皆さんこんにちは。
東京湾奥エリアの加藤です。
2020年も半月が過ぎ、正月気分も抜けて既に通常の日々を過ごされている方も多い事と思いますが皆さん初釣りは済まされましたか?
僕はというと、年末年始は休日返上で仕事をしていたため、1月半ばにして漸く1ヶ月振りの休日を楽しむ事が出来ました。
3連休の1日目。
先ずは年末にできなかった東京湾奥でのキビレ狙いから2020年はスタートです。
数日前に降った雨にはシャーベット状の雪も混ざっていたので、急激な水温低下による魚の低活性が予想され、かなりの苦戦も覚悟していたのですが、ゲストも含め数釣りを楽しめました。
先ずは、ハードプラグでキビレを狙うべくVIBRATION-X NANOでボトム付近をスローに誘います。
開始早々に小さなバイトが連発。
数バイト目にヒットしたのはなんとアジでした!
岸から数mの水深1mもないポイントでのヒットだったので驚きました。
その後は、少しづつ立ち位置をずらしながらキャストを続けますがVIBRATION-X NANOにセイゴが連発します。
本命のキビレよりもシーバスのヒットの方が多いという今までにない展開に違和感を覚えつつポイントを大きく移動。
移動先でも、引き続きNANOでボトム付近を探っていると漸く本命のキビレがヒット!
ギュンギュンとASTELION AST-83L+を搾り込んでくれたのは40cmUPの元気なキビレでした!
その後も、小移動しつつVIBRATION-X NANOで狙いますが、アタリを得られないのでワームにチェンジ。
ボトルシュリンプ2.4inch & チヌジグでデッドスローにボトムをズル引きします。
巻き続けるとアタリは無く、止めて1~3秒してバイトが出る展開でした。
これではハードプラグでの巻きの釣りで苦戦するはずです。
何度か乗らないバイトの後に、リトリーブを止めたらラインテンションを弛めて食い込みを良くしてやると直ぐにヒット!
30cmのキビレでしたが、かなりアグレッシブなファイトをみせてくれた元気な個体でした。
その後も同様の狙い方で30cm台のキビレを2枚追加。
違うポイントでは、リトリーブを止めるとコン…、止めるとコン…というキビレとは違うアタリが連発しました。
これは過去に、ブラックバス用の小型ラバージグで厳寒季にボトムでカニを喰っているシーバスを狙っていた時に経験したアタリです。
このアタリの多い時は、止めた瞬間に僅に一瞬ラインテンションを緩め、直ぐに聞きアワセの様に僅にラインテンションを張り違和感があればそのままアワセに移行するとヒットに持ち込みやすくなります。
50cm弱の痩せた個体でしたが、これも嬉しいゲストでした。
今回は、本命のキビレは4枚で、ゲストのシーバスは10本と予想外のアジまで釣れてしまうという初釣りでした。
これまで、キビレを狙っていて時々シーバスが釣れる事はありましたが、キビレ狙いでシーバスの方が多く釣れた釣行は殆ど記憶にありません。
ボトムに依存しているシーバスが多かったという事もあるかもしれませんが、それよりも大きな理由が有った事に納竿後に気付きました。
帰り際に干潮で干上がったポイントを観察していると、前半にアジが釣れたポイントとシーバスが連発したポイントのボトム形状が大きく変わっていたのです。
岸から15m程度はシャローの牡蠣瀬帯があり、その先がなだらかな砂泥のブレイクになっていたボトム形状でしたが、工事の影響からか岸から5m先が急激に掘り下げられていて牡蠣瀬も殆ど無くなっていたのです。
アジがヒットした位置はシャローだと思い込んでいたのが実は水深3~4mあるブレイクの先でした。
シーバスが連発したのも同様に急深のブレイクの先やブレイクを抜けた直後です。
ボトム形状が大きく変化したことで魚種別の着き場や回遊ルートが変わっていたのです。
本命のキビレの釣果は少し寂しいものでしたが、ボトムの形状により魚の着き場が違うという事を改めて考察することの出来た貴重な初釣りとなりました。
皆さんの通う釣り場でも、今までとは異なる釣れ方やゲストの存在が多くなった時は、周辺のボトム形状をチェックしてみると面白い発見があるかも知れませんね。
次回は休日2日目の初シーバス狙いのお話です。
毎年、シーバスの初釣りはツ抜け(10本)、またはランカー狙いを目標にしていますが、果たして2020年はどうなったのか!?
お楽しみに。