気温も少しずつ低下し、暑さも和らいできましたね!
特に朝夜は気温が20度前後で少し肌寒い気候になっており、いよいよ秋本番といった季節感です。
これから水温が下がるにつれて、バスのポジションも目まぐるしく移り変わります。今まで夏ポジションにいた魚が徐々に散っていき、絞りづらくなるのが秋の特徴。
今回は、水通しの良いエリアを駆け巡り、近距離中層でバスを絞り出すことができましたので、そのレポートをお届けします。
【水通しの良いエリアが有効な理由】
初秋~秋に移り替わる時期は、夏を引きずっているバスや、気温変化や台風の影響でターンオーバーして水質が悪化するなど、秋は秋なりの特徴があります。そのような状況下において、有力になってくるのが、水通しの良いエリア。
代表的な例はインレット。他にも、ウィード周り、風や湖流により流れの発生するエリアなどが挙げられます。
このポイントに共通するのは、
①フレッシュな水が流入
②流れを生む
③酸素量を確保できる
①、②、③=ベイトが溜まり、そこにバスが入ってくるといった構図です。
これが秋のターンオーバーを攻略する上で注目する点の一つです。
【リアルシルエットが超有効】
例年、水通しが良くベイトが入ってくるスポットを中心に攻め歩いている秋。今年はそのエリアを十分絞り込んで、まずまずの釣果を得られています。
中でも有効なのが“ジャミラ”。見た目通りリアルシルエットが特徴なワームです。
このリアルシルエットが抜群に効いており、ジグヘッドを使ったミドスト仕様が好調です。ミドストする場合、水抵抗を無くすためにヒレカットし、アクションさせた時にボディが受ける水抵抗を極限まで少なくします。抵抗を少なくすれば、ロッドアクションでボディがロールし、弱った小魚を演出することができます。
【近距離カバーミドスト】
ミドストというと、ブレイクなどの沖を攻略するイメージがありますが、自分は足元や近距離にあるライトカバー(草や細身のベジテーションが中心)に絡めてミドストする近距離戦で使うことがほとんどです。そのため、バイトした時に即掛けでき、カバーから一気に引き離すことができるバッドパワーのあるファストテーパーのロッドをセレクトしています。
以前、ベイトフィネスを使用していましたが、今年はスピニングロッド“VKS-68ML”で近距離ミドストにチャレンジしております。
糸を細くしたことにより、ロールしやすくなったことが最大のメリット。しかし、カバーが絡むところでは少なからず不安が大きいため、パワーのあるMLクラスのロッドを使用しています。
ラインも細すぎるとラインブレイクの恐れがあるため、5lbを使うことをおススメします。
【まとめ】
秋になり気温が下がり出すと、魚にとって適水温となり。小バスが活性化してサイズが選べない状況が多々あります。また、夏や冬のように1ヶ所に留まらないため、魚を絞り出すのが困難です。かといって、むやみやたらに狙いなく投げて巻いていて釣れるものでもありません。ビックバスを釣るために、ターンオーバーに有効なスポットを絞りながら、より繊細なアプローチを心掛けることも秋の攻略法として大切です。
その中の一つのセレクトとして、ヴァルキリーとジャミラの特徴を活かした釣り方をぜひ試してみてください。