皆さんこんにちは。
東京湾奥エリアの加藤です。
秋もすっかり深まり北風の吹く寒い日も多くなりましたね。
この秋に東京湾全域でアングラーを夢中にさせていた青物や回游シーバスもシーズン終盤となってきました。
ボートではポイントやタイミングが良ければまだまだ秋の釣りを楽しめている様ですが、陸っぱりではハイシーズンの様な青物や回游シーバスの釣果を獲ることが難しくなってきました。
そんな東京湾奥ですが、青物や回游シーバスが離岸した晩秋の今、注目を集めているターゲットの1つがタチウオです。
イワシ等の回游ベイトを追う青物やシーバスのゲストとして釣れていたタチウオですが、まだまだ湾奥でも釣れています!
東京寄りの千葉や神奈川だけでなく、東京湾の最奥となる都内の港湾や運河での釣果も連日届いています。
しかも水深の浅いワンド状になったポイントにまで入り込んで居て、ベイトの動向次第ではまだまだ陸っぱりから釣れる可能性が期待できそうです。
実は今回の僕の釣行はビッグベイトを用いた陸っぱりからのコノシロ着きランカーシーバス狙いでした。
KAGELOU155FやKONOSIRUS SHAD、KONOSIRUS SWIMMER、KANATA SWなどでシーバスの1発大物狙いだったのですが、潮位の高いタイミングで開始早々にビッグバイブレーションのKONOSIRUSでランカー級のシーバスをヒットさせるも足元で痛恨のバラシ。
その後しばらくは沈黙が続きますが、潮位が変化したあるタイミングでKANATA SWにモゾモゾっと小さなアタリが出始めます。
これは前回、ONETEN LBO SWで大型のタチウオを連発させた時にも出ていたアタリでした。
まさか160mmのKANATA SWにタチウオがバイトしているとは思いませんでしたが、ルアーをチェックしてみると、ボディの背面にまで小さな傷が入っています。
そして数投後に引ったくる様な強烈なバイト!
一瞬、狙っているランカーシーバスを期待しましたが、70gまでのビッグベイトに対応してるベイトロッド『SHADOW XX SXX-80HC』のバットパワーでアッサリと浮いてきて拍子抜けしました。
160mmのKANATA SWにヒットしたのは余裕でF4を超す良型のタチウオ。
岸から20~30mで水深は2~3m程度がヒットポイントです。
その後も何度かタチウオらしきアタリがあるのですが、フックとフックの間にバイトしている様でルアーに傷が増えるだけでヒットには持ち込めませんでした。
手持ちが大型のルアーしかなかったのですが、ONETEN LBO SWがあれば連発していたかも。
ちなみに上がONETEN LBO SWで下がタチウオのヒットしたKANATA SW。
このサイズのルアーでもアグレッシブにアタックしてくる大型のタチウオなら、少しルアーサイズを落としてやれば数釣りも楽しめそうです。
青物や回游シーバスの魚群とは違った動向をみせている今季のタチウオは意外にも皆さんの近くに居るので、狙ってみる価値はあると思います。
ウロコが無く捌くのも簡単で美味しい魚なので、持ち帰れば家族からも喜ばれるはずです。
またタチウオは歯が鋭くラインブレイクしやすいので、ナイトゲームであればリーダーに歯が届き難い細身で長いルアーである、ONETEN LBO SWやX-80 MAGNUMでレンジを使い分けてスローリトリーブで狙うのがお薦めです。
シーズン終盤となり、湾奥では狙えるターゲットが少なくなってくる季節ですが、陸っぱりから狙える新たなターゲットであるタチウオ釣りを皆さんも楽しんでくださいね。