皆さんこんにちは
メガバスフィールドスタッフの福山 正和です。
今回の新ルアーは深流の秘境、ウルトラヘビーシンキングが導く新次元の鱒誘いがテーマです。
GREATHUNTING BAT A FRY(グレートハンティング・バタフライ)/ウルトラヘビーシンキングミノーは、鱒釣り愛好者の間で注目の的となっている!?次世代ヘビーシンキングミノーの最新バリエーションかと思っています。
このルアーは深い渓流の最奥部に到達し、鱒釣りにおいて驚異的な優位性を発揮します。
ウルトラヘビーシンキングミノーの特徴、釣法、フィールドテスト結果、 GHフィールドスタッフとしての私の実経験を通じて、その魅力を詳しく紹介させて頂きます。
ウルトラヘビーシンキングミノーとしての特性
BAT A FRY/ウルトラヘビーシンキングミノーの最も特筆すべき特徴は、小型でありながらその驚異的な沈降力です。
逆を言えば浅瀬の小渓流用ではないと言う事。このミノーは背中のデザインに工夫が凝らされ、水の抵抗を最小限に抑えつつ、泳ぎの安定性とレスポンスを向上させています。
さらに、側面がフラットで最大に広く体高設計されており、水深が深く光が弱い状況でも、鱒に効果的にアピールできる平打ち、フラッシング効果を持っています。
また、カラーバリエーションにおいてケイムラカラーも新たに採用され、さらなる深い河底でビックトラウトからの視認性、ルアー本体のアピール力が向上し、大物の待つエリアへのアプローチが可能になっています。
またこの設計により、更に強い流れ、より深い層での持続アクションが実現、リアルな泳ぎや振る舞いを模倣できます。
BAT A FRY/ウルトラヘビーシンキングミノーは強い流れの中、その下の層でもゆっくりと誘えるブルブル感、小型でありながら稀有な比重を持つルアーは釣り愛好者にとって、大変アクション精度の高い次世の道具と言えると私は思います。
追加採用いただいたケイムラカラーの特徴
渓流釣りにおいて、ケイムラカラーはその独特の光学的特性から高い注目を浴びています。
この特殊なカラーは特定の光の波長を効果的に反射し、釣果に寄与します。
以下では、ケイムラカラーの特徴とその効果に関する数値データについて詳しく説明します。
▶波長効果
ケイムラカラーは主に紫外線光線に反応し、その波長の光を強調します。
これにより、通常のルアーカラーよりも広い波長範囲で光って見え、具体的には紫外線(UV)領域で反射発光します。この特性により、ケイムラカラーはルアーが光って見える範囲を広げ、鱒にとって引き寄せられる要素となります。
▶光源と距離
ケイムラカラーは、光源の種類と距離に応じて異なる効果を発揮します。
主要な紫外線源である太陽光に対しては、通常の昼間の釣行時に最も効果的、太陽光下では、水面下約5メートルまでルアーが光って見えることが確認されているとの事です。
▶深さと光の届き方
ケイムラカラーの効果は水質や透明度に依存しますが、通常、水深が5メートルまでの場所ではケイムラカラーが効果的(ただし水質が濁っていたり、透明度が低い場合にはその範囲が短くなることがあります)。ケイムラカラーの特性により、昼夜を問わず幅広い光条件で利用でき、釣りの成功率を向上させる実感は、私はリアルに現場からの釣果で感じ取っています。
深流心直下の釣りが深化
BAT A FRY/ウルトラヘビーシンキングミノーの優れた対応能力は深い淵、強い流れのその下の層へのアプローチ下での釣りにおいて大きな進化をもたらしたと実感。その高い沈降力とデザインにより、大型の鱒たちの好む深い生息地に到達し、高い確率でアピールすることができました。このルアーは、従来の小型ヘビーシンキングミノーでは難しかった、強い流れの更に深い層へ同サイズで到達できる点で特に優れています。特にレインボートラウトでは最もバイトを誘発させるサイズ感(44mmと52mm)であるとも釣果を重ねる中で実証済みです。
深部に定位する大型鱒を効果的に引き寄せ、釣果を向上させることが実証。
使いこなし術
ルアーを目的に合わせ効果的に使用、釣果を向上させるためのシーンやコツ・アドバイスについて解説させて頂きます。渓流相の本流や川幅の狭い中本流、深さのある山岳渓流、特にこの様な渓相でのレインボートラウトへは圧倒的な効果が実感できます。
いわゆる従来の小型ヘビーシンキングミノーでは入らなった強い流れのもう一つ下の層、もう一つ深い淵です。大物ほそこに定位しています。その深いエリアへ狙いを定めるためには、このウルトラヘビーシンキングミノーが圧倒的な優位性を持つことが明らかです。
通常のヘビーシンキングミノーでは流れが強い渓流、より深い層、より深い淵への到達までリトリーブ距離&時間がかかる、しかも渓流は岩や障害物も多いフィールドです。
一方ウルトラヘビーシンキングミノーはその事前の障害物に妨げられる事なく、可能な限りルアーを沈める時間と到達距離をショートカット、ピンポイントキャストで目的の層によりダイレクトに沈め狙う設計。
全てを短縮し、ダイレクトにビックトラウトのバイトを誘発させることが可能、ただし、高い沈降力に注意が必要であり、目的の深部へのカウントの取り方、ボトムでの根掛かりに気を付けることが必要です。
ボトムの障害物の多さ、そのシチュエーションによりシングルフックに変えることもお勧めです。私はシングルフック#4/#6の太軸を使用しています。
私の考えるウルトラヘビーシンキングミノーの可能性と展望
ウルトラヘビーシンキングミノーの未来への期待に触れます。ウルトラヘビーシンキングミノーは釣り愛好者に新たな釣りの次元を提供し、将来の釣行に向けて期待が高まるかと思います。
少なくとも私はこのミノーにより、私好みの渓流ベイトフィネスタックル下で圧倒的な進化を感じました。小型ミノーで大型鱒を狙うシーンが多く存在するのは私のyoutube channel「鱒釣旅録」でも数々実証済、ウルトラヘビーシンキングミノーのような小型ミノーはこれからも進化し続け、新たな釣りの可能性を切り開いていくと思います。特に、大きめの中流、本流、湿原河川での小型ミノーの適用範囲が広がり、新しい釣りのエキサイトメントを提供することでしょう!!
皆様、発売まで乞うご期待ください!!
mountain angler
Masakazu Fukuyama
アウトドアに自信のない方は必ず、ハイキング、登山で経験を積み、新規フィールドは仲間と入渓する事を必ずお勧めします。
safety first!! & take your own risk!!福山正和