湖&止水の活性期も地元群馬県みなかみ町では終了。
本州は本格的な梅雨入り、、連日の雨&濁流にてなかなか釣りにならない時期。
そんな中でも活性域に向け遠征&来期リリース予定!ヘビーシンキングミノーでのテスト、鱒との答え合わせを積み重ねていきます。
さて本題の4年前から始めた北の大地への遠征記事。
6月頭のパーフェクトな鱒活性期を求めて。
パワーファイト、全てに関してのクオリティーは郡を抜くエリアでのテスト&撮影は圧倒的に成果を出す。
勿論、厳しい状況やスレたシーンでの釣果へ繋げる難しさ、ゲーム性も楽しみのうちの1つなのですが、
ルアー&ロッドテストではパワーあるネイティブ鱒との可能な限りのコンタクト数!多ければ多いほどやはりフィードバックが見出せる。
来期リリース予定のヘビーシンキングミノー、ルアーコントロール、アジャスト、体感のもとコメントさせて頂きます。
釣果は全て新規河川、11日間、車移動距離1700km、平均睡眠時間4時間、トータル歩行距離は約150km。
過酷であり体力と集中力との勝負でもあります。
集中力を切らさず、1回1回の鱒とのコンタクトにルアーのレスポンスを丁寧に照らし合わせる。
その中での違和感や、特化した部分を精密に記憶と手感覚でデータとして身体に染み込ませていきます。
まず、GH(仮名:ヘビーシンキングミノー51mm)来期リリース予定 & スプーン(私物7g)をメインで行えること前提での河川を開拓。
基本的に渓流、上流域での釣行です。
ロッド:GH5.3ft ベイトフィネス(プロトロッド)
リール:BFS or Abu2500c (Bait FinesseTune)
ライン: PE1.0号 or PE0.8号
リーダー: 1.5号~2.5号
ヒットルアー:ヘビーシンキングミノー51mm(プロト) or スプーン7g私物
フィッシングベスト:snowpeak x TONEDTROUT
GH(仮名:ヘビーシンキングミノー51mm)を中心とした釣果をご紹介致します。
※ルアーはまだテスト段階ですので、アップ写真等は控えさせて頂いております。
河川は先ほど説明したよう上流域メイン、川幅は10m前後。
流域として上流から源流への入り口と言うところでしょうか、山間部奥深いエリアでの出逢いです。
そこには凝縮された環境で育ち、美しさと血統の濃さ、山間と比例する自分だけの鱒が存在します、自身のフィッシングスタイルとしてはここにあります。
基本的に流れに対し強く負けない設計でのミノーではあります。しっかりとした水噛みと水面から飛び出にくい、ラインを中継ぎに!巻き抵抗&穂先とリールハンドル、指先へと振動がきっちりと感じれるレスポンスがあります。
「要はミノー動きを流れの中で感じれるかどうか?」です。
この感覚が無く、流力に負けるミノーでは全く渓流域、ましてはアップストリームの釣りでは歯が立ちません。
この感覚をメインにテストしています。少しでも長く、水中でアクションしてもらいたいのです。
勿論ルアーアクションをあえて死なせたり、ナチュラルリトリーブさせるフローティングの様な釣り方もありますが、今回のコンセプトはそこではありません、流れに負けないアクション重視ですね。かと言って巻き抵抗が強すぎ、ルアーアクションさせにくいのもNGです。そのバランスを幾度も修正しています。
(しかし、あえてフォールで食わせた大岩魚は後ほど説明いたします・・)
あとは、飛距離、アクション、フォール姿勢、フォールスピード、強度、フラッシング、水噛み抵抗の強弱バランス。
また開発中であるロッド&渓流ロッドとの相性です。
全てのバランスを考え、そして少しでも多くの釣果、パワー鱒との答え合わせを行っています。
今回の虹鱒に関してはアップストリーム、基本中の基本のなかでの虹鱒釣果、レンジ(中層)をキープにて。
写真の様なシュチュエーション渓流では適度なトゥイッチを等間隔で2秒に1度ほど入れていきます。
その定期的なアクションは結果レンジをキープさせている、ルアーバランスを整えていると言う、見方もあります。
ヤマメとは違い、虹鱒へのGH(仮名:ヘビーシンキングミノー51mm)の扱い方は、トゥイッチアクションを永遠続けない事=定期的に入れる事。
アクションに間隔をあける事、レンジをキープさせる為にも。中層を平行線で泳がせる事。
なかなか難しいですが、このヘビーシンキングでは可能です。飛距離と糸吹け、アクションの立ち上がり速度優先で、フォール体制もテールよりでありますがまずまずレンジをキープしてくれます。
アップストリームでの釣果は最高に気持ちいいですよね。
また、大きく分けてアップクロスキャストからフォールさせて中層にたどり着かせる、そのままリトリーブ&流れを利用しダウンクロスで食わせる。
これもまた定番、その際にルアーが浮かない水噛み、そして比重、アクションが死なないフラッシング力も兼ね備えています。
*ボトムコツコツは根がかりのリスクが高いのでミノーでは個人的にあまり行いません。トレブルフック時なんて心配で仕方ないでしょう・・・
その際はスプーンで私は行います。ボトムは・・
GH(仮名:ヘビーシンキングミノー51mm)と最高級の鱒との出会い。最高です!
さて次は大岩魚ですね。
大岩魚ではルアーコントロール、居つくポイント、場所、虹鱒とは全く違います。
今回の釣果はほぼ、深みでのリフト&フォール釣果。
ルアーを沈ませる過程での喰わせです。
ヘビーシンキングならではのコントロールバリエーションですね。勿論フローティングでは不可能な誘いですよね・・・!!
バイブレーションは基本的には私はダウンで使用しますが、ヘビーシンキングでのフォールは(強すぎない流れ)アップクロスで使用可能。
レンジをキープさせる、ルアーを泳がせる虹鱒狙いとは違い、例えば水深1〜2mの深さの淵、ポイントでボトム上まで流れを利用しルアーレンジを下げ、ボトム真上→中層→中層をリフト&フォール→中層をリフト&フォール・・・そしてルアー回収。と言う流れ。
スプーンでは行かないですが、ヘビーシンキングでもフォール中に微アクションは可能。フォール中に若干のフラッシングをちょいちょい入れていく事も需要。スプーンのリフト&フォールに若干の泳がせフラッシングを追加する事で、活性ある深みの大岩魚にスイッチを入れさせ、底から引き出すのです。
このパターンで今回はお概ね全ての大岩魚に対し、流れの淵、深みでの釣果を獲ました。
ヘビーシンキングミノーならではの沈ませ、アクションですね。効果的です。
北の大地、釣果とルアーコントロールの一部をご紹介させて頂きました。
来期リリース予定。GH(仮名:ヘビーシンキングミノー3サイズ展開)最終テスト段階です。
乞うご期待。
どうぞ引き続きよろしく御願い致します。
Megabass Pro Staff 福山より。