目覚ましで起きた午前3時。
よし、、、日の出にはフィールドに間に合う、、、、
ホッと一息し、一度まばたきをした。
・・・・目を開けると午前9時( ゚Д゚)
体感1秒くらいの不思議な出来事。
未来行き、片道切符のタイムマシンはあると信じた2021年、夏。
6時間前に帰りたい、愛媛県の池田です。
さぁ前回予告していたように、今回はアフター回復編!
前回のアフター編では流れのヨレ・流れの緩い場所にいるエビ喰いのバスを狙うお話をさせていただきました。
今回は全くの逆のお話し!
結論から申しましょう。
7月は流れの中にぶち込んでいきましょう!
ただこれだけだと誤解が生まれるので順を追って説明いたします。
まず6月のアフター時期と異なる点は
各地のフィールドでアフター回復の魚が増えてくることです。
バスがアフターから回復するとどうなるか?
・体力が回復し流れの中に留まれる
・捕食のために早い動き・長い距離を追うようになる
・捕食対象がエビから鮎・ハス・カワムツ等のミノー系の割合が増える
・回復の魚の強烈な引きは最高♡(コレ重要)
流れの中に差すやる気マックス〇リックスなバスを仕留めていくわけなんですが、
一口に流れの中といっても、
いやいや川やリザーバーは全部流れてますやん?どこ狙うんですか?となりますよね。
もう少しかみ砕いて書きますと、、、、
太い流れに隣接しているちょっと流れが緩いとこです!
・・・・・・・・は?( ゚Д゚)
ってなりますよね。書いてて私もなってます。
それでは手っ取り早く具体例を写真で見ていきましょう。
これは一番わかりやすい例、最上流で流れが一番ダバダバしてるところです。
体力のないバスや、回復系バスでも捕食のモードでない個体は青丸の完全に流れの緩いところにいます。
大きく流れがヨレるところですね。
狙いは赤丸の箇所、流芯のすぐ脇にあるちょっとステイしやすそうなところ。
ここは小さく流れがヨレています。
また、見た目にはわかりませんが流れのすぐ脇にある岩は下がエグれて、
バス留まれるスペースがあるものが多いです。
そういったところに身を潜めて獲物が通るのを待ちかまえています。
こういうところにいるバスは基本的に捕食する気満々なので、トレースコースとルアーのチョイスが合えば簡単に口を使ってくれます。
もう1つ具体例を見ていきましょう。
こちらも真ん中に太い流れ、両サイドに流れのヨレが発生しています。
先ほどと違うのは川幅が広い分、ヨレの範囲も大きくなっていること。
ここでも狙いは流芯に近い側の黒丸の箇所。ヨレの一番内側です。
なぜヨレの中でも流芯に近い側が良いのか?
1つ目に流れの強い場所から緩い場所へ避難しに来るベイトをいち早く捕食したいバスが
そこにポジションをとること。ここがヨレの中で一番最初にベイトが溜まりやすいからです。
2つ目に流れが強くなる境目を一つの壁と見立ててバスがベイトを追っているのではないか?
と私は考えています。
例えば流れが緩い側から強い側へ魚が逃げた時、強い流れに突入した時点で
スピードが一瞬落ちると思うんですよね。バスはその一瞬を見逃さずに捕食しているんじゃないのかと。
観察しているとそう思えるシーンを何度も目撃しております。
夏の河川・リザーバーを釣りにおいて流れのヨレはもちろん大事なポイントなのですが、
流れのヨレだけでなく
流れ⇒ヨレ
ヨレ⇒流れ
上流から下流
下流から上流
といった、どのコースとレンジで反応が良いのか常に意識しながら正解のアプローチを探すようにしています。
一度見えるバス相手に確認してみるとより分かりやすいですね。
夏の1級スポットにいるバスはアプローチをミスしてルアーを嫌がってどこか行ってしまってもしばらくすれば同じポジションに帰ってきます。
何度も入り直してコースを変えながらアプローチすれば同じルアーでも反応が全然異なることがよくありますのでトレースコースは超重要なのです。
では次にルアーチョイスですが、冒頭でも述べたように
回復バスは鮎やハスなどの魚を意識している個体が非常に多いです。
そこで使用するのはメガバスのお家芸・ミノーです。
使用するのはONETEN、X-NANAHAN、X-80Jr.。
使い分けはX-NANAHANとX-80Jr.はベイトサイズが小さい場合。
小鮎・ハヤなどがを追われているときにシャローレンジはX-80Jr.、ボトム付近まで入れ込みたいときはX-NANAHANと使い分けています。
(※鮎は陸に打ち上っていた個体を撮影しております。各フィールドのルールに従い、無断で捕獲しないようお願いいたします。)
そしてハスやカワムツ・オイカワなどを捕食している場合はONETENを使用します。
アクションはトゥイッチ・ジャーク・ただ巻きを使い分け。
流れが強い ⇒ 連続ジャーク
流れが弱い ⇒ 連続トゥイッチ
冬~春のジャークベイトのような止めの時間はとらず、連続してアクションさせることがカレントをミノーで釣るコツです。
もう1つおすすめなアクションはファインアートフィニッシュカラーのONETENを使用した
超高速ストップ&ゴーです。
高速で巻き×ファインアートフィニッシュカラーを用いることでバスに見切られる猶予を与えず、
本気のバイトを誘発させることができます。
ただし高速巻きはバイトミスや浅掛かりも多い為、食わせの間をとるために一瞬だけストップを入れます。
止め回数は5~6m巻いて1回止める程度です。
6mで1回、3mで1回という風にワンキャストの間で少しランダムにしてみてください。
止めた瞬間に“ドンッ!”っとアタリがでることが多いです。
コツとしては本当に本気で巻くこと。そしてストップは一瞬。
リーリングを止めてラインテンションが抜けたらすぐに巻き始めるくらいでOKです。
高速巻きで反応するジャンルって例えばスイムジグとか他にもあるのですが、ONETENであればミノーのリアルなシェイプとトレブルフックを使える点でバイト率とキャッチ率にアドバンテージがあります。
もちろん他のカラーでもOKですが、対クリアウォーターに対してはファインアートフィニッシュカラーへのバイトが実際多くなっています。
特に鮎がいるフィールドでのFA紀州アユの信頼度はかなり高いですね。
先日もこの釣りでバックウォーターの天才系相手に連発することができました。
但し、腕への負担は大きいので休み休み試してみてください。(笑)
きっと良いバスを連れきてくれるはずです!
~~~タックルデータ~~~
ロッド:LEVANTE F3-66LV
リール:ハイギア
ライン:フロロカーボン 10lb.
ロッド:LEVANTE F5-611LV
リール:ハイギア (※超高速ストップ&ゴーはハイギア以上推奨)
ライン:フロロカーボン 14lb.
ルアー:VISION ONETEN