北の大地での釣行は特別なものがあります。
自身は奈良県生まれ、奈良盆地のど真ん中で育ち基本的に野池で釣りをして育ちました・・・
こちらの大地は海に囲まれ、気候もドライ&素晴らしい原野と野生動物、鱒の遡上そして生きる川があり豊かな環境。
今年で4シーズン、最近では年に2〜3回は約10日前後の滞在を積極的に行なっております。
春、夏、秋。
そもそも、スノーボード選手時代の訪問を数えると100回程は訪れている様な気がします。
さてさて、4年間、そして春先から〜初夏での釣行&感じた事を書かせて頂きます。
先ず北の残された原野、自然サイクル&山を知る事。生態系含めて。
北海道は物凄く釣れるイメージがありますが、確かに物凄い環境です。
しかし、物凄い釣れない環境でもあります。
理由としては川が、そして貴重な自然がリアルに生きているのです。
本州含め日本の内陸ほぼほぼの自然&川は堰堤、ダム、人里がシマシマに入り込み、人間の手により自然サイクルが死んでいます。
勿論美しい箇所は限りなく残っていますが、通しで考えると死んでいるのです。
僕は利根川上流部の真横に自宅を構え、仕事場の事務所拠点も川の横に位置しています。毎日、流域面積日本一の水の源を見ています。
昨年までは約7シーズン利根の源流は限界集落に拠点を構え、日々源流を開拓していました。
こちらリサーチし尽くしたのが現状です、利根川にしても源流域以外は死んでいます。残された秘境はダム上の最上流部のみ。しかし、ランドロック化された環境での秘境は、リアルでないのも現状。素晴らしい鱒と環境は勿論!残されていますが。
しかし北の大地はその部分が限りなく残されています。
今回は約10日間、釣果は全て新規河川、車移動距離1700km、平均睡眠時間4時間、トータル歩行距離は約150km。過酷であり体力と集中力との勝負でもあります。求めるものは自分だけの鱒との出会い。
可能にさせてくれる環境。
その環境下で自然のサイクル、各魚種の鱒の季節を通して動く移動と行動&活性期を知らずに・・・「ポイントと銘川のみの情報」で川に入ると平気でデコります!
北の大地なのに全く釣れない、凄く釣れる噂のポイント箇所でも・・・数々の精神的ダメージは数知れず・・です。
強い期待度と開拓範囲の広さ、移動距離、広大な土地でのデコりは内陸とは違い、相当な心の痛手となります。
トータルおそらく50〜70以上程の川には入っているのですが自然と鱒との調和…まだまだ山川&自然サイクル、鱒の生態系が未知であり未熟差を感じる。
「The end of the fishing trip is the beginning of the fishing trip.」
奥深く、時間が掛かりますね。それが楽しいのですが!
また7月下旬真夏にも訪問しようと思います。
ではでは、こんなところで!今月も利根水系みなかみの福山より。
「北の大地_2020_暮春の空が鮮やかな緑に晴れ上がる〜初夏釣果」
釣果プロトミノー&ロッド最終段階!!
■釣行時メイン使用タックル
・タックル 1
ロッド:GH5.3ft ベイト(プロト)
リール: Abu2500c (Bait FinesseTune)
ライン: PE0.6号+リーダー1.5号
ヒットルアー:ヘビーシンキングミノー51mm(プロト)
フィッシングベスト:snowpeak x TONEDTROUT
・タックル 2
ロッド:GH6.0ft ベイト(プロト)
リール:BFS (Bait FinesseTune)
ライン: PE0.8号+リーダー2.5号
ヒットルアー:ヘビーシンキングミノー64mm(プロト)
フィッシングベスト:snowpeak x TONEDTROUT