“怪魚ハンター”の小塚です。全国的に梅雨入りしましたね!
雨が降ったらナマズ釣り・・・「BATRA-X」が今年もデリバリされています!
元々は僕のブランド・モンスターキスでライギョ用に作ったフロッグを、メガバスさんと一緒にナマズ用にカスタム、伊東社長のアイディアでブラックバスにも対応させた・・・そんな“怪”なる開発史を持つフロッグです。
特徴的なカップ&ランブルテール構造とそれによるアクションに目が行きますが、カップ含め全身ソフトボディなのでぶつけても破損しないことがキモ。
昨今のハイプレッシャーフィールドで、大きなアドバンテージになっています。
モンスターキスのスタッフたちは、そんな「BATRA-X」ならではの特性を利用して、対岸に乗せてから落としたり、“壁ドン”(壁にぶつけてキワキワにソフトに落とす)など、一般的なプラグでは難しい攻略法でいい思いをしていますよ!(参考レポートはコチラ)
さてさて。
先述したような開発ルーツがある故、テスト段階から淡水3種(ライギョ・ナマズ・ブラックバス)に良かったのはもちろんなのですが、リリースした昨年はそれ以外の魚種での釣果も聞かれました。
面白かったのは、チヌでの釣果!
近年、ポッパー等のトッププラグでの釣りが人気ですが、全身ソフトボディで音質が違うBATRAーXがローテーションのアクセントになることも。
まぁ何より、チヌにフロッグという意外性が“映える”(死語?)わけで・・・笑。
アシストフックが装着できるBATRA−Xなら、こんな意外性のある写真も撮れちゃう訳です。
意外なところでは、なんとタコ!
サイトで沈めて使ったという南国のタコ、抱く力が強いからか、アシストフックではなくメインフックでフックアップ。
タコーレシリーズでは攻略が難しい、複雑な障害物周りでのタコ攻略に“次の一手”になる・・・かも?
話が飛躍してしまいましたが、とはいえやはりメインは、ライギョ、バス、ナマズの“ご近所三大怪魚”(笑)
自分はこれからの時期、下写真のようにBATRA-Xをそれぞれのターゲット寄せてカスタムしたものを数個用意し、PE6号直結のベイトタックル1本だけ持って夕涼み&朝の散歩へ。
手前列左からライギョ用の通称“ダンゴ”(トランスフォーム4にブレード追加)、ライギョを想定し、鼻先をPEラインで縛り補強。
手前中央はバス用のランブルテールモード(トランスフォーム2)。早巻きでテールを回転させ、バズベイトのように使ったり、連続ジャークしてポッパーのように使うのが王道。
裏技として、アシストフックを外しテールの浮力を生化した状態では、デッドスロー引きでウネウネと動き、カバーのポケットでもジョイントベイトのような使い方ができます!
手前右は、今回仕様したナマズモード(トランスフォーム3にブレード追加)。カップは接着剤で固定、メインフックを切断してアシストフックだけにしています。
参考までに、奥は“ご近所三大怪魚”全対応の、通称“ペラ”(トランスフォーム4にバズペラを追加)。
アジアのライギョ釣りで多用するチューンですが、日本でも初場所の開拓などテンポよく探る際に、魚種問わず投入します。
カラーに関しては視認性と好みで選んでもらえればと思いますが、個人的に「GLXシルバー」、通称“アカメ”は、是非にとラインナップに加えてもらったレコメンドカラーです。
シンプルなカラーですが、BATRA-Xを小魚のイメージで投じる際に多用しています。
下写真のナマズも、釣り上げゲロゲロと吐き出したのは……カエルではなく、小魚(ウグイ)。
ちなみにこの個体は、オスの咬み傷が多くみられるメスでした。
梅雨時期は産卵も絡むので、ランディングネットを持参して撮影時にはその上に置くなど、そのあたりにも気を使ってあげられるとスマートですね。
そうそう、ご近所系でもう1種いました!
特にこれからの時期、流れ込みについて流れてくるカエルを狙っている(っぽい)コイは、「BATRA-X」に反応しやすいのです。
これで“ご近所怪魚四天王”になるかな?笑
偶然ではなく、アプローチ次第で狙って釣れますよ!
本気丸呑みも多いですが、じゃれつくようなバイトも……アシストフックが装着可能な「BATRA-X」なら、キャッチ率も高いです。
良い日には80アップが複数本……“コイ・フロッグ”、近所でパワーファイトを楽しみたい方にオススメです。
そんなこんなで、さまざまな使い方ができ、さまざまなターゲットにアジャストしていけるBATRA-X、2022年版のトリセツでした!
固定観念に囚われず、さまざまなターゲット・シチュエーションで楽しんでみてくださいね!