この時期!昨年に続き〜北の大地、北海道へブラウントラウトの釣行です。
今回の目的は、今後発売予定のワンテンやワンテンLBO、X-80Jr.などの名作ルアーをトラウトヴァージョンにチューンしたモデルのカラー&アクションテスト。
個人的にトラウト用にチューンしたルアーとしては、数年前から、特にX-80jrとワンテンLBOに関しては多くの釣果・実績をあげています。
サスペンドで、サイズ感とアクションともに秀逸なX-80jr。
重心移動システム“LBO”を搭載するワンテンLBO、本来LBOは遠投をメリットに持つ機能ではあるのですが、渓流など流れのあるシーンでは水噛みも良好で、ミノー自体のスイムバランスも素晴らしく、自分のスタイルでかなり気に入っています。
リップに水を咬まし、表層から中層へのレンジ調節、流れに同調させながらの断続的なフォブリングアクション、流れの中でのリーリングではローリングアクションを演出。ヘビーシンキングhumpback平打ち継続アクションとは違う、1アクション、1アクション毎に喰わせの「間」を置くような浮力を活かしたコントロール。
基本的にはヘビーシンキングhumpbackシリーズを主軸とする私の渓流釣行ですが、浮力を活かしたルアーコントロールやルアーローテーションのバリエーションの1つとして、特に水生昆虫の捕食から、トップを意識する雪代などに高いパフオーマンスを発揮します。
この2種は渓流ベイトスタイルで狙う大型鱒(特に大イワナ、雨鱒、ブラウントラウト、レイクトラウトなど)に圧倒的なバイト数を得る事が可能です。
*今回も多くの釣果を得ることができました:鱒釣旅録_福山youtubechannelにてUPさせて頂きます。
ルアーアクションに関しては上記のイメージですが、フックも気になりますよね。
私は場面によってトレブルも使いますがトラウトフィッシングとしては、「シングルフック」でのセッティングもやはり重要です。
特にワンテンなど3箇所にフックがあるルアーを全てシングルに変えた際のフッキング率、ミノーのスイムバランスも細軸、中軸、太軸など様々なサイズでテスト中です。
ルアーのテストに伴い、この渓流小型ミノーでは無く、110mmクラスと、渓流用としては大型の部類に入るミノーを使用した大型鱒狙いでも、可能な限りのフィネスゲーム展開する釣行スタイルに見合うロッドも、開発予定です。
渓流での鱒釣りは流れの中でのファイトですので、引っこ抜くスタイルではなくロッドの弾性を活かした柔らかな「いなす」釣り。
その際に、ワンテンを背負わせながらティップからベリーに掛けての粘りを活かし、ロッドにきれいな極力ベンディングカーブを描かせる。要は大きく曲げる!!
ただし、ただ曲がるのではなくパワーのあるロッドに。ビックトラウト狙いに対応する、ガッチリとしたバットパワーを持たせる予定。
しかし、あくまでも渓流ベイトタックル。このバランスを極限まで優しく設定、、、
今回とは対象魚、タイプは違いますが今春リリースされた「huntsman」でも開発時に最も苦労した点です。
ベースがなかった為、苦節3年。何度も試作頂きました・・・
ロッドパワーで鱒を抜き上げるのではなく、大物鱒でも伸びないレベルの細軸フックとロッドの弾性のバランス(極端に言うとフライロッドや延べ竿!極端すぎますが・・・)
フッキング後、最低限に抑えたパワー&繊細なコントロールを可能にする設計。
これが鱒釣の理想と自分がテスト開発の主軸に置いている考え・・設計です。
ランディングまでのやり取り、鱒のダメージを抑えながら、繊細な道具とテクニックで釣り上げる、、、
強くはない対象魚へのダメージも考えた、繊細なリリース・・・
渓流ベイトフィネスの醍醐味はピンポイントキャストや手返しの良さに目が行きがちですが、やはりこの部分が一番の面白さ。
それが、鱒釣り師としての「品格」であると思っています。
先月のニュージーランド、今回の道南テスト釣行含め、私のyoutube動画(鱒釣旅録)を見て頂けると分かりますが、現状のタックルではどうしてもパワーファイトに偏りがちなセッティングです。
今回の釣行を加味して、早々に次のサンプルを依頼中!
カラーにフックに・・・
引き続きシーズナルなテストを夏の渓流ヤマメが始まるまで続けようと思います!
*今回の釣行でも使用していたテスト中のビックトラウトモデル2種
(ベイトモデル、カーボン&グラス)
本格的なトラウトシーズンまでもう少し!引き続き2023年〜よろしくお願いいたします!
*更にそろそろテストが始まる渓流新ミノーも考案中です!乞うご期待を!!
使用ルアー:ONETEN、ONETEN LBO、X80jr (トラウトカラー)
ロッド:proto type 2種
リール:pagani-p300
pe:0.8号
リーダー:2.5号
前回のニュージランド釣行更新しています。
是非ご視聴くださいませ!
Instagram_釣行期間中〜毎日更新↓↓↓
https://www.instagram.com/lifestyle_of_masakazu_fukuyama
バックカントリーフィールドは豊富な経験&装備、あくまでも自己責任で楽しむフィッシングです。
アウトドアに自信のない方は必ず、ハイキング、登山で経験を積み、新規フィールドは仲間やガイドを同行の上と入渓する事を強くお勧めします。
safety first!! & take your own risk!!
mountain angler
Masakazu Fukuyama