前回の記事(ニュージランド釣行_2022年12月)の続きです。
ニュージーランドでも日本と変わらず私のスタイルで日々、山間部の手付かず渓&リサーチ開拓を繰り返しました。
目的は「渓流ベイトフィネス:ジャパンスタイル」の表現。
肥大化する鱒釣を避け、最小限の機能に絞って美を追求。
ニュージーランドはNELSONエリアを中心に懸命に連日…体力の限界まで歩き続けました・・・
最も驚いたのは生態系が全く異なる事。
末端となる渓流魚、小魚、ベイトが限りなく居ない・・
迷い込んだのかの様な渓流のうなぎ以外、全く見かけていない。
車での総移動距離は1500km弱。
広範囲に走り回った山渓で、一度も足元で小魚が走り去るのを確認していない。
上流の渓にはそもそも生命感が無い。
(*後にニュージランドでのスノーボード友達から聞きましたが、「20年以上前にも大ウナギは生息していた。」との事)
水生昆虫、爬虫類、セミ、クワガタ、カナブン…また小動物、等が…限りなく少ない。見かけない。
・・・ミツバチ、ブヨ的な虫はかなりいましたが。。
調べると、ニュージーランドは生態系の稀少性、動物保護法、また鳥類が法で守られている国であるとの事、ブーツのソールでフエルトが禁止されている理由もよく分かります。
21世紀の現在においても包括的に鳥類の保護を明文化している国はとても珍しいとの事・・・
小動物や上記の様な生き物は限りなく少ないですが、鳥類に関しては異常に鳴き声が山中で聞こえるのもそう言った理由があるようです。
鱒釣においてはレインボー、ブラウントラウトが2~300年ほど前にイギリスからの移民たちの持ち込みにより生息。
特に中流、下流にとってつけた様に大型がのみ集中している。
捕食スタイル含め、日本での経験から言うと河川エリアフィッシングの様な感覚。流れてきた餌に対しゆっくりと口を使う感じ。
フライフィッシング、そのサイトでの釣法が分かり易く、効果的ではありますね。
当然のことですが、日本の様に隅々までインフラが整ってはいません。
私が求める手付かずの原野へのアクセスには車では限界があり、何日もキャンプしながら歩くロングトレイルハイカー釣行になりがち。
国土全体で行うオリエンテーション、素晴らしいワイルドな自然渓を存分に使うロングトレイル、冒険要素が強いアウトドアアクティビティ&島全体を使うワイルドなゲームフィッシング。
正にそんなイメージです!!
そんな中でも比較的アクセス、上流部に行きやすいポイントのリサーチを懸命に続け、幾つかの上流渓にようやく生命感を感じるエリアを確認。
30cm以下のワイルド化したブラウンに喜びを感じる!
勿論、今回は南島ですが、北島含め〜時間をかけて探れば結構あるんでしょうね・・・
あくまでも渓流ベイトフィネス&ルアーフィッシングでのタックルのセレクト。
釣果の捕り方&比較的メソッドを理解しつつあり!最高の鱒達との出会いも経験。
GH64 HUMPBACKのデッドスローで繊細なアクション、そして焦らし。
スプーン7g前後でのスローリトリーブ&焦らし。
渓流ベイトフィネスが得意とする繊細なキャスト&ルアーアクションを最大限活かしたコントロール性、ルアーでも幾つも口を使わすことが出来ました。
ポイント含め様々な「渓流ベイトフィネス:ジャパンスタイル」での、釣果へのプロセスを今回習得し、また次回へ繋げたく思っています。
写真のグッドコンディション!ブラウントラアウトは本当に信じられ無いくらい、パワーが凄まじく・・・・レインボー顔負けのダッシュ力とジャンプ!
北海道で私が経験しているブラウンとは全く異なり、引きの強さが桁違いです。
バイト後のランディングまでの作法としても、究極の弾性を備えているhuntsman6ftのロッドの粘りと、その柔軟なブランクスでの「いなし」を最大限活かし、じわじわと慎重かつ、最もテクニカルである繊細なロッドワークを意識。
ファイトとゲーム性を存分に経験させて頂き、アングラーとしての奥行きを創れたと実感しています。
何よりも下流部から源流部まで人が全く手を加えていない自然渓流(日本ではかなり厳しいですね)&その中に入り込む行為は想像をはるかに超えてきます。
まだまだ未知の刺激が世界にはあると確信できるニュージーランド釣行でした。
2023年度も更にアングラーとしての厚み、その対極にある繊細さを深掘りしようと思います。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
*ニュージーランド釣行は動画でご覧頂けます。お時間ある際に是非!ご視聴くださいませ。
鱒釣旅録_↓↓↓福山youtubechannel↓↓↓
mountain angler / Masakazu Fukuyama
photographer& with angler / TOMMY atsushi
PS_現地のプロショップにて、「渓流ベイトフィネス」でのトラウト釣行ポスターが入り口にディスプレイされていました。
ルアー&道具は日本に比べてまだまだ遅れている。
日本の「渓流ベイトフィネス人気」は世界も意識している!
日本の釣りレベルは世界一で最前線にいると言うことが実感でき、釣り対する取り組みは間違いなく世界一です。
ニュージーランド釣行時タックル
ロッド:GREATHUNTING HUNTSMAN GHBF60-4L
pe:0.8号
リーダー:2.5号
ルアー: GREATHUNTING GH64 HUMPBACK(8.3g) & スプーン7g
GREATHUNTING HAキャストフィーリング動画↓