こんにちは。 GREATHUNTINGフィールドスタッフの永嶋です。
コロナに翻弄された1年もあと僅かですね。
今回は今年一番の思い出、「幻の魚」と呼ばれるイトウを狙いに行った回想記です。
イトウを狙うアングラーは、1mを越える大物をキャッチする事を目標としていますが、その壁は厚く、私自身は、過去3回の釣行で、MAXが95cmでした。
今回は、更にサイズアップを狙っていきたいと思います。
使用するタックルは、ロッドはSHADOW XX SXX-96MLに3000番のリール、ラインはPE 1.2号にリーダー20ポンドをセット。ルアーは、X-140やマリンギャング140等の大き目から、X-80等まで幅広く使用します。また、状況によっては、バイブレーションやスプーン、ジグミノー等も使用します。
先ずは、X-80を結び、普段通う渓流とは全く違う、ブラックウォーターの川に向かってキャストを繰り返しますが、異常はありません。
たまに、ベイトを捕食するイトウを目撃出来ますが、まるで水際のオットセイを襲うシャチのような光景で、ものすごく興奮します。
基本的には、河口から1~2km圏内をランガンしますが、魚は居るものの、前日からの天候の悪化が影響して活性が低い様子です。
心折れそうになりながらも、とにかくロッドを振り続け、岸際をトレースしている時に、竿先が絞り込まれました。
ニジマスの様に走り回る魚ではないので、引きはそれほどではないのですが、なにせデカいし、重いのでトルクはかなりのもの!
イトウは口が硬いので、追い合わせを入れてやり取りを楽しみ、久しぶりのイトウに再開することが出来ました。
サイズこそ小さめですが、先ず1本獲ることが出来ました。
この一本が、遠征時において精神な余裕をもたらしてくれます。(笑)
その後、潮回りを確認しながらポイントを変更していきます。
時間と潮位変化をうまく読んで、どのポイントに入るかが重要で、場所によっては、干潮はブラックウォーター、満潮はクリアウォーターになるところもあり、川の流れが早くなったり遅くなったり、1日のうちで状況が大きく変化します。
そこが、イトウ釣りの面白いところで、ダメなときは全くダメ。
良い時は、割と簡単に釣れる。
なので、ダメそうなときは、体力温存で一旦寝ることをお勧めします。(笑)
昼寝をはさみ、夕マズメに向けて再挑戦です。
今度は、X-140やマリンギャングなどの大きいミノーで探っていきます。
この釣りは、あまり外道が釣れないので、すぐ飽きてきますが、ただひたすらに投げ続けます。
潮回り、時間帯も良く、集中してリトリーブしていると、水面の盛り上がりと共に手元にずっしりとした重さが伝わってきた。
間違いなく良いサイズ!
追い合わせを入れて、やり取りするが、少し寄せては物凄いトルクで出されていきます。
久しぶりに腕が疲れるファイトです。
慎重に寄せ、見えた魚体は、とにかくデカい!
自分が今まで釣ったイトウがものすごく小さく感じる程の大きさでした。
近くにいた兄に助けを求め、何とか引き上げることに成功!
サイズは105㎝!
頭の大きさは、私と同じくらいありました。(笑)
遂に念願のメーターオーバーを仕留め大満足で帰路につきました。
来年も更なる大物を求め、遠征に向かいます!
皆さん、良いお年を!