皆さんこんにちは。
東京湾奥エリアの加藤です。
前回はこの秋リリースされたゾンクシンペン77の秘めた釣獲力で数釣りを楽しんだお話でしたが、今回は正にゾンクシンペン77の本領発揮というお話です。
秋のハイシーズンを迎えた東京湾奥エリア。
潮周りの良いタイミングには1級ポイントだけでなく、シーバスの釣れそうなポイントに多くのアングラーが訪れます。
今回はそんな混み合うポイントは避け、あえて小場所を選択。
さらにアングラーが少なくなる干潮前後のタイミングを狙い、ランカーハンティングを行いました。
基本的に流れのある場所ではないのですが、更に干潮潮止まりという、一見するとランカーシーバスを狙うようなタイミングではありませんが、僕の経験では数こそ少ないながらもランカーシーバスが潜んでいる可能性が高いポイントの一つです。
水深は深くても1m程度。
ランカーシーバスがステイしている僅かなブレイクラインが狙い処です。
そしてもう一つの狙い処は。
エイホールです。
大型のアカエイが砂泥床に作った深さ20cm~30cm程度の真円の穴です。
そこに静かに身を潜めて、通過するイナッコなどを補食しているランカーを狙います。
特別なテクニックは必要なく、ゾンクシンペン77がボトムに当たらない程度にリーリングの速度やロッドの角度を調整してリトリーブするだけ。
流れが無いのでルアーは着水地点から直線的に戻ってくるのですが、それ故に広範囲を扇状に探ることができます。
ただ巻きでボトムに当たらないスローリトリーブにドスンッと強烈なバイト!!
しっかりと曲がって魚をいなしながらも、主導権を与えずに寄せてくれたのはCookai CK-96MSプロト。
コノシロは確認出来ていないエリアなので、イナッコやハゼを主に喰っている個体でしょうか?
87cm・5kg超のランカーシーバス。
小場所故に連発は難しいので、この夜はこの1本で納竿。
翌日は違うポイントにエントリー。
形状的には似た様な感じのポイントなので、前日と同様に干潮前後のタイミングでランカーを狙います。
狙い処はブレイクライン。
ブレイクラインの2~3m先にゾンクシンペン77を着水させて3秒カーブフォール。
リトリーブを開始した2巻き目にドスン!
Cookai CK-96MSプロトがバットからフルベンドしつつ、強い引きにもヌンヌンと追従してくれるので安心して少し強引なファイトができます。
このポイントにはベイトがあまり多く無いのか、お腹はへこんでいますが、筋肉質な個体です。
全身が水面から飛び出すパワフルなジャンプを見せてくれた、ランカーシーバス86cm。
澄潮や濁りの薄い時はルアーを魚に見せ過ぎないという意味でナチュラルカラーを選択することで、警戒心の強いランカークラスのヒット率も上がってきます。
ゾンクシンペン77での数釣り、そしてランカーシーバスを狙って皆さんも秋のハイシーズンを楽しんでくださいね。