皆さんこんにちは。
東京湾奥エリアの加藤です。
今回は発売間近のCookai SLIM120/140のお話です。
先ずスペックですが、Cookai SLIM120は122mm/12g、Cookai SLIM140は144mm/20gとなっています。
フローティングモデルのスペックとしてはかなりの飛距離を誇るスリムミノーです。
浮力設定はスローフローティング。
着水後にウエイトを戻してリトリーブを開始するとスーっとレンジが入ります。
巻き続けると1m前後までレンジが入るので、狙いたいレンジまで潜らせてからデッドスローやドリフトで狙う事ができます。
120と比べると140の方が深いレンジに入りやすく、レンジ別の使い分けが有効です。
スローフローティングなので汽水エリアでもかなりゆっくりと浮き上がり、狙いのレンジでサスペンド気味に浮遊させることもできます。
また、着水後そのまま巻かずに引き波を出して流すことも出来るので、バチ抜けパターンでも飛距離を要するシチュエーションなどで釣獲力を発揮してくれます。
浮き姿勢は120がリア下がり、140はフロント下がりなので、バチパターンの際は浮き姿勢を考慮してアプローチを変える事もできます。
秋のハイシーズンは潮周りの良いタイミングに有力ポイントにさえ入れば比較的イージーに良型のシーバスを釣ることが可能でしたが、それ以外の時期は潮周りやポイントが良くても一筋縄では行かない難しさもあったのが今年の東京湾奥です。
これからの時期に大きめのルアーやセオリー的なアプローチでバイトが出ない時は、Cookai SLIMを投げてみてください。
表層で反応が無ければ2~3回転巻いて潜らせてからのデッドスローリトリーブがお勧めです。
カラーについては、澄潮ならクリア系やナチュラル系がお勧めです。
少し濁りが入った状況や、流れに乗せてルアーの移動距離を長めに取る場合は視認性の良いチャートやパール系も有効になります。
万能なのはナチュラル系です。
何れも70cm台の良型シーバスですが、この秋には極太のランカーも釣れてきてくれました。
ヒットパターンは着水後にリールを2巻きしてからデッドスロー。レンジは20~30cmといったところでしょうか。
フルキャストした先でのコツっという小さなアタリでしたが、高感度の空海Cookai CK-96MSは遠距離でもしっかりとその情報を手元まで伝え、しなやかなティップが貴重なバイトを確実にフックアップまで持ち込んでくれます。そして重量級のシーバスでも安心して寄せてこれるパワフルなバットのお陰でキッチリとランディングできました。
ベイトの存在はあまり確認できていませんが、おそらくイナッコだと思います。
ベイトが不明な時はイナッコやハゼパターンでも使えますし、これからの時期に接岸するイワシやサヨリがベイトになるシチュエーションでも活躍してくれるはずです。
潜航レンジが1m前後なので、イワシ着きのシーバスや青物狙いにもお勧めのルアーです。
バイブレーションやブレード系のローテーションに加えてみてください。
控え目なタイトローリングアクションは早巻きやジャーク時にも暴れすぎる事がないので、速い動きにしか反応が出ないけれど、アクションが強すぎるとバイトに持ち込めないといった状況下ではかなり頼りになるスリムミノーなのです。
X-80シリーズやワンテンシリーズ、マリンギャングシリーズと併用し、状況によってレンジやアクションを使い分けることで、更にバイトチャンスを増やしてくれます。
特に晩秋から初冬かけてのデイゲーム、冬から春先のナイトゲームでは強い味方になってくれるはずです!
店頭でCookai SLIM120、Cookai SLIM140を見つけた際は是非チェックしてみてくださいね。