして ・・・
俄然やる気が出てまいります ♪
さすれば、より一層丁寧に ・・・
リトリーブ感触に集中しつつ、
ひたすらキャストを続けながら、
浜を歩くわけですが ・・・
とある位置でキャスト中、
CUTVIB HW のリトリーブに
僅かながら、「 重さ 」 を感じ ! ?
しばし集中的に周囲に カットバイブ HW を
散らしてみたところ ・・・
「 ガス ! 」 「 ゴス ! 」 っとスタックが連打 ・・・ (汗)
幸いなことに、ラインを引っ張ったところ、
無事ルアーは回収できまして ・・・
気になるポジションを発見できました ♪ (笑)
ポイント位置を覚え、今しばらく歩をすすめ、
引き続きサーフ調査を続けてみましたが ・・・
先ほどの位置から10mも離れると
キャストした カットバイブ HW の
リトリーブ抵抗が無くなってしまいます ! ?
時刻はそろそろ午前3時を回った頃 ・・・
いよいよサーフには、歩いてくる釣り人の
ライトが蠢きだしておりました。
私は、発見した先刻のポジションの詳細を
探ろうと、早々とポイントをキープ ♪
ルアーを CUTBIV HW から
マリンギャング 140S へと交代し、
集中的に 「 流れ 」 を探ってみました。
立ち位置から放射状に マリンギャング を散らし、
微妙に変化するリールの巻抵抗を吟味 ♪
イメージできた流れの感触は、
私の左斜めから入ってきて、正面~やや右斜めに
吐き出している感じで ・・・
無論、特別強烈なものでは無く、他に比べて
「 無いよりマシか ・・・ 」
くらいの感覚でありました。
私は、沖へと払い出す流れを中心に
MARINEGANG 140S を散らして投じ、
バイトを待ちます。
時刻は4時となり、浜はいよいよ釣り人だらけ ・・・
私の周囲もビッチリと、左右等間隔に人が並び
既に身動きはとれません ・・・ (笑)
2時間かけて、己れの選択した位置が
果たして正解なのか ? どうなのか ?
プレッシャー最高潮に極まった連休最終日の朝、
魚が全く口を使わず、浜一匹も上がらない的な
展開も覚悟しつつ、ルアーを投じ続ける ・・・
「 自分は有利な位置にいる ! 」 と信じつつ ・・・
「 有利であってくれ ! 」 と願いつつ ・・・ (笑)
いよいよ夜明けで、白みだした風景の中、
「 時合は ・・・ まだか ? 」 と内心戸惑いながらも、
淡々と MARINEGANG を泳がせていた時 ・・・ ! ?
ヌグ ! ?
突如、マリンギャング がストップ ! ?
そこは ・・・ 2時間も散々ルアーを通し続けた
勝手知ったる海中 ! !
感じた違和感、待ちに待った違和感に
即座に体は反応 ! ! 間髪入れずに ・・・
思い切り上段フッキング ! ! (笑)
ヌタヌタとはためき、蠢く浮遊感に
ヒラメを確信しつつ ・・・
サイズはジャスト60cm ♪
テールフック一発掛かりなので ・・・
下からの待ち伏せ突き上げバイト
というよりは ・・・
流れの中、MARINEGANG 140S を
追っかけバイトという感じでしょうか ?
尚、このヒラメをランディング直後、
写真撮影を行っている間に、
私のポジションに入った友人の一投にも ・・・
一撃でバイトが発生 !
40弱のソゲサイズではありましたが ・・・
結局この朝、サーフでの釣果は、
この同一ポジションで釣れた
2枚のヒラメのみで ・・・
変化乏しいサーフの中で発見した、
微弱ながらも稀有な 「 流れ」 が
貴重な釣果をもたらしてくれたと感じます。
思うに ・・・
当初 CUTVIB HW を投げ続けていた折、
それまで何事もなくボトムトレースできていた
ルアーが、突如スタックしだしたのは ・・・
周囲と異なり、多少なりとも流れによって
ボトムの砂地が流されており、
さらに流れのアタリ方によって、点々と
エグられたような 「 急角度なブレイク 」 が形成
されていて ・・・ そのブレイクの壁に当たった際、
カットバイブ HW がスタックした感じ ! ?
些細な流れが、
少しづづではあるが確実に砂を飛ばし、
さらには徐々に海中のブレイクを際立たせ ・・・
微弱とはいえ、常に生じている流れは、
確実にベイトであり、フィッシュイーター達の
通り道となり ・・・
同時に、流れによって形成された、
周囲よりもメリハリのついた地形は ・・・
フィッシュイーター達の恰好の狩り場となる !
無論、私の勝手な推論であり、妄想であり、
希望的観測なのでありますが ・・・ (笑)
先日、日曜日、再びこの位置で
友人に55cmのヒラメが釣れたのだから ・・・
あながち外れてはいないと思うのです ♪
今回の使用タックル
ロッド : Shadow-XX SXX-100M
リール : SHIMANO 4000
ライン : DRAGONCALL 8braid PE 1.2号
ルアー : CUTVIB HW ( GG BORA )
MARINEGANG 140S ( GG RAINBOW )