前編ではハワイ出発前の準備・ピーコックバスの特徴・ルアーセレクトについてお届けしました。(→前編記事はこちらから)
後編はいよいよ実釣編!!
限られた実釣時間の中、入念に準備を重ねた成果は報われるのか!?
それではレポートしていきます。
【ホテルからのピックアップ→今回の舞台“レイクウィルソン”へ】
ホノルルにあるヒルトンハワイアンビレッジに宿泊。
事前にガイドさんとアポを取り、AM 6:00にホテル近くで待ち合わせ、ピックアップしていただきました。初めての地なので、もちろんウィルソン湖への行き方もわからず、車を運転するのは不安が大きかったため、送迎付きは本当にありがたかったです。
ちなみに車内にはもう1組アングラーさんがいたこともあり、荷物はあまり持ち込めなかったため、コンパクトに収納できたトライザはとても便利でした。
途中、現地のコンビニへ寄りつつ、およそ1時間弱のドライブを経て、いよいよウィルソン湖に到着!!初めての景色を目の当たりに胸を躍らせながら、2本のトライザにラインを通していきました。
【現地での支度を進める】
ガイドさんがボートの準備を進めている間に、タックルを組んでいきました。
タックルの使い分け・狙いは以下の通り。
スピニングPEで遠投意識。遠くでボイルが起きても、守備範囲広くカバーできるようにしました。また、カバーを横に長く引きたい状況を考慮しました。
* F2-70XSTZ Main Specification *
Sub name : Lopros
Length : 7’0″
Lure capa : 1/32 – 1/4oz.
Line capa : 3 – 10Lb.
Closed Length : 74cm
ベイトで手返しよくカバーへタイトにアプローチ。連続カバーが続くときは、精度と手数を重視する場合はベイトタックルがマスト。
* F3-68XTZ Main Specification *
Sub name : Grils
Length : 6’8″
Lure capa : 1/4 – 5/8oz.
Line capa : 6 -14Lb.
Closed Length : 70.5cm
【実釣スタート!!】
この日は快晴予報で、ハイライトな展開が予想。実際、朝から雲が少なく、「厳しそう…」と思ったのが率直な感想でした。笑
気温はおおよそですが、朝25℃~日中33℃でした。日本と違い、湿度が低くスッキリした暑さといった感覚です。けれど、暑いことに変わりはないので、水分の用意と日焼け対策を万全にして望みました。
支度が済み、スロープを出発。エンジンで軽快に湖を上流方面に進んでいく。中流付近でエンジンを止め、ガイドさんがポイントを次々に案内してくれました。
中流まで行く間に景色を食い入るように目に焼き付けていく。橋脚が1つあった以外はレイダウンをメインとしたカバーが広がっていました。湖の形状は、横に広いというよりは、縦に長い湖といった印象でした。
※ウィルソン湖で釣りをする場合には、フィッシングライセンスが必要です。
【早速巡ってきたチャンスをモノにする!!】
ファーストポイントに着いたのは7:30頃。ガイドさんから朝のボイルチャンスを掴むのが大事と助言を受けていたので、ボイルに期待しつつ、周囲の状況にも気を配りながらシャローフラットやレイダウンにアプローチしていきました。
と、その時ボートからやや沖目で突然のボイルが発生!!引き波立ててベイトを水面に追い込んでいる!!
すかさずF2-70XSTZにDOG-X Jr. COAYUをセットしてあったタックルをボイル目掛けてキャスト!見切られないように、DOG-X Jr. COAYUを高速ドッグウォークアクションで逃げ惑うベイトフィッシュを演出。
すると…
ルアー目掛けて引き波立てながらピーコックバスが猛チェイス!!途端にボコン!!とルアーを捕食!!
重量感がロッドに伝わった後、すかさずフッキング!!
「デカい!!」
とにかくものすごい引き。
過去、一度だけスモールマウスバスを釣ったことがありますが、その引きに似ていました。
フッキングした後は、慎重に慎重にドラグコントロールしながらやり取りし、無事にキャッチ!!
推定45㎝程の念願のピーコックバスを手にして感無量!!同時に安堵感が…(笑)
※写真撮影中に出血が見つかったため、速やかに水中で休ませた後リリースしております。
しかし、あの引き波とファイトは病みつきになりますよ。それぐらい勢いがあった!
