みなさんこんにちは!
東京湾奥エリアの加藤です。
最近は少しずつ暖かい日が多くなり春の訪れを感じる瞬間も増えてきましたね。
水の中でも春に向けての準備が日々進行している様で、魚達の食糧となる様々なベイトも多くなってきました。
この時期、東京湾奥での代表的なパターンの1つにバチ抜けパターンがありますが、今年は今のところバチの抜け方にムラがありイージーなバチ抜けパターンを楽しめないことも少なくないのではないでしょうか!?。
そんな時に試して頂きたいのがカッター90の曳き波を出さない使い方です。
カッター90といえば水面下で秀逸な曳き波を演出することができるバチ系のシンキングペンシルですが、あえて曳き波を出さない誘い方が有効な場面もあります。
例えば、バチが目視できない場合やシーバスの活性が低いと感じる時です。
カッター90は、シンペンのアクションに多いテールをスイングさせる動きではなく、テール下がりの姿勢で僅かにロールしながら静かに引くことができるので、強すぎない波動で大型のフィッシュイーター達にナチュラルなアピールができいている気がします。
この夜は、バチ抜けを期待した大潮の下げ始めにも関わらず目視できるバチ抜けは無く、全く魚っ気のない状況でしたがシーバスの貴重なバイトを引き出せたのがカッター90を沈めてスローに引く『曳き波を出さない』使い方でした。
ランカーには僅かに届かないアフターのシーバスは全くエラアライせずに下へ下へとトルクフルに突っ込むファイトをみせてくれました。
ロッドはアステリオンAST-83L+。
痩せた個体といえども80cm近いシーバスの強いトルクと重みをバットでしっかりと受け止めてボトムのストラクチャーへ潜り込ませる事なく安心したやり取りでキャッチできました。
別の夜も目視できるバチ抜けは確認できず。
派手なカラーには反応が無くカラーチェンジ後に曳き波を出さない誘い方で良型のシーバスがヒット!!
ワシャワシャと頭だけ出したエラアライを繰り返す痩せた70cmアップのアフターシーバスを AST-83L+ で柔軟にいなしてキャッチ。
バチ抜けパターンが成立しにくい夜でも、カッター90の曳き波を出さない誘い方は良型のシーバスに効果的な様です。
また、違うタイミングでは大型のクロダイも連れて来てくれました。
バチ抜けに誘われて大型のクロダイが河川に入って来ているかも知れないという思惑で調査も兼ねた釣行でしたが、予想よりも早く結果が出たのもカッター90を使った曳き波を出さない誘い方です。
東京湾奥の大型河川では今年初チヌとなる52cmのクロダイ。
バチ抜けパターンに効果の高い秀逸な曳き波を出せるカッター90ですが、厳しいコンディションの夜は、あえて曳き波を出さない
i字系の静かなアクションが大型のシーバスやクロダイの捕食スイッチを入れてくれるのでないかと感じられた釣行となりました。
バチ抜けパターンでのカッター90を使った曳き波のパターンだけでなく、厳しい夜には『曳き波を出さない』パターンも是非試してみてください。
大型のシーバスやクロダイとの遭遇率が上がるかも知れませんよ。