こんにちは、狩野 陽です。
みなさん、グリフォンが3代目になります。
自分にとっての”グリフォン”は遡ること今から26年前の1998年、ちょうどバス釣りを始めた当時小~中学生だった自分にとって衝撃的だったルアーメーカー”Megabass”からグリフォンがリリースされました。もちろん当時はグリフォンをはじめ、メガバスルアーは簡単に手に入らない高嶺の花でした。
当時、地元の釣具屋ではなかなか手に入らなかった。
そんなレアな存在だったグリフォンを初めて手にできたのは高校生~大学生の頃でした。
使った時の衝撃は…
「えっ、ルアーってこんなに障害物躱すっけ!?」
「狙ったところにキャストがやたらキマる」
「コンパクトなサイズ感の割にけっこー力強く泳ぐんだな」
などなど今でも鮮明に記憶に残っています。
このグリフォンオリジナルリップが驚異的な回避能力を誇っている。
私自身の経験の中で、ただ巻きで時折見せる千鳥アクションや、障害物にコンタクトした時に見せるピンボールエスケープアクションは、多くのバスをバイトさせてくれました。
特に学生という立場上、金銭的にも余裕がない背景もありソフトルアーがメインだった自分にとって、ハードルアーで釣る楽しさを教えてくれた存在がグリフォンでした。
Myグリフォンコレクションの一部。メガバスのマスコット的ルアーですね!
【初代グリフォン〜2代目への進化について】
今回のグリフォンで3代目の進化となりますが、前回は2016年に初代から2代目へ進化を遂げています。
この進化に関して特に感じた点は、障害物やボトムタッチした時のピンボールエスケープアクションの向上。より障害物回避性能がUPし、よりタイトに障害物を攻めることができるようになったことは、アングラー側のモチベーションも上げてくれました。
また、グリフォンのフォルムを継承したのも個人的に嬉しかった点。
1代目と2代目の長さの違いはわずか2mm。
”グリフォン”はいつまで経っても‘‘グリフォン‘‘であって欲しい。
この想いはメガバスファン共通認識ではないでしょうか。
【グリフォン派生モデルの使い分け】
ここでちょっとグリフォン雑談。グリフォンには派生モデルが存在します。
歴代リリースされたグリフォンシリーズ一覧はこちら。
・1998年 初代SR-Xグリフォン
・2001年 初代MR-Xグリフォン
・2003年 グリフォンゼロ
・2004年 ベビーグリフォン
・2006年 ベビーグリフォンゼロ
・2008年 クワイエットグリフォン(SR-X&MR-X)
・2011年 グリフォン6㏄
・2012年 グリフォンBT
・2013年 DDグリフォン6㏄
・2016年 2代目グリフォン(SR-X&MR-X)
・2017年 ウィグルグリフォン
・2018年 グリフォンベイトフィネス(SR-X&MR-X)
僕の釣り部屋にあるルアーホルダーの中心はグリフォン。グリフォンの歴史は深い。
この中で私が特に愛用してきたのが、グリフォンゼロ・クワイエットグリフォン・グリフォン6㏄の3種類です。
私の釣り史におけるグリフォン全盛期を支えてくれたラインナップ!
グリフォン6㏄も良く釣った!シャンパンキンクロは個人的神カラー!
この3つの中でも、最もインパクトある釣りを見せてくれているのが2003年にリリースされたグリフォンゼロ。
リリースから21年。今でも一軍BOXから外せない。
私が使用する場面は、水面下30㎝未満~1mの超シャローや水路などの小場所&水面直下まで伸びきったウィード地帯。
ここに稚ギルを中心としたベイトが溜まっているタイミングで使用します。
特に岸際にブルーギルが溜まっているタイミングはバスのスイッチを入れるチャンス。
トップウォーターしか引けないようなエリアに対し、水面~水面直下を高速リトリーブ&特徴的なサウンドでバスの本能を刺激してきました。
ズタズタについている歯形。絶対にロストしたくない個人的逸品に仕上がっています。笑
バイト時「モワン」と水面が変化を起こす瞬間は本当にエキサイティングです。
また、ネチネチ誘えば虫系ルアーにも。
虫っぽい色もラインナップされてますね!
多種多様な使い方ができる点がアングラー側の使いやすさにもリンクしています。
私はリアフックをフェザーチューンしています。
また、グリフォンシリーズで最も新しいグリフォン ベイトフィネス。
早巻きではなく、スローからただ巻きで活きるグリフォンです。
シルエットは長さ38㎜・重さ3/16ozはベビーグリフォンと同等。ここぞというピンスポットやタフコンディション可で最も効くモデルです。
スピニングでも使いやすいグリフォンですので、「ベイトだと不安」「スピニングで使えるルアーを探している」といったアングラーにも寄り添ったグリフォンです。
【3代目グリフォンへの期待と特徴】
そして本題の3代目グリフォンについて。
3代目グリフォンのスペックは以下の通り。
SR-X:長さ43㎜ 重さ1/4oz 深さMAX1.3m
MR-X:長さ43㎜ 重さ1/4oz 深さMAX2.5m
スペックは2代目と同様。大きな違いは…!?
そしてここからが決定的な違い。
ウエイトがタングステン化されて飛距離やアクションのキレがアップする点です。
まだ、プロト段階のため若干の仕様変更はあるかもしれませんが、グリフォンに新たな風が吹く予感に期待を膨らませています。
リリース時期などはまだ未定ですが、近い内に皆様の手に届きますので、しばらくお待ちください!
それではまた!