今も鮮明にあの情景が浮かんできます。
【期待のボイルは消滅…カバー展開へのシフト】
ボイル撃ちが狙いの1つでもあったので、実はローライトボイル撃ち展開を願っていたのはここだけの話…(笑)
日が昇りはじめると次第にシェードが少なくなり、カバー展開へシフトしました。
ウィルソン湖はレイダウンが豊富で、ピーコックバスの絶好の隠れ家になります。
ボートでショアラインにあるレイダウンを中心になるべくタイトにアプローチできるよトライザで繰り返しキャストしていきました。
【カバーへのタイトキャストが釣果を左右する】
プラグをカバーに撃ち込んでいくことってなかなかなかったけれど、ここで活躍したのが事前準備に多くの時間を費やした“ダブルフックセッティング”。
カバー越しのキャストでも、引っかからずにカバーを乗り越えたり、滑らかにカバーに沿ってアクションできました。そのおかげで、リズムよくキャストすることができ、カバー沿いのアプローチで2尾のピーコックバスと1尾のニードルフィッシュを追加することができました!
【トライザの絶妙なレングスとテーパー】
ルアーアクションのつけやすさと飛距離の両立を図る時には、やはり長すぎず短すぎずのレングスが大切。自分のセレクトした2本は、プラグを使ったファストムービングの釣りを意識しています。完全フィッシュイーターなピーコックバスを狙うには最適な2本。もちろんバーサタイル性も兼ね備えているので、日本での釣りにもアジャストできます。
今回はすべてF2-70XSTZでの釣果でしたが、ピーコックバスの急な突っ込みにもしっかりバッドが耐え主導権を握らせませんでした。パックロッドの性能はワンピースロッドと遜色ないレベルにまで達しているのだと実感した瞬間でもありました。
【実釣を終えて】
時間にしておよそ4時間の実釣。ガイドさんとの対話を楽しみながら、スロープへ戻り帰着。結果、時間ギリギリまでキャストを繰り返し、計3尾のピーコックバスとニードルフィッシュ1尾をキャッチ!!
ガイドさん曰く、ここ数日釣れても1~2尾だったらしく、「この炎天下の中、数・サイズ共に上出来の釣果」とお墨付きをいただきました♪ ←めちゃうれしかった。笑
この釣果に結び付いたのはリズムよくキャストできたことだったと一番に感じています。
根掛かりが多いと、ルアーを取りにいくタイムロスとポイントを潰してしまう負のスパイラルに陥りがちです。そのため、事前準備したダブルフックセッティングと、トライザの扱いやすさが自分に釣れるリズムをもたらしてくれました。
【片付け】
実釣が終わり、最後は片付け。トライザを再び3本にセパレートし収納。
コンパクトに収納でき、持ち運びが非常に便利なのは、荷物を最小限に抑えたい海外遠征で本当に重宝。国内でも、荷物が多くなる場合や、電車・自転車移動などの場面で気軽に持ち運ぶことができます。
自分は手に入れていないですが、トライザトラベルバックもラインナップされているので、ぜひチェックしてみてください!ボックスも収納できるので、このバックがあれば、ロッドとルアーが一つのバックで持ち運びできるようです!
【まとめ】
楽しかった時間はあっという間。その中でも、ピーコックバスのアグレッシブなバイトが最も印象的でした!
「また釣りたい…もっと釣りたい…!!」と心から思わせて、楽しませてくれたピーコックバスにスペシャルサンクスです!
また、ハワイを訪れる機会があれば絶対に釣りに行くこと間違いなしのアクティビティです。笑
そして、収納力から大切な実釣で大活躍してくれたトライザ。
トライザがあったからこそ、最高のハワイピーコックバスフィッシングの時間を満喫できました。これから海外遠征や出張を控えている方、自転車釣行でパックロッドを検討している学生さんなどなど、ぜひ、トライザのある生活を満喫してみてください!
より快適なフィッシングライフを過ごせると思いますよ!
↓キャストの模様やピーコックバスとのやり取りなど、ご覧いただけます↓
ダイジェスト版はこちらから→ https://youtu.be/5ETBasHq28g