本流筋、この初秋のタイミングでの狙いを定めた釣果。
pink salmonですね。
こちら北海道でもメジャーな鱒ですよね、樺太鱒。
その魚体数は半端ではありません・・・自然が生き過ぎです・・フロンティアと言う言葉が正に当て嵌まる。
それはミニマルで凝縮された自然、土地、地形、人口密度、その河川、工場や人為的な自然へのダメージ、さまざまな要素を持つ日本とは大きく違います。
日本のダム、堰堤により陸風下された鱒の生態系は勿論ネガティブ要素ではあるのですが、逆に日本ならではの最もプレミアムなヤマメ釣行を演出する要素でもあるかと、私は感じています。
勿論、海外に比べては大地の小ささから、日本ならではの海と渓流までの極短の距離感、細かく繊細に入り組んだ地形やその要素もありますが…
カナダにも勿論ダムがありますが、日本とは違い、渓流、支流、入り組んだ地形、その下流〜本流との出会い筋。
まさに日本全国…
ダム&堰堤の嵐ですよね。まずその感覚は極限まで少なく・・・大きなダムは数カ所、ほぼほぼの河川は支流、渓流までナチュラルに手付かずなまま生きています。
今回は最上流も開拓しましたが、レギュレーションやその生き過ぎる自然との兼ね合いで、遡上鱒の釣行メインとなりました。
今年のカナダ釣行Part2(Part1はこちら)で私の言いたい事は、私好みの本来の渓流ベイトフィネスで陸風下された鱒との出会い、渓流釣行が出来なかったこと…とその理由です。
それが次の北米への開拓の課題であり、過去の経験と2000kmの移動で私が得た、最も重要な経験であり財産なのです。
数カ所は渓流、陸風下ポイントも発見はしましたが、個人的にはサイズ、釣果含め納得行かず。。
*自然が生きすぎている為、河口から500km以上〜地区によっては全然それ以上の距離、河川が最上まで生きています。
結果、基本的に鱒は全て大河、海に戻る環境、遡上鱒の釣りになるのがメイン。大型の秋鱒です。
今回の釣果は私が望む渓流ベイトとは違い…
それがメインでした…
かと言って、これはこれで、とんでも無くアングラー人生においても価値ある釣果、経験で鱒釣としては「セレブリティーな体験」ではありました。
そして、そして…
結果的に更に内地に行く必要がることがリサーチ中に判明。
今回の開拓釣旅中、SNSをリアルタイム配信をする中、カナダ、北米のコアなベイトフィネスファンからDMを頂き、私の現地体験とメッセージをすり合わせる中で答えが見えてきました。
更に内地へ。
これは日本のスケールでは想像のできないほどの内地。
とてつもなく海から距離があるエリア、その山間部、しかもインフラがある程度整ってるのが条件。
ある程度の村、牧場、道路、砂利道、山道、なければボートやヘリを使ってアクセスしての釣りスタイルになります。
経験としてはその様な鱒釣りも勿論ありですが、あくまでも車、車中泊、モーターキャンオプ場をベースとし、「歩行メイン」での釣行が私好み。
ガイドを雇う事になると、個人的にはどうしても釣果価値が下がり、感動が小さく、また予算的は一気に嵩張り、開拓ペース配分もビジターとしては激小になります。
この「ゆとり」ある釣りは、老後の楽しみや、メーカーさんとの楽しいセッションにとっておきましょう・・・と個人的には密かに思っています。=現実化出来れば理想です。
さてさて次のPart3ではまた面白い鱒の特性を書こうと思います。
ではでは、引き続きよろしくお願い致します。
mountain angler
Masakazu Fukuyama
「pink salmon」カラフトマス (Lure : GH64 HUMPBACK)
アウトドアに自信のない方は必ず、ハイキング、登山で経験を積み、新規フィールドは仲間と入渓する事を必ずお勧めします。
safety first!! & take your own risk!!福山正和