2023年12月3日、私はニュージーランドの北島へと出発しました。
今年2度目です。
最初の2日間は移動と雨で過ごしましたが、3日目から本格的な釣行を開始。
移動日を除けば実釣日数は6日間です!!
目指したのは、以前からの実績エリアである支流、そして更に上流域の渓流への開拓。
先ずは初日、2・3時間のハイク後、濁りのないエリアでの開拓。
魚影は確認するものの・・ニュージーランドならではの大型のレインボートラウトを釣ることはできませんでした。
ニュージーランドの鱒釣りにおいて、私はルアーメイン。しかも、上流域の開拓。
重要なのはその生息域の鱒たちがフィッシュイーターかどうかということです。
しかし、ここでは主にフライを捕食する鱒等が生息している模様。
そもそも、私が確認する限り水棲昆虫、また水棲ベイトが私好みの上流域、清流では見当たらない・・・
昨年度の南島と同じくです。
上流域限定でルアーに反応する限られた鱒とそのポイントを探し求め行っています。
スタイルは日本での釣行同様、渓流ベイトフィネスです。
ニュージーランドで鱒という存在は、もちろんネイティブではなく、持ち込まれたのも200〜300年前という歴史の浅さ。
そんな経緯とともに上流域や支流、分流ではベイトフィッシュがほぼ存在しない清流域が多い。
日本の豊かな釣り文化に比べると、ニュージーランドではまだ魚のインフラが整っていないように感じてます。あと何千年かかるか・・・
ミニマルにアクセス可能な上流域には、基本的に岩魚が生息している日本は夢の国です。
雪舞う北海道・ニセコを想うと、鱒文化は最もすばらしいのではないか!?釣果のみ見ると世界一!?とも海外に出るとつくづく感じます。
ただニュージーランドの手付かずでダイナミックな自然は凄まじく美しい。
カナダも同じく・・・人口密度、工事含め人に触れられていない自然が存分に・・・です。
そして、旅ではMegabass社で開発中の新ルアー「Ultra Heavy Sinking Minnow」を実釣テスト。
このルアーは特にビックトラウトに対して効果的(詳しくは動画&Instagramにて!)。
来年早春に発売予定です。
また、それに見合う、完璧なバランスであるロッド開発も同時進行。
10月の強度テストを経て、さらにブラッシュアップ中です。
経験上、渓流や山岳に登ったレインボーに対しては小型ミノーや厚盛の小型スプーンが効果的。
特に「ウルトラヘビーシンキングミノー」は、小さいボディーながら平打ちアクションを強めに設定。
勿論、飛距離が出ることによってポイントとディスタンスを取れること、強い流心の更に下の層、より深くへのアプローチ可能なことも優位な点です。
このルアーをコントロール使用し、ビックトラウトを渓流下で的確に狙うことへ大きな手応えを感じています。
このタックル&このジャンルでは別次元の釣りが可能になりました。
旅の終盤まで、そして最終日も新規開拓地で釣り(最終日には魚影は確認できませんでしたが)を・・・
しかし、釣果を得るためには、釣れない時も必要なのです。無駄ではありません。
その釣れていないという経験は、必ず良い釣果に繋がります。
北島での渓流ベイトフィネススタイル、山の釣りをまた新たに経験。
そしてこの日本のスタイルをカナダに続き、また新たに世界へと伝える事ができたと思っています。
鱒釣師としての更なる飛躍、その引き出しを積み重ねて行こうと思っています。
今後は北米を視野により一層、鱒釣りに注力。
引き続きご期待下さいませ!!
Thank you for your support!!
今回の旅で、特に記憶に残った素晴らしい鱒です。
新たな道具とメソッドの開発から得られた釣果で、ネクストレベルのレインボートラウトとの駆け引きを楽しむことができました。
3度目のニュージーランド釣行をトラブル無く終え、帰路につきました。
この旅の体験はYoutubeチャンネルで後日公開予定です。
ニュージーランドの大自然と鱒との出会いに感謝しつつ、次の旅へと向けて進んでいきます。
mountain angler
Masakazu Fukuyama
Tackle Dataタックルデータ
【Rod】proto type 2種
【Reel】pagani-p300
【Line】PE 0.8~1号 + リーダー 2.5~3号
【Lure】ultra heavy sinking minnow
アウトドアに自信のない方は必ず、ハイキング、登山で経験を積み、新規フィールドは仲間と入渓する事を必ずお勧めします。
safety first!! & take your own risk!!福山正和