こんにちは、小森 嗣彦です。
みなさんにとって、シャッドとはどんなルアーだろう。
私にとってのシャッドは主戦場であるトーナメントシーンにおいて、最も登板する機会の多いハードルアーの一つだ。
手返しよくキャストができ、横方向への誘いから、止めたときの「食わせ」まで持っていけるシルエットと、適度な水流の攪拌は、サスペンド状態のバスを横方向へ誘ってスイッチを入れつつ、ワームのように見せて食わせることが出来る数少ないルアーだからだ。
特にSHADING-X Rはエッジの効いたボディーサイドから生み出される強い水押しで、少し遠くにいるバスを寄せることができ、近づいてきたバスは、ボディー後方へ抜けるように流れる弱い水流と、微波動的なハイピッチロールアクションで口を使わせることができる。
メインにオリジナルサイズの62を使いつつ、75と55をそれぞれベイトサイズに合わせたシルエットチョイスとレンジセレクトの2パターンで使い分けをしている。
水深1.5mまでのレンジを狙うには55。
2m前後ならオリジナルの62。
3mまでを狙うなら75をチョイスする。
75は少し大きく、55は少し細かいアクションでそれぞれのレンジにおいて最適な水押しでバスの注意をひくことができる。サスペンドタイプであることも、バスとルアーの距離が縮まりにくい、冷え込みや薄濁りが発生した時に嬉しい設定になっている。
トリッキーなアクションがより出やすくなった、“R”だが、タダ巻きでももちろん釣れる。
リーリングスピードはスロー~早巻のどちらにしても、使う側の意図を汲んだような泳ぎをしてくれる。
手元に伝わってくるバイブレーショ感なども含め、群を抜いた使い勝手の良さ、そしてサイズバリエーションが様々なシーンに対応してくれるため、トーナメントシーンでSHADING-X Rは欠かせないルアーとなっている。
SHADING-X R アクション動画